大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

大河ドラマ題字書家が書を披露 (続・鳥取県)

2013-03-03 20:45:39 | 金澤翔子さん関連
大河ドラマ題字書家が書を披露 NHK

去年放送されたNHKの大河ドラマ、「平清盛」の題字を書いた書家の金澤翔子さんが米子市のデパートで書を披露しました。
金澤翔子さん(27歳)はダウン症の書家で力強い筆遣いで知られていて、去年放送されたNHKの大河ドラマ「平清盛」の題字を担当しました。
米子市の米子天満屋には金澤さんが書いた作品80点が展示されています。
2日は、金澤さんが会場を訪れ、集まった大勢の買い物客の前で書を披露しました。
金澤さんは、顔の前で手を合わせて集中力を高めたあと「みなさんに愛を届けたいと思います」と集まった人たちに呼びかけ、縦2メートル、横1メートルの2枚の和紙に力強く筆を走らせました。
集まった人たちが見守る中、5分ほどで「慈愛」ということばを一文字づつそれぞれの紙に書き上げると会場から大きな拍手が送られていました。
このあと行われたトークショーでは、金澤さんが得意のダンスを披露する一幕もあり、会場を盛り上げていました。
金澤さんは、「みなさんに愛を届けたいと心を込めて書きました。作品を見て、多くの人が笑顔になってくれれば」と話していました。この展示会は、4日まで米子市の米子天満屋で開かれています。

03月02日 19時55分

原発関連死 長期避難 死期早める 高齢者施設せんだん(双葉)36人死亡 体調悪化、心労重なり

2013-03-03 20:00:00 | 原子力関係
原発関連死 長期避難 死期早める 高齢者施設せんだん(双葉)36人死亡 体調悪化、心労重なり

 東京電力福島第一原発事故の避難で、死者数が平常時を大きく上回った浜通りなどの34高齢者施設のうち双葉町の高齢者施設「せんだん」では、利用者88人の4割超に当たる36人が1年半余りで亡くなっていた。「せんだん」は第一原発から約3.5キロ。切迫した状況下、利用者は5ルートに散り散りになり、約半年で18人が死亡した。一度悪化した体調は回復せず多くの人がその後も死期を早めた。弱者が犠牲になる「原発事故関連死」がなくなる日は見通せない。
 第一原発1号機で水素爆発が起きた平成23年3月12日。施設関係者によると、緊急避難したのは老人ホームの入所者67人、併設するグループホームの9人、ショートステイ8人、デイサービス1人、町社会福祉協議会から介助を依頼された在宅の要介護者3人の合わせて88人だった。
 明確な指示がないまま5グループに分かれた88人は当初、受け入れ先が決まらず転々とした。疲労や心労、体育館や公共施設などの寒さ、不慣れな固く冷たい食べ物、薬の不足など急激な環境変化で持病を悪化させ、衰弱も進んだ。このため19日までに別の高齢者施設、病院、近親者宅に振り分けられた。
 88人のうち67人が福島市、伊達市、会津美里町、栃木県の16施設に移った。このうち28人が、病気や体調を悪化させて死亡した。8人は福島市、郡山市、二本松市、栃木県の病院に入院し、3人が死亡した。家族に引き取られた13人のうち5人も死亡した。
 亡くなった36人(女性25人、男性11人)のうち、避難から約半年で亡くなったのは半数の18人。さらに昨年12月までに18人が死亡している。死因の多くは肺炎や老衰などだったという。
 避難から8カ月後、埼玉県の病院で亡くなった双葉町の102歳の女性は避難前は食事も排せつも自立し、日常生活に大きな支障はなかった。しかし、避難後、肺炎と心筋梗塞を患い、一時は回復したものの再び悪化させて亡くなった。
 岩元善一施設長は「原発が爆発した極限状態の中で避難先を転々とした。生活環境の急変で死期が早まった人は少なくないだろう」と振り返った。

■震災直後、散り散りに移動 
 「せんだん」の老人ホームには要介護4、5の寝たきりの高齢者が25人いた。岩元施設長は移動のリスクを考慮し、当初、職員と施設にとどまるつもりだった。しかし、3月12日昼すぎ、町から「全員避難」を命じられた。
 自衛隊のヘリが迎えに来る双葉高までは約1.5キロ離れていた。寝たきりの入所者はベッドごと玄関先まで運び、自衛隊のトラックや施設の送迎車などに乗せて搬送した。
 半数ほどを誘導し、ヘリを待っていた午後3時36分、1号機で水素爆発。現場は混乱し、県警車両と自衛隊トラック、施設の送迎車、職員の私有車に分乗し散り散りになった。結果として避難は【図】の通りで、5つのグループに分かれた。当日、ヘリで二本松市に搬送されたのは5人だけだった。
 双葉高には利用者12人と岩元施設長が残された。飲み物も食べ物もないまま同校体育館で一夜を明かし、翌日、自衛隊ヘリで二本松市に搬送された。

