明日から/サカナクション 11.11.23

まだまだ寒さは余裕です。




あと一週間も経てば12月なんですね・・・いよいよ年末が近づいてきて
心なしかワクワクもしてますが、
1月になれば
また週明けの月曜日みたくフラフラしながら「がんばんぞー」って言ってるのを思うと
流石にこの感情が単なるまやかしだって事に気付いてしまうのですが（笑）。
ま、踊れる時に踊っときましょ、って事で。
私の場合はいつも年末って仕事がない、っていうか結構早くに終わってしまうのでね
その分計画も建て易くて助かるっていう。

震災の影響で、仕事は少なくなりました。
直後なんて
そりゃもう露骨でしたけど、それでも今こうやって普通に生活出来ている事に感謝しつつ・・・
またおぼつかない足元のまま、明日へ向かって行こうって思う今日この頃です。





【第82回】　明日から/サカナクション




サカナクションの最高傑作はやっぱり「kikUUiki」だと思う。
出す度に最高傑作！って感じでしたが
新譜は
割とこのアルバムの延長線上のような気がするんですよね。それはそれで悪くはないけど
やっぱり「目が明く藍色」以上のラストっていうのは難しく
これが一番カタルシスのある終わり方だ、って個人的には思うんですけどね。ここまで荘厳に終わると流石に気持ちも抜群に上がります。
それ以上に
やっぱりこのアルバムが一番通に向けたアルバムといいますか
それは別に自分が通だって言いたい訳ではなく
一番正しくアングラと流行の中間を上手く表現出来ている気がするんですよ。
その考えは当時から何も変わらない
そもそも、そんなコロコロ変わるような考えならば、更新する意味すらないですからね。

その中から一曲、って考えた時に
先に思い浮かぶのがこの曲「明日から」。
都合の良いタイトルに思えて
実際は
そんな都合の良さを皮肉って嘆いている、でも音は最先端で格好良い、っていう
正にサカナクションにしか出来ない表現
サカナクションならではのリズム。
この曲ってファン人気的には別に高くはないかもしれないですが
個人的な好感度はめっちゃ高い曲ですね。
無力感をここまで聴きやすく昇華しているそのセンスには驚かされます。
その他にも「壁」だったり「アンダー」だったり、繋ぎの位置に扮する曲が名曲レベルだったりするから
このアルバムは本当に侮れないねえ・・・って事で。
洗練度なら恐らく一番、その中でも特に記名性が光る「明日から」は実に素晴らしい一曲。

あと、
今更「アルクアラウンド」に再ハマり中。あの強烈なイントロは何度聴いても格好良い！