日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(673)「命題計算」以外に、「述語計算」を「必要」とする「理由」。

2020-08-04 11:59:09 | 論理

(01)
{a、b}を{xの、変域}とし、
{a、b}は{2人個人}であるとする。
従って、
(01)により、
(02)
① ∃x(Fx)⇔(Fa∨Fb)⇔(aはFであるか、または、bはFであるか、または、その両方である。)
従って、
(02)により、
(03)
② ∃x(Fx&Gx)⇔(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)
従って、
(03)により、
(04)
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
然るに、
(05)
(ⅲ)
1 (1)~∃x(Fx&Gx)  A
 2(2)    Fa&Ga   A
 2(3) ∃x(Fx&Gx)  2EI
12(4)~∃x(Fx&Gx)&
      ∃x(Fx&Gx)  13&I
1 (5)  ~(Fa&Ga)  24RAA
1 (6)∀x~(Fx&Gx)  5UI
(ⅳ)
1  (1) ∀x~(Fx&Gx)  A
 2 (2)  ∃x(Fx&Gx)  A
  3(3)    (Fa&Ga)  A
1  (4)   ~(Fa&Ga)  1UE
1 3(5)    (Fa&Ga)&
         ~(Fa&Ga)  34&I
  3(6)~∀x~(Fx&Gx)  15RAA
 2 (7)~∀x~(Fx&Gx)  236EE
12 (8) ∀x~(Fx&Gx)&
      ~∀x~(Fx&Gx)  17&I
1  (9) ~∃x(Fx&Gx)  28RAA
従って、
(05)により、
(06)
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔(Fであって、Gである所のxは)存在しない。
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔すべてのxについて(Fであって、Gである)ということはない。
に於いて、
③=④ は「量化子の関係」である。
従って、
(04)(05)(06)により、
(07)
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(08)
(ⅲ)
1(1)~∃x(Fx&Gx) A
1(2)∀x~(Fx&Gx) 1量化子の関係
1(3)  ~(Fa&Ga) 2UE
1(4)  ~Fa∨~Ga  3ド・モルガンの法則
1(5)   Fa→~Ga  4含意の定義
1(6)∀x(Fx→~Gx) 5UI
(ⅳ)
1(1)∀x(Fx→~Gx) A
1(2)   Fa→~Ga  1UE
1(3)  ~Fa∨~Ga  2含意の定義
1(4)  ~(Fa&Ga) 3ド・モルガンの法則
1(5)∀x~(Fx&Gx) 4UI
1(6)~∃x(Fx&Gx) 5量化子の関係
従って、
(08)により、
(09)
③ ~∃x(Fx&Gx)
④ ∀x(Fx→~Gx)
に於いて、
③=④ である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔~∃x(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔∀x(Fx→~Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(11)
(ⅲ)
1(1)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} A
1(2)~(Fa&Ga)&~(Fb&Gb)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(Fa&Ga)           2&E
1(4)~Fa∨~Ga            3ド・モルガンの法則
1(5) Fa→~Ga            4含意の定義
1(6)         ~(Fb&Gb)  2&E
1(7)         ~Fb∨~Gb   6ド・モルガンの法則
1(8)          Fb→~Gb   7含意の定義
1(9)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  58&I
(ⅳ)
1(1)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  A
1(2) (Fa→~Ga)          1&E
1(3) ~Fa∨~Ga           2含意の定義
1(4) ~(Fa&Gb)          3ド・モルガンの法則
1(5)          (Fb→~Gb) 1&E
1(6)          ~Fb∨~Gb  4含意の定義
1(7)          ~(Fb&Gb) 6ド・モルガンの法則
1(8) ~(Fa&Gb)&~(Fb&Gb) 47&I
1(9)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} 8ド・モルガンの法則
従って、
(11)により、
(12)
③ ~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}
④ (Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)
に於いて、
③=④ である。
従って、
(10)(11)(12)により、
(13)
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔~∃x(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}⇔(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔∀x(Fx→~Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}⇔(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(14)
F=フランス人である。
G=学生である。
として、
③(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)⇔(aがフランス人であるならば、aは学生ではない。)&(bがフランス人であるならば、bは学生ではない。)
④(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)⇔(aがフランス人であるならば、aは学生ではない。)&(bがフランス人であるならば、bは学生ではない。)
然るに、
(01)(14)により、
(15)
{a、b}を{xの、変域}とし、
{a、b}は{2人個人}であるとして、
③(aがフランス人であるならば、aは学生ではない。)&(bがフランス人であるならば、bは学生ではない。)
④(bがフランス人であるならば、bは学生ではない。)&(aがフランス人であるならば、aは学生ではない。)
ということは、
③(すべてのフランス人は学生ではない。)
④(すべてのフランス人は学生ではない。)
ということに、他ならない。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
{a、b}を{xの、変域}とし、
{a、b}は{2人個人}であるとして、
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔~∃x(Fx&Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}⇔(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)⇔(すべてのフランス人は学生ではない。)