【特別養護老人ホームせんだんの避難ルート】
(1)南相馬市→川俣町 18人(避難後に5人死亡)
 12日午後2時ごろ双葉高に移動。自衛隊ヘリに乗れず、施設送迎用の車両などで南相馬市へ。道の駅南相馬で一夜を明かす。13日、川俣町の川俣高体育館に着いたが満杯のため同町体育館へ。13人が栃木県の施設に入所。1人が栃木県で入院し、4人は家族に引き取られた。
(2)川俣町→福島市 36人(避難後に22人死亡)
 12日午後3時ごろ、自衛隊のトラックと職員の車で浪江町から川俣町を経て福島市へ。受け入れ先の福島高体育館に行き着いたのは午後11時30分ごろ。31人が福島市、伊達市、栃木県の施設へ。3人が福島市で入院し、2人は家族に引き取られた。
(3)浪江町→南相馬市→郡山市 17人(避難後に4人死亡)
 12日午後、双葉高に移動したが自衛隊ヘリの搬送ができず、県警のバスで浪江町の苅野小へ。警察官らに再避難を促され南相馬市に向かう。午後11時30分ごろ渡辺病院に到着。13日、同市の特別養護老人ホーム長寿荘に移動。16日、福島市などを経て郡山市の郡山養護学校へ。12人が会津美里町と栃木県の施設に入所。1人が郡山市で入院し、4人が家族に引き取られた。
(4)二本松市→郡山市 12人(避難後に4人死亡)
 12日、自衛隊ヘリに乗るため双葉高校庭に移動したが岩元施設長と共に取り残され、体育館で一夜を明かす。13日午後4時すぎ、自衛隊ヘリで二本松市の二本松北小に着陸。午後10時20分に郡山養護学校に避難した。7人が会津美里町と栃木県の施設に入所。2人が郡山市で入院し、3人が家族に引き取られた。
(5)二本松市→郡山市 5人(避難後に1人死亡)
 12日午後4時ごろ、自衛隊ヘリで二本松市の二本松北小に着陸し、同市の県男女共生センターへ。16日、郡山養護学校に移動。4人が栃木県の施設に入所、1人が二本松市の病院に入院した。

※特別養護老人ホームせんだん 社会福祉法人ふたば福祉会が平成17年11月に双葉町長塚に開所した。定員70人。グループホーム「せんだんの家」(定員9人)を併設し、ショートステイ(同10人)と共同型デイサービス(同3人)も運営していたが原発事故で休止を余儀なくされた。24年1月、いわき市の南台仮設住宅の一角にグループホームを再オープンした。

2013/03/02 14:53 福島民報

福島第1原発 汚染水「背水」の処理 タンク増設もう限界

2013-03-03 19:00:00 | 原子力関係
福島第1原発 汚染水「背水」の処理 タンク増設もう限界


 東京電力は1日、福島第1原発を報道機関に公開した。原子炉建屋内の放射能汚染水を取り除いてためる貯蔵エリアが初めてオープンにされた。汚染水処理は廃炉作業の目下の最大の懸案で、貯蔵容量の限界が迫る中、タンクの増設でしのぐ背水の処理が続く。(福島総局・若林雅人)

 巨大なタンク群が目の前に現れる。通称「セントン」。放射能汚染水を1個約1000トン貯蔵している。
 1~4号機の建屋内には事故直後に溶けた燃料を冷やした大量の水に加え、1日約400トンの地下水が流れ込む。稼働中の淡水化装置では放射性セシウム以外は除去できず、処理後も完全浄化まで貯蔵を強いられる。
 貯蔵量は現時点で26万トンで、飽和量の約32万トンに迫る。東電は2014年前半までに約8万トンのタンクを増設し、敷地を造成して15年度までに計70万トンの容量を確保する計画だ。タンクは既に敷地を埋め尽くすように並び、用地に余裕があるようには見えない。
 高橋毅所長も「地盤調査の必要があり、70万トンを現時点で確保できるとは言えない」と認める。
 62の放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)も公開された。1日約500トンの処理能力があり、汚染水浄化の切り札と言われる。
 12年秋に稼働を始める予定だったが、廃棄物保管容器の強度不足が判明し、今も稼働に至っていない。完成した設備に人影はなく、荒涼とした雰囲気が漂っていた。
 ALPSは処理水がいったん敷地内に保管される。東電は処理水を最終的に海へ放出する考えだが、漁業関係者が反発し、最終処理の見通しは立っていない。
 地下水の流入は止まらず、さまざまな濃度の汚染水に姿を変え続ける。方丈記の冒頭「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」が頭をよぎる。

