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今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

心の変化

2012-12-25 21:45:54 | GM
何年も前、よくお邪魔していたGMサイト様に久し振りに立ち寄らせていただきました。

こちらの管理人さまはとても穏やかでユーモアもある素敵な方です。
お仕事がお忙しいのか、この1年、ブログも更新されていないようでした。

それでも、このサイトの管理人さま宛に託された、沢山のお話達はそのまま残っていました。

(良かった)

何だか、懐かしくて、くすぐったいような気持ちで、昔読んだお話をまた読み返しました。


その中でも私が一番好きだったお話。
初めて読んだ時には物凄く悲壮感を感じていたのに、今日、再び読んだ時には清々しささえ感じました。

ああ、私の心の何かが変わったのだ。
でも、やはりその話が大好きなのは変わらない。


地球編のタケルは、時には死を望みながら、それでもひたむきに生きています。
61話と62話はそのタケルの姿を一番よく現していると思っています。


ああ、やっぱりゴッドマーズのストーリーはよく練られている。
2クールで終わる筈だったのが、延長に延長を重ね(今じゃ考えられないですよね)、最終的に64話まで続きました。
その分、タケルの悩みや苦しみも長引いた訳ですけど(苦笑)
マルメロ星編でプラスとマイナスを描ききれなかったのが惜しまれるところですが、あれはあれでも良かったんじゃないかと思っています。
タケル自身がフローレに自分の姿を重ね、生き方を見直したと思えるから。
大好きなのは地球編ですが、ギシン星編だって良く出来たストーリーなんですよ。
ロボット物に名を借りた人間ドラマでしたもの。
見る側の心の隅をうまく突き、この先どうなるのだ?と次を見ずには居られない緊張感。
地球を守る主人公(ヒーロー)の筈なのに、地球人との間に生じる軋轢とか。
ぜんっぜん子供向きじゃありませんでした(笑)

もっとも、プロデューサーの御方やストーリー構成のF川氏は、敢えてソレを狙っていたらしいですけど(笑)
まんまと思うツボに嵌った当時の中高生女子達(爆)

まあ、GM本編の話は置いといて。
感受性が高い時に見たせいなのか、二次創作も本当に人それぞれで、色々な人のお話を読むのがとても楽しいです。
リアルで今でも二次創作を、サイトをやっていらっしゃる方は少ないですが、でも30年前のアニメが未だにファンの手によって、色々な物に紡がれているのも素敵ですよね。
奇しくも昨日は、本放送の終了日。(当地方は遅れて放映だったので、最終回は1/7でした)
あのエンディングを観た後は放心状態だったような…、泣いていたような。
当時はビデオなんて高嶺の花で、ごく少数の家庭にしか無かった時代。
TVの音声をカセットデッキで録音し、普通のカメラ(当時は全てマニュアル操作のカメラしか無かったのよね)で画面を撮影してました。
その録音テープと写真は今でも手許に残っています。

ああ、話が逸れた。

前出の一番好きなお話が始めてネットに上がったのが6年前。
この6年の間に、自分では気づかなかった心の大きな変化があったようです。
6年前には悲壮感しか感じなかったお話に、今は清々しささえ感じる。
不思議ですね、人の心って。
同じ人間が同じお話を読んでいるのに、全く正反対の印象を持つなんて。
それは、もしかしたら私がこの年齢になって、ようやく当時の製作側の意図を汲み取れるようになったからなのでしょうかね(微苦笑)

そう。
人は常に変わり続ける。
生きている限り、変わり続ける。
良い方に変わる時もあれば、悪い方に変わる時もある。
悪い方に変わってしまった時は、良い方に変わる為の準備期間だと思えばいい。

GMは、やはり心の襞に深く染み入る話だったんだなあ。

追伸
GMとヤマトとどちらが好きか?
と、問われることがありますが、私には答えようが無いんです。正直。
敢えて言うとすれば、ヤマトは群像劇の物語。その象徴が古代進。で、私は古代くんのファン。
GMは明神タケル(マーズ)と言う個人に焦点を絞り、タケルの成長と、タケルを通して宇宙と地球との関係を紡ぐという話。
そう。元々の土台が違うから比べようが無いんですよ。
ヤマトはその世界を俯瞰して観たい作品。
GMはタケルにシンクロして観たい作品。
そんな感じなのです。
ううむ。やはり難しい(汗)