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大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

やっぱり極端に少ない 2021.11.26

2021年11月26日 | Weblog
 今朝は前回と同じ服装で行ったがまったく寒くなかった。そのわけは気温が数度高かった事と風がなかったから。
 いつものコースを歩く。マダムやともちゃんに出会う。梅林南側上さくら広場の梅林側の植え込み(ウバメガシ)が全て撤去されるとの張り紙。
 この場所は春秋の渡りの時にコマドリ、コルリ、ヤブサメ、ノゴマなどなど多くの野鳥が利用する重要な場所。管理者たちはこの植え込みの意味は分かっていないだろう。

 大阪城公園は野鳥にとって少しずつ居心地の悪い場所になっていく。大都市の中央にある大きな空間。決して無駄な空間ではない。と言うより人の未来のため必要な空間。

 高度に進化した人類は心を病む。それを治せるものがあるとすれば自然。川の流れや緑の景色。大阪城公園の緑を削ることは人類の未来を削ると言うこと。

 「Today birds, tomorrow men(今日の鳥、明日のヒト)という標語がある。自分たちの未来を知るには鳥を見れば分かる。
 大阪城公園の広い空間は無駄じゃない。

・オカヨシガモ 56 すべての堀。本種は興味をそそられるカモ。年明けのガンカモ調査の結果が楽しみ。
・ヨシガモ ♂♀ 2 東外堀。
・ヒドリガモ 102 すべての堀
・マガモ 6 西外堀、内堀
・カルガモ 3 東外堀
・ハシビロガモ 43 全ての堀
・コガモ 25 東外堀、南外堀
・ホシハジロ 10 南外堀、西外堀、内堀
・キンクロハジロ 43 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・オオバン 53 すべての堀
・メジロ 16 各所
・ウグイス 3 もみじ園、音楽堂西側上、人工川
・アオジ 2 音楽堂西側上
・ハイタカ 1 梅林上空飛翔
・ハクセキレイ 4 東外堀、梅林
・カイツブリ 1 南外堀
・カワウ 4 西外堀

■■カシラダカ(1993.11.27 ヘリポート)
 郊外へ行けばごく普通の鳥でも、この公園では珍しいという鳥がある。このカシラダカも、今まで観察されたことはないようだ。
 教えられたヘリポートへ行ってみると、下の方から「チッ・チッ」と地鳴きが聞こえてくる。これは!と思わず体が熱くなる。
 下に降りようか、ここで待とうか迷っているうちに、下から飛び上がってきて枝にとまった。そしてわずか数秒で飛び去った。
 数枚のシャッターを切ったが、興奮から冷めて冷静になると、60分の1では露出オーバーではなかったかと気になりだした。あらためて測光してみると125分の1も必要だったようだ。
 その時は測光しなおす寸秒もなく、瞬時に勘でセットしたが、空に抜ける構図の場合はいつも迷う。時間に余裕があれば必ず前後の露出も撮影するが、時間的にも心の余裕もなかった。
 数日後出来上がったポジを見ると、やはりオーバーになっていた。いつか再会の機会もあると思うが心残りな結果となった。