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔∀x(Fx→~Gx)⇔~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)}⇔(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)⇔(すべてのフランス人は学生ではない。)
という「等式」が、成立する。
然るに、
(16)により、
(17)
{a、b、c、d、e、f、g、h、i、j}を{xの、変域}とし、
{a、b、c、d、e、f、g、h、i、j}は{十人個人}である。
としても、
③ ~∃x(Fx&Gx)⇔(すべてのフランス人は学生ではない。)
④ ∀x~(Fx&Gx)⇔(すべてのフランス人は学生ではない。)
という「等式」が、成立する。
然るに、
(18)
(ⅲ)
1(1)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} A
1(2)~(Fa&Ga)&~(Fb&Gb)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(Fa&Ga)           2&E
1(4)~Fa∨~Ga            3ド・モルガンの法則
1(5) Fa→~Ga            4含意の定義
1(6)         ~(Fb&Gb)  2&E
1(7)         ~Fb∨~Gb   6ド・モルガンの法則
1(8)          Fb→~Gb   7含意の定義
1(9)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  58&I
(ⅳ)
1(1)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  A
1(2) (Fa→~Ga)          1&E
1(3) ~Fa∨~Ga           2含意の定義
1(4) ~(Fa&Gb)          3ド・モルガンの法則
1(5)          (Fb→~Gb) 1&E
1(6)          ~Fb∨~Gb  4含意の定義
1(7)          ~(Fb&Gb) 6ド・モルガンの法則
1(8) ~(Fa&Gb)&~(Fb&Gb) 47&I
1(9)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} 8ド・モルガンの法則
という「計算」を、{a、b、c、d、e、f、g、h、i、j}という{十人分}で書くのは、「大変」であるし、{十万人分}で書くことは、「現実的」ではない。
従って、
(18)により、
(19)
(ⅲ)
1(1)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} A
1(2)~(Fa&Ga)&~(Fb&Gb)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(Fa&Ga)           2&E
1(4)~Fa∨~Ga            3ド・モルガンの法則
1(5) Fa→~Ga            4含意の定義
1(6)         ~(Fb&Gb)  2&E
1(7)         ~Fb∨~Gb   6ド・モルガンの法則
1(8)          Fb→~Gb   7含意の定義
1(9)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  58&I
(ⅳ)
1(1)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  A
1(2) (Fa→~Ga)          1&E
1(3) ~Fa∨~Ga           2含意の定義
1(4) ~(Fa&Gb)          3ド・モルガンの法則
1(5)          (Fb→~Gb) 1&E
1(6)          ~Fb∨~Gb  4含意の定義
1(7)          ~(Fb&Gb) 6ド・モルガンの法則
1(8) ~(Fa&Gb)&~(Fb&Gb) 47&I
1(9)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} 8ド・モルガンの法則
という「計算」を、{十人分}書くのは、「大変」であるし、十万人分}書くわけには、行かないため
(ⅲ)
1(1)~∃x(Fx&Gx) A
1(2)∀x~(Fx&Gx) 1量化子の関係
1(3)  ~(Fa&Ga) 2UE
1(4)  ~Fa∨~Ga  3ド・モルガンの法則
1(5)   Fa→~Ga  4含意の定義
1(6)∀x(Fx→~Gx) 5UI
(ⅳ)
1(1)∀x(Fx→~Gx) A
1(2)   Fa→~Ga  1UE
1(3)  ~Fa∨~Ga  2含意の定義
1(4)  ~(Fa&Ga) 3ド・モルガンの法則
1(5)∀x~(Fx&Gx) 4UI
1(6)~∃x(Fx&Gx) 5量化子の関係
という「述語計算」を、「必要」とする。
然るに、
(20)
(ⅲ)
1(1)~{(F&G)∨(H&I)} A
1(2)~(F&G)&~(H&I)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(F&G)         2&E
1(4)~F∨~G          3ド・モルガンの法則
1(5) F→~G          4含意の定義
1(6)       ~(H&I)  2&E
1(7)       ~H∨~I   6ド・モルガンの法則
1(8)        H→~I   7含意の定義
1(9)(F→~G)&(H→~I)  58&I
(ⅳ)
1(1)(F→~G)&(H→~I)  A
1(2)(F→~G)         1&E
1(3)~F∨~G          2含意の定義
1(4)~(F&I)         3ド・モルガンの法則
1(5)        (H→~I) 1&E
1(6)        ~H∨~I  4含意の定義
1(7)        ~(H&I) 6ド・モルガンの法則
1(8) ~(F&I)&~(H&I) 47&I
1(9)~{(F&G)∨(H&I)} 8ド・モルガンの法則
従って、
(18)(19)(20)により、
(21)
(ⅲ)
1(1)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} A
1(2)~(Fa&Ga)&~(Fb&Gb)  1ド・モルガンの法則
1(3)~(Fa&Ga)           2&E
1(4)~Fa∨~Ga            3ド・モルガンの法則
1(5) Fa→~Ga            4含意の定義
1(6)         ~(Fb&Gb)  2&E
1(7)         ~Fb∨~Gb   6ド・モルガンの法則
1(8)          Fb→~Gb   7含意の定義
1(9)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  58&I
(ⅳ)
1(1)(Fa→~Ga)&(Fb→~Gb)  A
1(2) (Fa→~Ga)          1&E
1(3) ~Fa∨~Ga           2含意の定義
1(4) ~(Fa&Gb)          3ド・モルガンの法則
1(5)          (Fb→~Gb) 1&E
1(6)          ~Fb∨~Gb  4含意の定義
1(7)          ~(Fb&Gb) 6ド・モルガンの法則
1(8) ~(Fa&Gb)&~(Fb&Gb) 47&I
1(9)~{(Fa&Ga)∨(Fb&Gb)} 8ド・モルガンの法則
という「計算」を、{十万人分}書くことは、「原理的」には、「可能」であるため、「述語計算」は、「命題計算」に、「置き換える」ことが出来る