（アニメ）未来日記 第18話「混線」 感想

心の拠り所。




由乃の過去の一部が語られましたが、これまたガッチガチの狂った家庭だったんですね。ある意味らしいとも思いますが。
雪輝のお嫁さんになる、って目標を課した事で人生に意味を見出したんだろうけど
正直言えばもうあの時点で半分人生を捨てたようなものだから
よっかかる対象が欲しかった。
だからこそ、心の優しい雪輝を自分の心の拠り所にしようとした。それであんなストーキングされちゃ困りはしますけど（笑）。
まあ無事（？）フラれたって事で万事解決、そっから本格的な付け回しが始まった訳ですね。
客観的に観れば狂ってるけど、その源泉は純粋な寂しさからでもあったと思いますね。

一方で、雪輝の父親も狙われて死亡。刺客か、それとも・・・？何にせよこれで二人とも両親を失って
いよいよ雪輝も本格的に由乃の元に寄り掛かざるを得なくなった。
だって一人で生きるのはあまりにも辛すぎるもの。
同じ境遇になった事で
お互い分かり合える部分だってきっと出てくると思うから、是非ここからは二人頑張って目標まで辿り着いて――――


その後は、どうするんでしょうね。それは正に神のみぞ知る、でも個人的に思ったのは
誰もがその結末を気にしながらずっと見てる訳で、
それ考えるとこの恋人同士が～ってコンセプト自体秀逸っていうか中々ショッキングな設定ではありますよね。
この後の展開は知ってても書きませんけど、由乃と雪輝って何気に素敵な二人だと個人的には思いますよ。
（本当は）弱いもの同士が支えあってるって構図が好きなんですね、自分は。

父親が罪の意識を取り戻したのは憎み切れずに終わって後悔も残ったでしょうが
ある意味それも救いと言っちゃあ救いですよね。
両者にとって。
雪輝に明確な意思が芽生えた今、ここからの加速っぷりにも期待って事で。冬に観るには最適の沁みるお話でした。合掌。