日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(810)「同一律」と「排中律」と「冪等律」。

2021-01-31 12:46:56 | 論理

 ―「昨日(令和03年01月30日)の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1  (1)    P→P  A
 2 (2) ~(~P∨P) A
  3(3)   ~P    A
  3(4)   ~P∨P  3∨I
 23(5) ~(~P∨P)&
        (~P∨P) 24&I
 2 (6)  ~~P    35RAA
 2 (7)    P    6DN
12 (8)      P  17MPP
12 (9)   ~P∨P  8∨I
12 (ア) ~(~P∨P)&
        (~P∨P) 29&I
1  (イ)~~(~P∨P) 2アRAA
1  (ウ)   ~P∨P  イDN
(ⅱ)
1     (1)  ~P∨P   A
 2    (2)  P&~P   A
  3   (3)  ~P     A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5)  ~P&P   34&I
  3   (6)~(P&~P)  25RAA
   7  (7)     P   A
 2    (8)    ~P   2&E
 2 7  (9)  P&~P   78&I
   7  (ア)~(P&~P)  29RAA
1     (イ)~(P&~P)  1367ア∨E
    ウ (ウ)  P      A
     エ(エ)    ~P   A
    ウエ(オ)  P&~P   ウエ&I
1   ウエ(カ)~(P&~P)&
          (P&~P)  イオ&I
1   ウ (キ)   ~~P   エカRAA
1   ウ (ク)     P   キDN
1     (ケ)  P→ P   ウクCP
従って、
(01)により、
(02)
①  P→P
② ~P∨P
に於いて、すなはち、
① Pならば、 Pである(同一律)。
② Pでないか、Pである(排中律)。
①=② である(含意の定義)。
(03)
(ⅲ)
1(1)P       A
1(2)P∨P     1∨I
 (3)P→(P∨P) 12CP
(ⅳ)
1  (1) P∨P    A
 2 (2) P      A
  3(3)   P    A
1  (4) P      12233∨I
   (5)(P∨P)→P 14CP
従って、
(03)により、
(04)
③ P→(P∨P)
④(P∨P)→P
に於いて、すなはち、
③ Pであるならば(Pか、Pである)。
④(Pか、Pである)ならばPである。
に於いて、
③=④ である(冪等律)。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1(1)   ~P∨P  A
1(2)    P→P  1含意の定義
1(3)~P∨(P→P) 2∨I
1(4) P→(P→P) 3含意の定義
(ⅱ)
1  (1)  P→( P→P) A
1  (2) ~P∨( P→P) 1含意の定義
1  (3) ~P∨(~P∨P) 1含意の定義
1  (4)(~P∨~P)∨P  3結合法則
 5 (5)(~P∨~P)    A
 5 (6) ~P        冪等律
 5 (7) ~P∨ P     6∨I
  8(8)        P  A
  8(9)    ~P∨ P  8∨I
1  (ア) ~P∨ P     15789∨E
(06)
(ⅰ)
1  (1) ~P∨P      A
 2 (2) ~P        A
 2 (3) ~P∨(~P→P) 2∨I
  4(4)    P      A
  4(5)~~P∨P      4∨I
  4(6) ~P→P      5含意の定義
  4(7) ~P∨(~P→P) 6∨I
1  (8) ~P∨(~P→P) 12347∨E
1  (9)  P→(~P→P) 8含意の定義
(ⅲ)
1  (1)  P→(~P→P) A
1  (2) ~P∨(~P→P) 1含意の定義
1  (3) ~P∨( P∨P) 2含意の定義
 4 (4) ~P        A
  4 (5) ~P∨P      4∨I
  6(6)      P∨P  A
  6(7)        P  6冪等律
  6(8)     ~P∨P  7∨I
1  (9) ~P∨P      34567∨E
(07)
(ⅰ)
1  (1)  ~P∨P     A
1  (2)   P→P     1含意の定義
 3 (3)   P       A
13 (4)   P∨P     3∨I
1  (5)P→(P∨P)    34CP
(ⅳ)
1  (1)P→(P∨P)    A
 2 (2)P          A
12 (3)   P∨P     12MPP
12 (4)   P       3冪等律
1  (5) P→P       24CP
1  (6)~P∨P       5含意の定義
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
①    ~P∨P
② P→( P→P)
③ P→(~P→P)
④ P→( P∨P)
に於いて、
①=② であって、
①=③ であって、
①=④ である。
然るに、
(09)
(ⅰ)
1 (1) ~(~P∨P)  A
 2(2)   ~P     A
 2(3)   ~P∨P   2∨I
12(4) ~(~P∨P)&
       (~P∨P)  13&I
1 (5)  ~~P     24RAA
1 (6)    P     5DN
1 (7)   ~P∨P   6∨I
1 (8) ~(~P∨P)&
       (~P∨P)  17&I
  (9)~~(~P∨P)  18RAA
  (ア)   ~P∨P   9DN
従って、
(09)により、
(10)
① ~P∨P(排中律)
① Pでないか、または、Pである。
は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(08)(10)により、
(11)
①    ~P∨P
② P→( P→P)
③ P→(~P→P)
④ P→( P∨P)
に於いて、
①=② であって、
①=③ であって、
①=④ であって、尚且つ、
① は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(11)により、
(12)
① Pでないか、または、Pである。
② Pならば(Pであるならば、Pである)。
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いて、
①=②=③=④ であって、
これらの「四つ」は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(13)
② Pならば(Pであるならば、Pである)。
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いて、
② は、「直観的」に「正しく」、
④ も、「直観的」に「正しい」ものの、
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
に関しては、「直観的」には、「正しくない」。
然るに、
(14)
(ⅰ)(Pでないならば、Qである)然るに、
(ⅱ)(Pでない。)故に、
(ⅲ)(Qである。)
といふ「推論(肯定肯定式)」は、「妥当」であって、
(ⅰ)(Pか、または、Qである。)然るに、
(ⅱ)(Pでない。)故に、
(ⅲ)(Qである。)
といふ「推論(選言三段論法)」も、「妥当」である。
従って、
(14)により、
(15)
③(Pでないならば、Qである)。
④(Pか、または、 Qである)。
に於いて、
③=④ である(含意の定義)。
従って、
(15)により、
(16)
③(Pでないならば、Qである)。
④(Pか、または、 Qである)。
に於いて、
③ Q=P
④ Q=P
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
③(Pでないならば、Pである)。
④(Pか、または、 Pである)。
に於いて、
③=④ である(含意の定義)。
従って、
(16)により、
(17)
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いても、
③=④ である。
然るに、
(18)
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
といふ「日本語」は、明らかに、「」である。
従って、
(17)(18)により、
(19)
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いても、
③=④ であって、尚且つ、
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
といふ「日本語」は、明らかに、「」である。
従って、
(19)により、
(20)
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いても、
③=④ であって、尚且つ、
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
といふ「日本語」が、「」である以上、
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
といふ「日本語」も、「」でなければ、ならない。
従って、
(11)(12)(20)により、
(21)
①    ~P∨P
② P→( P→P)
③ P→(~P→P)
④ P→( P∨P)
といふ「論理式」、すなはち、
① Pでないか、または、Pである。
② Pならば(Pであるならば、Pである)。
③ Pならば(Pでないならば、Pである)。
④ Pならば(Pか、または、 Pである)。
に於いて、
①=②=③=④ であって、尚且つ、
これらの「四つ」は、「恒真式(トートロジー)」である。