「手仕事」とは制作の過程全てを
人間の手で行ない、作り手の人間性や技術の粋を
形にする仕事の事です
沖縄には沢山の織りの産地があり各産地で技法はさまざまですが、
そのどれもが手織り(手仕事)で制作されています
写真.1
機を織る際に必要な道具として、
機織り機と経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込む
「杼」と呼ばれる道具があります「杼」は「ひ」と読みます
シュッとんとんっ、という機織り独特のリズムその、シュッを司る道具です
写真.2
うちのユニットで琉球笛を担当する→「ナカノユメ」さん
実は機織りの仕事をしているのですが
そんなナカノさんが先日関西に帰省した際に
京都にある「長谷川杼製作所」 に訪れたそうです
店主の長谷川淳一さんは国選定保存技術「杼製作」保持者。
(国選定保存技術、これがなければ国宝指定の技術は途絶える)、ということ。
写真.3
そこでもまた、「杼」制作の過程に加え
長谷川さんが「杼」を組み立てる以前の
細かな部品の一つ一つに至るまで全て
沢山の手仕事が繋がって、制作されていました
写真.4
清水焼の糸口屋、竹細工の駒屋、金物の金口屋の3つの部品を使い、
本体を作る杼製作所が杼に仕立ててゆきます
ところが今は、3軒とも職人の高年齢化と共に後継者不在のまま、
次々とやめてしまったとのことでした
写真.5
そして、「長谷川杼製作所」もまた
後継者がいないとのこと
「杼は20年乾かした木でないと作れんからね、
今からやっても20年後にしか出来上がらんのやからね」
制作する上で、木が最も適した状態である年数だそうです
「道具は使い手の使いやすいようにつくるもの」という
使い手の側に立ち、杼製作に向き合う長谷川さんの信念を感じます
「作り手がいるからこそ、使い手がいきる」
「使い手がいるからこそ、作り手がいきる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ea/5bac1dcd2a661511253707d4f9a71275.jpg)
この関係がいくつも連鎖して
本物の「手仕事」は完成されるのです
「手仕事」の現場、現在社会が忘れがちな仕事の意義や、
人と人、人とモノとの関係が、
今尚くっきりとそこにありました
人間の手で行ない、作り手の人間性や技術の粋を
形にする仕事の事です
沖縄には沢山の織りの産地があり各産地で技法はさまざまですが、
そのどれもが手織り(手仕事)で制作されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/25/17eb6f4bb2b8f297007df4c23fc8fec1.jpg)
機を織る際に必要な道具として、
機織り機と経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込む
「杼」と呼ばれる道具があります「杼」は「ひ」と読みます
シュッとんとんっ、という機織り独特のリズムその、シュッを司る道具です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/dd/0e14799a15b32ed81c2f3d5474b1a734.jpg)
うちのユニットで琉球笛を担当する→「ナカノユメ」さん
実は機織りの仕事をしているのですが
そんなナカノさんが先日関西に帰省した際に
京都にある「長谷川杼製作所」 に訪れたそうです
店主の長谷川淳一さんは国選定保存技術「杼製作」保持者。
(国選定保存技術、これがなければ国宝指定の技術は途絶える)、ということ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/ec/483eaa4775ccb81df9dca8cb27af6072.jpg)
そこでもまた、「杼」制作の過程に加え
長谷川さんが「杼」を組み立てる以前の
細かな部品の一つ一つに至るまで全て
沢山の手仕事が繋がって、制作されていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/be/8b9889e614f0c279d85b82da5f97643b.jpg)
清水焼の糸口屋、竹細工の駒屋、金物の金口屋の3つの部品を使い、
本体を作る杼製作所が杼に仕立ててゆきます
ところが今は、3軒とも職人の高年齢化と共に後継者不在のまま、
次々とやめてしまったとのことでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/81/cc3a17b51f10b004cee178b6c5bd38b9.jpg)
そして、「長谷川杼製作所」もまた
後継者がいないとのこと
「杼は20年乾かした木でないと作れんからね、
今からやっても20年後にしか出来上がらんのやからね」
制作する上で、木が最も適した状態である年数だそうです
「道具は使い手の使いやすいようにつくるもの」という
使い手の側に立ち、杼製作に向き合う長谷川さんの信念を感じます
「作り手がいるからこそ、使い手がいきる」
「使い手がいるからこそ、作り手がいきる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ea/5bac1dcd2a661511253707d4f9a71275.jpg)
この関係がいくつも連鎖して
本物の「手仕事」は完成されるのです
「手仕事」の現場、現在社会が忘れがちな仕事の意義や、
人と人、人とモノとの関係が、
今尚くっきりとそこにありました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます