日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1063)「少なくとも1個」について。

2022-04-16 20:50:38 | 論理

(01)
【高校 数学A】 確率10 余事象2 (12分)
[練習]赤玉3個、白玉2個、黄玉4個が入った袋から3個の玉を同時にとりだすとき、少なくとも1個は赤玉が含まれる確率を求めよ。
(02)
(ⅰ)
1     (1)   Ra∨ Rb∨ Rc  A
 2    (2)  ~Ra&~Rb&~Rc  A
1     (3)  (Ra∨Rb)∨ Rc  1結合法則
  4   (4)  (Ra∨Rb)      A
   5  (5)   Ra          A
 2    (6)  ~Ra          2&E
 2 5  (7)   Ra&~Ra      45&I
   5  (8)~(~Ra&~Rb&~Rc) 27RAA
    9 (9)       Rb      A
 2    (ア)      ~Rb      2&E
 2  9 (イ)       Rb&~Rb  9ア&I
    9 (ウ)~(~Ra&~Rb&~Rc) 2イRAA
  4   (エ)~(~Ra&~Rb&~Rc) 4589ウ∨E
     オ(オ)           Rc  A
 2    (カ)          ~Rc  2&E
 2   オ(キ)       Rc&~Rc  オカ&I
     オ(ク)~(~Ra&~Rb&~Rc) 2キRAA
1     (ケ)~(~Ra&~Rb&~Rc) 34エオク∨E
(ⅱ)
1    (1)~(~Ra&~Rb&~Rc)  A
 2   (2)~( Ra∨ Rb∨ Rc)  A
  3  (3)   Ra           A
  3  (4)   Ra∨ Rb       3∨I
  3  (5)   Ra∨ Rb∨ Rc   4∨I
 23  (6)~( Ra∨ Rb∨ Rc)&
         ( Ra∨ Rb∨ Rc)  25&I
 2   (7)  ~Ra           36RAA
   8 (8)       Rb       A
   8 (9)   Ra∨ Rb       8∨I
   8 (ア)   Ra∨ Rb∨ Rc   9∨I
 2 8 (イ)~( Ra∨ Rb∨ Rc)&
         ( Ra∨ Rb∨ Rc)  28&I
 2   (ウ)      ~Rb       8イRAA
    エ(エ)           Rc   A
    エ(オ)       Rc∨ Rc   エ∨I
    エ(カ)   Ra∨ Rc∨ Rc   オ∨I
 2  エ(キ)~( Ra∨ Rb∨ Rc)&
         ( Ra∨ Rb∨ Rc)  2カ&I
 2   (ク)          ~Rc   エキRAA
 2   (ケ)  ~Ra&~Rb       7ウ&I
 2   (コ)  ~Ra&~Rb&~Rc   クケ&I
12   (サ)~(~Ra&~Rb&~Rc)&
         (~Ra&~Rb&~Rc)  1コ&I
1    (シ)~~(Ra∨ Rb∨ Rc)  2サRAA
1    (ス)  (Ra∨ Rb∨ Rc)  シDN
従って、
(02)により、
(03)
①    Ra∨ Rb∨ Rc
② ~(~Ra&~Rb&~Rc)
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(03)により、
(04)
R=赤い。
であるとして、
① aは赤いか、または、bは赤いか、または、cは赤い。
②(aが赤くなく、その上、bも赤くなく、cも赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
{すべてのx}={a、b、c}
とすると、
① aは赤いか、または、bは赤いか、または、cは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(06)
① aは赤いか、または、bは赤いか、または、cは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
といふことは、
少なくとも、1つ以上のxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
といふことである。
然るに、
(07)
少なくとも、1つ以上のxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
といふことは、
① あるxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(08)
(ⅰ)
1  (1) ∃x( Rx) A
 2 (2) ∀x(~Rx) A
  3(3)     Ra  A
 2 (4)    ~Ra  2UE
 23(5) Ra&~Ra  34&I
  3(6)~∀x(~Rx) 25RAA
1  (7)~∀x(~Rx) 136EE
12 (8) ∀x(~Rx)&
      ~∀x(~Rx) 27&I
1  (9)~∀x(~Rx) 28RAA
(ⅱ)
1  (1) ~∀x(~Rx)  A
 2 (2) ~∃x( Rx)  A
  3(3)      Ra   A
  3(4)  ∃x( Rx)  3EI
 23(5) ~∃x( Rx)&
        ∃x( Rx)  24&I
 2 (6)     ~Ra   3RAA
 2 (7)  ∀x(~Rx)  6UI
12 (8) ~∀x(~Rx)&
        ∀x(~Rx)  17&I
1  (9)~~∃x( Rx)  28RAA
1  (ア)  ∃x( Rx)  9DN
従って、
(08)により、
(09)
①  ∃x( Rx)
② ~∀x(~Rx)
に於いて、
①=② である(量化子の関係)。
然るに、
(10)
①  ∃x( Rx)
② ~∀x(~Rx)
といふ「述語論理式」は、
① あるxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
といふ「意味」である。
従って、
(01)~(10)により、
(11)
少なくとも、1つ以上のxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
といふことは、「述語論理」として、「正しい」。
然るに、
(12) 

少なくとも、1つ以上のxは赤い。
②(すべてのxが、赤くない)といふことは無い。
に於いて、
①=② である。
といふことは、「述語論理以前に、「常識」として「正しい」。


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