◎重装備に全面マスク/収束作業、苦難との闘い

 福島第1原発事故の収束作業に当たる作業員3人が1日、福島県楢葉町のJヴィレッジで報道陣の取材に応じ、高い放射線量や気象条件と闘いながら続く作業の実態を語った。
 「臭いも色もなく、慣れるとだんだん恐怖感がなくなってくる」
 3号機のがれき撤去を担う鹿島福島工事事務所工事課長の小林弘茂さん(45)は放射線対策の難しさを挙げ、「作業員をいかに被ばくさせない作業計画を立てるかに苦心している」と語った。
 3号機は水素爆発して燃料が溶け、建屋上部の放射線量が毎時500ミリシーベルトと高い。作業は数百メートル離れた場所から無人のクレーンなどの重機を遠隔操作して実施している。
 「人類の誰も経験したことのない作業に使命感を持ち、技術を駆使して挑んでいる。何とか役に立ちたい思いで作業していることを分かってほしい」と涙ぐんで訴えた。
 日立GEニュークリア・エナジーの現場事務所長河合秀郎さん(58)は4号機からの燃料取り出しのため建屋をカバーで覆う工事に当たる。「重装備に全面マスク。15分で汗だくになり、下手すれば倒れる」と夏の熱中症対策が課題と話す。
 4号機は建屋上部のがれき撤去が進む。「事故直後は命の危険を感じた場面もあったが、1週間後には復旧の道筋が見えてきた」と言う。
 下請けの播州基礎興業(兵庫県姫路市)の名里之宏さん(52)は海への汚染水流出を防ぐ遮水壁の設置作業を担当している。「こっちの環境に不慣れで、凍った現場で足を滑らせている」と冬場の作業の難しさを明かした。

2013年03月02日 河北新報

福島第1現場ルポ 3号機タービン建屋前 毎時1080マイクロシーベルト

2013-03-03 18:00:00 | 原子力関係
福島第1現場ルポ 3号機タービン建屋前 毎時1080マイクロシーベルト


 あの日からまもなく2年がたとうとしている。1日に実施された東京電力福島第1原発の現場公開。廃炉への工程が進む一方、高線量に阻まれ事故当日と変わらぬ状態のままの場所もあった。11月からは4号機で燃料貯蔵プールからの燃料取り出しも本格化する。だが、現場では、廃炉への長い道のりの出発点にようやく立ったばかりだと強く思い知らされた。(荒井敬介)

 取材陣を乗せたバスは、海抜約35メートルの高台にある免震重要棟を出発し、1~4号機の原子炉建屋がある海側へと進んだ。

 海側を走ると車内で「1080です」と東電担当者が告げた。3号機タービン建屋前で、今回の取材の最大値となる毎時1080マイクロシーベルトが計測された。3号機原子炉建屋は鉄骨がぐにゃりと曲がったままで、付近には横倒しのままの車も。高線量に阻まれ作業が思うように進んでいないことがうかがえた。

 巨大なクレーンが目に飛び込んできた。燃料貯蔵プールから燃料を取り出すための設備建設が進む4号機だ。比較的線量が低く、バスから降りての取材も許された。作業の順調さを物語るようにトラックが頻繁に出入りした。取り出し設備は巨大な鉄骨を組み上げ、今年10月末ごろの完成予定で、今は土台がようやくできたといったところだ。

 その燃料が移送されるのが、4号機西隣にある共用プール建屋だ。がれきを覆うように置かれた作業用の足場を使って建屋に入ると、エレベーターで3階に上がった。

 縦約29メートル、横約12メートル、深さ約11メートルの共用プールには6377体の燃料が水の下で冷やされていた。収容能力で新たに移送できるのは463体。冷えた燃料は鋼鉄の筒でできた「乾式キャスク」へと玉突きで移される。野ざらし状態の4号機の燃料貯蔵プールの危険性は回避される。

