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大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

6/4 イソヒヨドリ 今週後半には巣立ちか。

2011年06月04日 | Weblog
 今日はコメボソムシクイの声も聞こえない。
 大阪城公園駅前でハクセキレイ1羽。大きなムカデと格闘。しばらく突いたり振り回したりして、動かなくなるとくわえて東の空へ消える。

 南外堀をのぞいているとカルガモ2羽が飛んできた。着水するかと目で追っていると再び上昇して石垣の一番上にとまる。ちょうど豊国神社の裏辺り。
 1羽はしゃがみ込んで落ち着いてしまった。

 ササゴイが南外堀から飛び西外堀へ。北外堀では石垣に1羽。
 コアジサシは第二寝屋川で1羽飛び回る。ときどきホバリングして飛び込もうとする。
 早朝の空をダイサギ20羽が、北東へ飛翔通過との観察情報。

 空堀で今日もイソヒヨドリ♂が現れる。待っていれば♀も出てくると思う。今週中には雛は巣立ちすると思われるため、もうすぐ見られなくなるだろう。

●今日の観察種。情報含む。
 シジュウカラ、ハクセキレイ、メジロ、コゲラ、カルガモ、ササゴイ、カワウ、カワラヒワ、ダイサギ、イソヒヨドリ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コアジサシ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。

6/3 イソヒヨドリ今日も盛んに餌を運ぶ。

2011年06月03日 | Weblog
 大阪城公園に着くと、遠くからシジュウカラのさえずりが聞こえる。緑は大きく育ってうっそうと。
 沖縄復帰の森から南外堀への途中でシジュウカラの群れに出合う。頬が薄い黄色で羽色なども全体に淡い。いかにも幼い印象。次々枝移りしていくのを数えると9羽。大阪城ホールの横でも幼鳥4羽。

 コメボソムシクイ、今日は市民の森、音楽堂西側上、愛の森の3か所で計4羽が ※「ジジロジジロ」 とさえずり。
 
 今日も空堀の太鼓やぐら跡でしばらく待つ。やがてイソヒヨドリの♂が現れて、西の丸庭園の木にとまって庭園内に見えなくなる。
 ♀を撮影したくて待っていると、いつもの石垣の角に突然現れる。後ろ姿なのでファインダーをのぞきながら、横を向いて!と心の中で声をかけるとスッと姿勢を変えてくれた。 ラッキー 「ありがとう!」 と数枚シャッターを押すと飛び立つ。

 天守閣東配水池でキビタキ♀観察と。コサメビタキと識別に悩むサメビタキ。西の丸庭園でヨタカなどの情報。

●今日の観察種。情報含む。
 シジュウカラ、コメボソムシクイ、カワウ、カルガモ、ササゴイ、ツバメ、カワラヒワ、イソヒヨドリ、キビタキ、サメビタキ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨタカ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。


※5/30のブログにコメントをいただきましたので、あらためて簡単に説明。(鳥も少なくネタが無いのも理由です。)

◎亜種コメボソムシクイについて、

メボソムシクイ(種)には複数の亜種がある。大阪城公園では春の渡りの時期に 「チョリチョリチョリチョリ」 と鳴く亜種メボソムシクイがよく観察される。渡りの後半になると 「ジジロジジロジジロ」 と鳴く亜種コメボソムシクイがよく観察される。
この亜種コメボソムシクイについては十数年前から異論があった。

ごく大雑把に言うと、亜種メボソムシクイは日本で繁殖。亜種コメボソムシクイはシベリアで繁殖。亜種オオムシクイはカムチャッカ、サハリンで繁殖。

シベリアで繁殖の亜種コメボソムシクイの鳴き声は 「ジジジジジ」 一方、カムチャッカ、サハリンで繁殖の亜種オオムシクイの鳴き声は 「ジジロジジロジジロ」 であることが分かっている。
すると、日本で亜種コメボソムシクイと言っているものの声は、亜種オオムシクイの声。

近年の研究では、鳴き声だけでなくDNAや形態などから、日本を通過する 「ジジロジジロ」 と鳴くのは亜種オオムシクイだとされている。

日本鳥類目録改訂第6版では、亜種コメボソムシクイとなっているので、私の記録はそれに従っている。ただし、改訂第7版が出るらしいので注目している。

6/2 ジュウイチ、サンコウチョウ、イソヒヨドリ。

2011年06月02日 | Weblog
 梅雨の間の晴れ。予報を見ると、今日から土曜日までは雨は降らない様子。 6月に入ったが、それなりに鳥たちに出合えるのがうれしい。

・ハクセキレイ=みどりのリズムで1羽。せわしなく動き回る。多分子育てに忙しいのだろう。

・ジュウイチ=市民の森で 「ジューイチィ・ジューイチィ」 の大きな鳴き声。飛来時期が6月と遅いようだが、杜鵑は自分で巣を作ったり、抱卵したりする気が元から無い。
 託卵する相手が、卵を産む頃に到着すればいい。ジュウイチなら、コルリ、コマドリ、オオルリなどがそろそろ卵を産む頃だと日本に帰ってくる。人の感情から言えば嫌な奴!

・サンコウチョウ=飛騨の森で♀1羽との情報。よく鳴くとのこと。本種は♂♀ともさえずる。種によって♂だけ、あるいは♂♀ともさえずる。
 ♂のみさえずるとされている種でも、時には♀のさえずりが観察される事がある。オオルリやキビタキの♀がさえずっていてもおかしくはない。自然観察の世界は、下手な知識を持たないで見る事。これが素人の強み。

・コメボソムシクイ=市民の森、一番やぐら、六番やぐら、豊国神社、愛の森など5か所で 「ジジロ・ジジロ」 のさえずり。

・イソヒヨドリ=空堀前で待っていると現れる。初めは♂。しばらくすると♀も。ともにムカデなどを捕食すると東へ飛び去る。子育てに一生懸命だ。そのせいか間近で見ていても気にしない。と言うか向こうから目前の石垣に飛んでくる。
 
・コアジサシ=第二寝屋川を4羽が飛翔。下流方向へ飛んで行く。
 帰途、大阪城公園駅の東側の、大阪車両工場跡地へ観察に向かう。3羽のコアジサシが地面で動かず、抱卵中と思われる。上を4羽が飛び回る。
 この場所は清掃工場の予定地となっているが、地元住民の反対運動もあってか、大きなフェンスに囲まれてそのままになっている。 

・アオバト=市民の森で1羽の観察情報。

・シジュウカラ=各所で出合う。沖縄復帰の森では幼鳥6羽の群れ。

・ツバメ=沖縄復帰の森、人工川、空堀、飛騨の森など低く飛び回る。計8羽。

●今日の観察種。情報含む。
 アオサギ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ジュウイチ、サンコウチョウ、コメボソムシクイ、ツバメ、カワウ、イソヒヨドリ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コアジサシ、アオバト、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。