シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

ザクヘイの主日

2009-02-01 22:15:13 | 正教会及び宗教全般
福音箇所はルカ19:1~10、木に登ったザクヘイ(ザアカイ)の話。
画像はコプトのイコン。

彼はいつ変わったんだろう?
なんか木に登った時点ではまだなような気がすんだよね。
単に好奇心というか見たかっただけっていうか。
まあ、お金はあっても精神的には満たされてなかったってのはありがちな話だけども、まだそれには自分でも気付いてなくて。
やっぱハリストスにめっけてもらった時かな。
嬉しかったんだろうなあ。
友達いなかったんだろうなあ。
聖書に出てくる取税人=あこぎな奴だからなあ。

ところで大斎の準備週間の準備みたいな感じでこのザクヘイの主日があるんだけど、「大斎の意味」にはこうある。
『この福音に我々はザクヘイの、主を見たいという「熱切な欲求」と、その「欲求の激しさ」を見い出し、それを我々自身にも当てはめる。もし、我々が大斎のために準備をし、我々の心の中に本当の熱心さがあれば、そして、もし、我々がハリストスのはっきりしたヴィジョンを激しく渇望するならば、その時、我々の希望は大斎の間に満たされるであろう。実に、我々はザクヘイのように期待していた以上のものを与えられるであろう。しかし、もし、我々の中に熱心な期待も心からの渇望もないとしたら、我々は何も見ないし、何も得ないであろう。だから、我々は自分自身に尋ねるのである、「私の心の状態、大斎の旅に参加するための準備をしよう、という私の意志は、さてどうなっているだろうか」』

こないだN輔祭さんに聞いたんだけどアトスあたりだと、もう大斎近づいてくると修道士たちがそれはそれはワックワクのテッカテカなんだそうな。
それこそ木に登りかねないぐらいなんだろうな。
あてくしも結構「今年はどんなことがあるかな?」と楽しみな部分はあるけどそこまでワックワクってわけでもないからまだまだだw
いや実際面白いんだよ。
食べ物をちょっと制限してみるだけでいろんなことに改めて気付くし、その分お祈りで魂の栄養つけてますみたいな。
皆さんも楽しんで旅の準備を。

ところで今日はキリル総主教の着座式。
さっそく動画来てます。
Русская православная церковь чествует предстоятеля

あくしお~~す

時事通信より。
キリル新総主教が即位=大統領ら祝福-ロシア正教
(前略)式典ではロシア正教の伝統にのっとり、キリル府主教が大聖堂内の宝座に3度座る儀式を行い、総主教に即位。聖職者らがギリシャ語で「アクシオス」(「ふさわしい」の意)と唱和し、たたえた。
 式典には政府首脳や信者のほか、ギリシャ正教など東方正教各教会の聖職者ら約4000人が参列。メドベージェフ大統領は「(新総主教即位は)ロシアにとって大きな出来事だ。ロシア正教会と国家の連帯感のある対話に向け、新しい条件が醸成されることを期待する」と述べ、新総主教を祝福した。

東京新聞は式前の論説記事だけどタイトルからきっついなこりゃw
詳しくはリンク先をどぞ。
政教『危険な蜜月』 ロシア正教 キリル総主教きょう即位式

Eis Polla eti Despota!!