 順調に廃炉作業が進む4号機。だが、炉心溶融した1~3号機では原子炉内の燃料の状態すら把握できていない。まだまだ作業は緒についたばかりだと実感した。

2013.3.1 20:31 msn産経ニュース

富岡町民復興へイベント 9日、郡山 渡辺俊美さんらライブ

2013-03-03 17:30:00 | 原子力関係
富岡町民復興へイベント 9日、郡山 渡辺俊美さんらライブ

 富岡町は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から2年を迎えるのを前に9日、郡山市の迎賓館グランプラスで復興イベント「咲くら希望の集い」を催す。犠牲者を追悼し町民のつながりを確かめ合い、希望の一歩とする。ミュージシャンの渡辺俊美さん(川内村生まれ、富岡町育ち)も駆け付け、歌で町民を勇気づける。
 第1部は午前11時半から追悼式を行い、犠牲者に黙とうをささげる。元富岡高音楽講師の四家昌博さんによるピアノ演奏、佐藤紫華子(しげこ)さん(富岡町)がつづった「原発難民の詩」の朗読を予定している。
 第2部は午後零時10分から始め、遠藤勝也町長と新成人2人が希望のメッセージを宣言する。ステージ発表では、猪苗代湖ズのメンバーなどとして県民を鼓舞し続ける渡辺さんが歌う。

2013/03/02 09:11 福島民報

河川敷の3地点で1マイクロシーベルト超 千葉・松戸市

2013-03-03 17:00:00 | 原子力関係
 千葉県松戸市は1日、同市東部を流れる国分川の河川敷で放射線量を測定したところ、3地点で毎時1マイクロシーベルト超を検出したと発表した。市は、現場周辺を立ち入り禁止にした。

 独自に測定している市民から「放射線量が高い」と指摘があり、2月26、27日に同河川敷の68カ所で地上1メートルの放射線量を調べた。最も高かったのは左岸の同市紙敷の1地点で同1・330マイクロシーベルト。このほか右岸の同市和名ケ谷の2地点で同1・190マイクロシーベルト、同1・117マイクロシーベルトを検出した。

 他の地点は国が除染の目安とする同0・23マイクロシーベルト以下だった。高い線量が検出されたのは、人の立ち入りが少ない水辺部分という。

2013.3.1 21:36 msn産経ニュース

原発事故後の福島描く映画公開 監督らが舞台あいさつ

2013-03-03 16:30:00 | 原子力関係
原発事故後の福島描く映画公開 監督らが舞台あいさつ


 東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村や、同県浪江町の人々の姿を追ったドキュメンタリー映画「わすれない ふくしま」が2日、都内で公開され、仙台市出身の監督四ノ宮浩さんや、将来を悲観して自殺した酪農家の妻らが舞台あいさつで思いを語った。

 映画は、避難した2家族と、警戒区域で約300頭の牛の飼育を続ける畜産農家を描いている。

 四ノ宮さんは「最近、みな福島を避けたがっていると感じる。しかしこれは人間の生死が関わる問題だ。その事実を伝えたい」と話した。

 2日から東京都写真美術館ホールで始まり、今後、仙台、名古屋、大阪、京都などで順次公開する。

2013/03/02 19:02 【共同通信】

福島の山林の生物、セシウム蓄積 カエル6700ベクレル

2013-03-03 16:00:00 | 原子力関係
 東京電力福島第1原発から西に約40キロ離れた福島県二本松市の山林で、カエルから1キログラム当たり最高6700ベクレル超のセシウム137が検出されるなど、食物連鎖の上位の生き物に高濃度の放射性物質が蓄積する傾向があることが2日、東京農工大と北海道大の研究チームの調査で分かった。

 境優・農工大特任助教は「地面に落ちている葉などの濃度に応じて生物の濃度が高くなるほか、食物連鎖で濃縮している可能性がある」と指摘。陸の生物は、狩猟対象の鳥獣など一部を除きデータが少なく、調査結果は放射性物質が生物にどう蓄積するかを解明する手がかりになる。

2013/03/02 18:05 福島民報

双葉町長選「ごたごた」 戸惑う町民、混乱嘆く

2013-03-03 15:30:00 | 原子力関係
 一時7人が立候補の意思を示し、大混戦も予想された双葉町長選。28日の告示日当日に前町長の井戸川克隆さん(66)が出馬を断念するなどしたため、結果的には4人による選挙戦に突入した。立候補予定者として多数の名前が浮上しては消える異例の事態に、町民からは「はしごを外された感じ」「この『ごたごた』は近隣市町村に迷惑。町民として申し訳ない」など戸惑いの声も。「町をよく分かっている候補者に期待する」などと、慎重に見極めたいとの意見も聞かれた。

