君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

ZETMAN 第1話「未熟な感情」 感想

2012-04-07 01:48:16 | 2012年 春アニメ




関東でやるの遅すぎだよ!(ぉ




掲載誌こそヤングジャンプですけど、これ本当に少年漫画の作りそのものですね。
やっぱり桂正和ってナチュラルボーン少年漫画家なんだなあ・・・とか思わざるを得ない一話目でした。
孤児という設定から頼れる大人との出会い、敵との対峙、そして覚醒までもう少年漫画ならではのカタルシスのオンパレード!
かつてはラブコメで一世を風靡した作者ですけど、本当にやりたかったのってやっぱりヒーローものなんでしょうね。
ウイングマンとかあったしね。
個人的には小学生の時に親父の部屋でドキドキしながら電影少女読んでた事を思い出す。
むしろあの漫画のが今考えると青年誌的な感じがしちゃうねえ。

凄く完成された一話目でした。起承転結がしっかりしてるっていうか
その上で先を匂わす演出も冴えてるし
申し分の無い出来なのは間違いなかったと思う。キャラの心理描写もしっかりしてたしね。
ただ、個人的に心配なのは原作の出てる量に対してワンクールっていうのはどうなんだ?って事
昔同じくヤングジャンプでアニメ化された「GANTZ」が結構中途半端な所で終わってた印象が個人的にあるので
面白いけど、続きが気になるけど、同じ轍を踏まないかどうかだけが心配な部分ではありますね。
ただ、感想書きたくなるくらいにはカタルシスを受けた一話であったのは確かです。
始まりがベタだったので途中まで若干集中力切れてたけど
やっぱ何だかんだで昔からの王道の力って強いなあと実直に思えた初回でした。
原作雑誌で読んでたけどほぼ全部忘れてて自分の記憶力にもまた驚きました(笑)。




水準の高い少年漫画を楽しめた感覚、この一話だけでもある程度作品として成立してた気がする。
後は本当に1クールでちゃんと締めれるのか、に期待って感じですかね。
そこをクリア出来たら良作足りえると思うけど。どう転ぶか。




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