大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

雨に降られ逃げ帰る 2021.9.12

2021年09月12日 | Weblog
 大阪城公園へ向かう途中、第寝屋川を見るとダイサギが2羽。コサギやアオサギはいつも見かけるがダイサギは珍しい。大阪城公園の記録範囲外だが。
 そう言えば以前、大将と立ち話の中でたくさんのダイサギが居たと言っていたのは、この場所だったと思い出した。確か7~8羽と言ってたような記憶。

 公園についてすぐ小雨がぱらぱら。・・ん。晴れの予報だったはず。ともかくジョーテラスの歩道の下で雨宿り。
 ウオーキングのグループが待ち合わせしていた。晴れとなってたのに、今朝から予報が変わったとか口々に。

 ちょうどI氏が通りかかる。用意していた傘を持って出るのを忘れたので、もう帰ることにしたと言う。彼から今日の観察情報を聞く。
・キビタキ ♀型 1羽 音楽堂西側上
・オオルリ ♂若 1羽 天守閣東側配水池
・コサメビタキ 1羽 天守閣東側配水池
・サンコウチョウ 2羽 天守閣東側配水池、愛の森
・ムシクイ 2羽 愛の森

 携帯で天気予報を確認すると午前中は雨になっている。せっかく出てきたが諦めて帰る事にする。
 昨日はこの秋2羽目のアカショウビンが飛騨の森、梅林、梅林南側などで観察され、カメラマンたちが大変にぎわったようだ。今回はアカショウビンにしては珍しく、多くの方が撮影成功された。
 
 10日の金曜日には、チゴモズが飛騨の森で観察撮影されている。私はアカショウビン以上に驚きのニュース。ちょうど昨年も同じ時期に梅林南側で観察撮影されている。
 
 チゴモズは大阪城公園で記録されている鳥の中では、コウノトリと並んで最も絶滅が心配される鳥だ。環境省のレッドリストで絶滅危惧IA類 (CR)=ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高いもの=にランクされている。

 それが、大阪城公園で2年連続観察されるとは驚き。しかも幼鳥だ。きっと生駒など近辺の山辺で繁殖しているのだろ。大変貴重な記録だ。当日の様子をもっと詳しく知りたいと思う。

★ ★「先日チゴモズを観察撮影された方へ。当日の状況などを知りたく思っています。ぜひご連絡をいただきますようお願い申し上げます。」

■■ダイサギ(1996.2.15 城南地区人工川)
 昨年この公園に初めてやってきて春まで楽しませてくれたダイサギ。跗蹠が黒いところから、亜種ではチュウダイサギになる。夏鳥として飛来するが時には越冬するものもいるらしい。
 昨年は何らかの拍子に間違って大阪城公園に来てしまったのだろうと考えていた。無事に繁殖地まで戻れたかと心配もしていた。
 そんな訳で今年もやってくるとは予想もしない事だった。居心地が良かったのだろうか。主に南外堀と西外堀で見ることが多い。人工川へ採餌にやって来ることもある。また高く舞い上がって南の空へ消えていくこともある。ダイサギにとって大阪城公園はどんなところなんだろうか。
 家族連れがやってきてツルがいると話している。首を縮めていればそうでもないが、すっと伸ばして立っているとツルに間違われても、しかたないかも知れない。
 私だって鳥を始めるまでは全く知らなかったのでダイサギはもちろん、コサギの名でもあやふやだった。白鷺の大きいやつとか鶴とか思ってしまうだろう。当人はサギでもだますつもりでないが。
コメント (4)
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