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うちなー唄の道行けば vol.2 上間綾乃

2009年07月14日 | 火曜(2009年7~8月):上間綾乃さん
今回は、最近多い質問について書きますね。
「三線の上達の近道は無いですか?」
私の答えは「ありません。練習あるのみ!!」
この答えではあまり納得してくれないようなので、近道ではなく、
私視線の上達のコツを少し。
まず唄と三線はSetだと考える。三線は唄のメロディーラインを弾くことが
多いのでCDなどで曲を覚えてから練習に入ると覚え易い。

独学で稽古に励む方も居ますが、それでは変な癖がついてしまったり
上達にも限りがあるようです。
一番良い方法は三線教室で確実に基礎を師匠から教わる事だと思います。
『師匠の姿を見て学ぶ』
師匠の手を見る→自分の手を見る
これを繰り返し、師匠と自分の手は何処が違うか観察し師匠を真似る。
ポイント 
姿勢良く、体の無駄な力を抜いてリラックス。
 左手
・爪を短くして、弦にあたらないようにする。爪があたると音が悪い
・指の腹ではなく、指を立てて弦を押さえ音を出す弦以外、他の弦に触れない
・かんしょ(抑える所)があっているか、音に気をつける

 右手
・バチの角度は寝かし過ぎず立て過ぎず
・男弦(うーじる)を弾くときは中弦(なかじる)でバチを止める。
中弦を弾くときは女弦(みーじる)で止める。女弦は下まで弾きおろす



私が始め通っていた教室の稽古時間は2時間の週3回(普通は週2回)。
この当時のお師匠さんは譜面を用いず、見て聞いて三線と唄を同時進行で
学ぶ方式でした。
最初に習う曲は、大抵「安波節」で、基礎を固めます。
私は最初から器用だったわけではなく、三線に気を取られ一生懸命引いていると
唄が止まり…唄をうたうと三線が止まり…という風に、なかなか同時進行が
できませんでした。
悔しくて何度も何度も練習しました。
練習の甲斐あって、やっと唄と三線をマスター出来た時は凄く嬉しかったのを
覚えています。
この喜びが更なる練習意欲を刺激してくれます。
皆さんもこの喜びを感じてみてください。
まだ私も勉強中の身。これからも頑張って行きます。



体の小さかった頃は肩掛けを使用していましたが、すぐに肩掛けからは
卒業しました。



text:上間綾乃



上間綾乃オフィシャルサイト
http://uemaayano.com/




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ~唄三線 (てんちゃん)
2009-07-14 10:06:24
僕も初めは独学で三線をやり始めましたが、
おっしゃるとおり唄と三線を同時に・・・
と、いうのが上手くできず、一年半くらい
前から教室に通っています^^
まだまだですが、何とかかたちになって
きたかな~~^^

日々練習あるのみ!がんばります!!
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頑張るぞ! (石塚)
2009-07-14 20:35:33
誰だって最初からうまくできるわけないんですよね。
悔しい、負けない、頑張る・・・その繰り返し。
諦めやすい性格の私には、貴重な励ましのコトバでした。年に負けずに頑張ります!
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ちばります! (かんころ)
2009-07-17 12:21:28
心のこもったご指導ありがとうございます。三線教室が近くにないので行きたくてもいけません(泣)
だから、我流ですが、いつか教室に行きたいです。
ひとつ・・・肩掛けからは脱出できそうもないんですが。
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至極納得 (mash note)
2009-07-17 21:43:57
うちの娘(5才)は、今まさにピアノを習っていますが、やっぱりきちんとした指導を受けるのとうけないのとは全然違いますよね。

俺は独学でやってきた(といってもたいして弾けるわけじゃないですが)ので、指の運びとかが全然なってなくて、娘の練習課題すらまともに弾けないですが、さらさらと弾いてる娘を見ると、やっぱ違うなと思います。

やはりお金をかけるだけあるってもんですよね。
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解説ありがとう (デンスケ)
2009-07-18 00:58:22
綾乃さん、詳しい解説ありがとうございます。
参考にして、僕も三線の練習に励みたいと思いま~~す。
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Unknown (上間綾乃)
2009-07-22 23:04:13
てんちゃんさん>師匠の技をしっかり身につけましょう♪

石塚さん>少しでもお役に立てたのなら嬉しいです^^

かんころさん>立って弾く時は、三線の胴を腰骨に掛け、腕で抱えこむようにすると良いですよ

mash noteさん>5歳!一生懸命な姿が目に浮かぶようです^^

デンスケさん>私も負けずに頑張りま~す!
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