モーサム、バイン、トライセラ聴いてる。
あと1ヶ月ちょいで今年も終わりですね。
今年は、まあ色々頑張ってやって来ましたけど
出会いがあったり
別れがあったり
その形も様々ですけど、何だかんだいっていい一年だったのかな・・・って思います。
そうやって思えるのはきっと毎日必死だったっていうか
周りから見ればそうでもなかったかもしれないですけど、自分なりにその時その時を越えようと色々とやってたからで
逆に言えば、そういう苦労とかがなければ、毎日なんて記憶にも残らないものなのかな、ってのは
最近よく考えている事ですね。
あの時辛かったな~、とか、疲れてたな~っていうのがある種の生きた証しにもなっている、という。
そういう風に考えると色々と複雑ですけどね。
でもまあ
個人的な私生活、身の回りからすれば悪い一年ではなかったと思う。
災害等もあって、実際にいくつか困った事もありましたけど、それを抜きにして考えれば。
そんなこんなで、そろそろ年末のまとめ作業に入ろうかな・・・って考える今日この頃です。
物を詰めっぱなしの押し入れもそろそろ何とかしなくては。
【第77回】 やさしい動物/ゆらゆら帝国
最近ずっと聴いている「空洞です」から一曲。
これぞ行き着く果ての音楽だよなあ・・・って感じで
非常に心地が良いんですが
この曲は自分を動かす表現やものを必死に求めて、彷徨っている曲で
そのダウナーな感じと
今にも崩れ落ちそうな危うさが聴いててクセになる、そんな脆弱さの表現が堪らない曲ですね。
昔ながらのブルース、馴染み易いメロディもまた絶品って印象の曲で。
生きてると感情の行き場がない時がちょくちょくあって
何かに腹立てたり
空しくなっても
そのぶつけどころが見当たらない事なんてしょっちゅうじゃないですか?
そんなもん自ら腹に抱え込むか、誰かにあたるか、そのどっちか程度しかない訳で
でも決して後者は選びたくないから
不本意にも前者を選び取るしかない、っていうね。
そういうオートマティックな不毛に疲れ果てた時に聴きたい一曲といいますか
めちゃめちゃ胸に沁みたりするんですよねえ・・・。
「行き場のない魂」って表現が
個人的には凄くしっくり来ますね。行き場のない感情やら思いやら、そんな思念の集合体のようにも思えますからね。
この世界や社会自体そのものが。そんな現状に嫌気が差した時に、そっと聴いて、そっと魂が安らぐような。
そんな豊かな表現力と切実さが光る一曲です。この後の流れもいいので、単体で聴くのも素晴らしいけど、是非アルバムの流れでも、と。
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