 「先日、井戸川さんが出馬のあいさつに来たので、出ないと知って驚いている。町民は振り回されて迷惑している」。白河市の仮設住宅で避難生活を送る双葉町の70代女性は厳しく指摘した。
 井戸川さんだけでなく、出馬の意思を示しながら告示日直前で取りやめた人も複数い
る。埼玉県加須市に避難している無職菅本章二さん(57)は「あおるだけあおって、はしごを外された。何をどう考えたらいいのか」とうつむいた。いわき市の仮設住宅自治会長の斉藤宗一さん(63)は「町民の一人として申し訳なく思う」と、告示に至るまでの混乱を嘆いた。

(2013年3月1日 福島民友ニュース)

医大に甲状腺講座新設 県民健康維持へ専門家育成 (福島県)

2013-03-03 15:00:00 | 原子力関係
 福島医大は1日、同大医学部に甲状腺内分泌学の専門講座を新設する。東京電力福島第1原発事故を受けて、将来にわたり県民の健康を守っていくために、これまで少なかった甲状腺専門家の育成に乗り出す。

 同大によると、内科と外科の複合講座で内分泌に特化しており、国内でも新しい試みという。主任教授には鈴木真一同大器官制御外科学講座教授が就く。

 県民健康管理や放射線医療の拠点として同大に整備される「ふくしま国際医療科学センター」の教育人材育成部門として整備。最先端の診断や、体に負担の少ない治療などの研究、技術開発に取り組む。

(2013年3月1日 福島民友ニュース)

「戻らない議論もすべき」 玄葉氏、中間施設整備で (福島県)

2013-03-03 14:30:00 | 原子力関係
 玄葉光一郎衆院議員(福島3区)は28日の衆院予算委員会で、福島県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設整備が進まない現状を踏まえ「よみがえらせる、戻る、戻すという復興の理念を基本としながらも、戻れない、戻らないということも平行して表で議論を始める時が来た」と述べた。安倍晋三首相は「その問題点はわれわれの政権で着実に決断して進めていくことを約束する」と答弁した。

 玄葉議員は、東京電力福島第1原発事故により戻れない人が出ることの議論を始めることについて「タブーを破る時期が来ている」と表現。「中間貯蔵施設を造るということは、ほぼ同じ土地には戻らない、先祖代々の守り継いできた土地を手放すということ」と指摘した上で、復興庁などが実施した住民意向調査で、「除染が進んでも戻らない」と回答する住民が出ていることも踏まえ「表で議論を始める時が来た」「野党だが泥をかぶるつもりで言っている」とした。

 玄葉議員は委員会質疑後の福島民友新聞社の取材に対し「復興の理念は尊重しながらも、現実は直視しなければならない」として、帰還できない地域については「中間貯蔵施設が設置される土地と、これまで一度議論になった東電福島第1原発の周辺が考えられる」と述べた。

(2013年3月1日 福島民友ニュース)

書道家の震災支援作品展 (兵庫県)

2013-03-03 14:20:00 | 原子力関係
書道家の震災支援作品展 NHK

東日本大震災からまもなく2年となるのを前に、阪神・淡路大震災で両親を亡くした神戸市の書道家が、被災地を支援しようと、「桜」をテーマにした作品の展示会を開いています。
展示会を開いたのは、神戸市東灘区の書道家、野原神川さんで、宮城県石巻市にボランティアで訪れた際に被災した人たちから「桜に癒された」という声を聞いたことから、「桜」をテーマにした50点あまりの作品を制作しました。このうち、「津波に消えし父母が櫻となりてわが肩に降る」と被災地を思ってうたった作品は、阪神大震災で両親を亡くしたみずからの経験を重ね合わせて書かれています。
また、2メートル近くある紙に大きな桜の木を描いた「迷宮花遊」は、枝の中に隠れている「さくら」の3文字を探しながら楽しむ作品になっています。
会場では作品の販売会も行われ、収益の一部は、被災地でのボランティア活動に役立てられるということです。
野原さんは、「桜には人を元気づける力があると思い制作しました。神戸から『被災地を忘れない』という思いを届けたい」と話していました。
展示会は、今月11日まで開かれています。

03月01日 16時54分

福島県の現状と支援訴え (石川県)

