興浜(おきのはま)で候 

興(こう)ちゃんの手掘り郷土史

秋祭り日記その3 お旅提灯宮入終了報告

2008年10月22日 | 魚吹八幡神社 秋祭り

 魚吹八幡神社秋季例祭の宵宮祭は10月21日の19:00に輪番・宮惣代・敷村役員が拝殿にあがり祭典が始まる。

それと時間を同じくしてお旅提灯が下記の七ケ村から集まってくる。

お旅提灯が宮入りする時間は細かく取り決められている。

平  松  19:00~19:25  (25分)
吉  美  19:25~19:45  (20分)
大江島  19:45~20:05  (20分)
興  浜  20:05~20:35  (30分)
新在家  20:35~21:15  (40分)
余子浜  21:15~21:35  (20分)
垣  内  21:35~22:00  (25分)

 この時間は各村の先頭の高張提灯が楼門を入ってから、最後尾の高張提灯が楼門を入りきる時間である。

 先頭の高張提灯のあと提灯行列(子供会なども含む)があり、中学少年団の提灯練り、若衆の提灯練りと続き、若衆の提灯練りで祭典委員長が持ち時間を調整する。中学少年団の提灯練りの前に子供会が提灯練りをする年もある。

 この持ち時間の分配は各村の戸数で決められたと聞いているが、最近では垣内村の戸数が多いと思われるが、改定されていない。

 ここ最近に関しては、各村取締役は時間を厳守する事に神経を尖らせていると言ってもいいほどだ。遅れれば最後に宮入りする垣内村の練り時間が短くなる為だ。垣内までの6ケ村が各村1分ずれ込んでも6分も垣内村は持ち時間を失う。あくまでも垣内は他村が時間をずれ込んだとしても22:00の宮入りは守っている。

 すべての提灯が宮入りを終了すれば、興浜・新在家・余子浜・垣内の4ケ村の各代表が角提灯を携えて、揃いお旅宮入り終了の旨を拝殿に居る輪番に報告する。

 この報告係りは興浜が担当する事になっている。タイトル写真がその様子だ。

 興浜祭典委員長「輪番に報告します。網干4ケ村お旅提灯宮入りが完了しました。」

輪番はこの報告を受け金幣の出御を指示する。

               
 輪番が報告を受けたあと大江島の金幣が出御する様子

               
 興浜の神輿に「応神天皇の御霊」が移されている様子

               
 楼門前において渡御される興浜神輿


秋祭り日記その2 興浜提灯練り

2008年10月22日 | 魚吹八幡神社 秋祭り

 興浜興伸会のお旅提灯練りである。

 タイトル写真は渦を巻くように楼門に向かって走り込んで来る様子。

  
  輪を作りながら入って来て、提灯をすりあわせている
  まさしく魚が砂を吹きあげてこの土地をつくりあげた魚吹神話だ

  

  
                        同じ隣保のよしみで古西君

            
 平成10年だったと記憶するが、檀尻音頭出しをされていた市岡先生に提灯練りの最後の音頭を作って頂いた。

 祭典委員長と興浜興伸会会長が時間を見計らい興浜興伸会会長が最後の音頭を出し興浜の若衆は宮に入る。戻す事は無い。

「お旅提灯 魚吹に燃えて これが止(とどめ)の 祭り唄」

 長谷川会長・金井お旅頭、ご苦労様でした。