2013-03-03 14:10:00 | 原子力関係
福島県の現状と支援訴え NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故から2年になるのを前に市民グループが開いた集会で、放射能の風評被害を克服して農産物の販売を続けている福島県の農家が現状を報告し、支援を訴えました。この集会は、原発に反対する活動を行っている「県平和運動センター」が、金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開きました。
集会では、福島第一原発から39キロ離れた福島県田村市で農業を営む大河原伸さんが、原発事故の後の状況について報告しました。大河原さんはトマトやジャガイモなどを栽培し、消費者に直接販売してきましたが、原発事故の後、放射能の影響に対する懸念から出荷が大きく落ち込んだということです。
そこで、収穫した農作物の放射線量を測定して公開する取り組みを進めたところ、100件ほどの契約が得られたと説明しました。
その上で「顧客の中にはインターネットで評判を広げてくれるなど、農作物の販売を支えてくれる方が何人もいる。福島には前向きに動き出そうとしている人がたくさんいるのでどうか力になって欲しい」と訴えました。
集会にはおよそ200人が参加し、原発事故からまもなく2年となる福島県の現状について熱心に聞き入っていました。

03月02日 19時10分

空間放射線量、4割超減少 那須塩原・那須 (栃木県)

2013-03-03 14:00:00 | 原子力関係
 東京電力福島第1原発事故に伴う放射能被害で「汚染状況重点調査地域」に指定された県内8市町の中でも、空間放射線量が高い那須塩原市と那須町の線量が、今年1月までの約1年4カ月間でそれぞれ平均40%以上減少していることが27日までに、両市町への取材で分かった。放射能の強さが元の半分になるまでの時間(半減期)が約2年と短いセシウム134の放射能が低下したほか、セシウムが付着した泥などの汚染土壌が雨で河川などに「移動」したためと専門家は指摘している。

 那須塩原市は原発事故から半年後の2011年9月から、市内317カ所(山間部を除く)のアスファルト舗装面などで、地上50センチの空間放射線量を毎月測定し市のウェブサイトなどで公表している。11年9月は平均0・45マイクロシーベルトと高かったが、約1年4カ月後の今年1月は平均0・25マイクロシーベルトと約44%減少した。

 那須町では公共施設や駐車場など30カ所のアスファルト路面を中心に、地上50センチの空間放射線量を毎月測定。11年9月は平均0・46マイクロシーベルトだったが、今年1月の平均は0・27マイクロシーベルトと約41%減少した。

 県原子力災害対策専門委員会委員(放射線監視)の菊地透自治医大RIセンター管理主任によると、セシウム134とセシウム137(半減期約30年)が同量降下したと仮定すると、放射線は物理的に約6年で半分になるという。しかし両市町で測定された空間放射線量は、その計算よりも速いスピードで減少していることになる。

 この点について菊地管理主任は「泥などに付いたセシウムの多くが雨で移動して下水や川に流れた。県内の他の地域でも同じ傾向だろう」と分析している。

2013年2月28日 下野新聞

海老名市がスタンド買収し燃料備蓄 (神奈川県)

2013-03-03 13:50:00 | 学習
市がスタンド買収し燃料備蓄 NHK

東日本大震災の際にガソリン不足が起きたことを受けて、神奈川県海老名市は、災害時の公用車の燃料を備蓄するため、閉鎖したガソリンスタンドを買収し、運用を始めました。海老名市が買収したのは、去年、廃業した民間のガソリンスタンドで、非常用の発電設備を新たに設置するなど、購入費を含めて1億8000万円あまりかけて整備しました。
市によりますと、東日本大震災の際には協定を結んでいたガソリンスタンドで、消防車などが給油を断られたり、量を制限されたりしたほか市内のガソリンスタンドの数もこの10年でおよそ3分の2の16軒に減ったということです。このため災害時に必要な燃料が確保できなくなるおそれがあるとして、今回の買収を決めました。
新たな給油施設には、消防車を含む公用車145台の1か月分にあたるガソリンと、市役所や消防署など、およそ50の施設で1週間の非常用発電設備に使う灯油や軽油なども貯蔵され、ふだんの給油にも使うということです。
総務省消防庁によりますと、災害に備えて自治体がガソリンスタンドを買収するのは、全国的にも珍しいということで、海老名市危機管理課の安彦孝行・課長は、「災害時にもある程度の期間は耐えられるよう、備えをしっかりしていきたい」と話しています。

03月02日 09時48分