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大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

大河ドラマ題字書家の展示会 (鳥取県)

2013-02-28 22:47:20 | 金澤翔子さん関連
大河ドラマ題字書家の展示会 NHK

去年放送されたNHKの大河ドラマ、「平清盛」の題字を書いた書家として知られる金澤翔子さんの作品を集めた展示会が、米子市で開かれています。
金澤翔子さんは力強い筆遣いで知られる27歳のダウン症の書家で、米子市内の会場には、金澤さんの作品、80点が展示されています。このうち、「平清盛」と書かれた書は、去年放送されたNHKの大河ドラマの題字のために30枚以上書かれた中の1枚です。
ドラマの舞台となった広島県などを訪れた金澤さんが、イメージを膨らませ、本来の字にはない「はね」の筆遣いで、時代を駆け抜けた主人公の躍動感を表現しています。
また、生きることの楽しさを表現したという「楽」という文字は、人が踊っている絵画のようにも見え、金澤さんの作品の特徴をよく表しています。
このほか、「絆」など東日本大震災を受けて書かれた作品も多く展示されていて、岩手県出身の詩人、宮沢賢治の詩、「雨ニモマケズ」を書いた作品は、300字以上使われている詩が丁寧に書かれています。
この展示会は米子市の米子天満屋で来月4日まで開かれていて、来月2日には金澤さんが会場で書のパフォーマンスを披露することになっています。

02月28日 10時01分

太陽光や風力の先端技術紹介 (東京都)

2013-02-28 22:14:38 | 学習
太陽光や風力の先端技術紹介 NHK

太陽光や風力など、再生可能エネルギーに関する最先端の技術を紹介した展示会が、東京で始まりました。
東京・江東区の東京ビッグサイトで始まったこの展示会には、日本やヨーロッパ、それにアジアなど、30の国や地域から、1800余りの企業などが出展しました。
このうち、京都のメーカーが開発した直径が1ミリほどしかない、球状の太陽電池は、窓ガラスなどに貼り付けて使用するもので、効率よく太陽光を取り込んで、発電できるのが特徴です。
また、海に浮かべて使用する風力発電の装置は、海中に沈められた部分で、潮の流れによる発電も同時にできるようになっていて、1基で300世帯分の電気をまかなえるということです。
開発した企業の担当者は「風力発電だけではコストが高くなるので、潮力による発電を組み合わせることで効率アップをはかった」と話していました。
会場には、大勢の企業の関係者などが訪れ、出展者から最先端の技術について説明を受けていました。会場を訪れた男性は「日本が持っている技術を組み合わせれば、再生可能エネルギーの分野はまだまだ発展するのではないかと感じました」と話していました。
太陽光や風力など、水力を除いた再生可能エネルギーを利用した発電は、昨年度電力全体の1.4%にすぎず、国の目指すレベルに比べて普及が進んでいないのが現状です。
この展示会は3月1日まで、東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれています。

02月27日 16時28分

原発専用港の魚から51万bq

2013-02-28 20:08:03 | 原子力関係
原発専用港の魚から51万bq NHK

東京電力福島第一原子力発電所の専用の港で魚が外に出るのを防ぐ網にかかったアイナメから、これまでで最大となる1キログラムあたり51万ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
東京電力福島第一原発の専用の港で捕獲された魚介類からは、非常に高い濃度の放射性セシウムが検出されるケースが相次ぎ、東京電力は、今月8日、魚が港の外に出るのを防ぐ網を設置しました。
東京電力が今月17日に網を引き上げてかかった魚を調べたところ、アイナメ1匹から1キログラム当たり51万ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
これまでで魚から検出された値としては最大で、国の食品基準の5100倍にあたります。
また、網が設置される前の去年12月に捕獲されたムラソイ1匹から検出されたこれまでの最大値、1キログラムあたり25万4000ベクレルのおよそ2倍になります。
東京電力は、魚が港の外に出るのを防ぐ対策をさらに強化するとともに、港の中で魚の駆除を進めるとしています。
これについて東京電力の新妻常正常務は、「魚の移動を防いだり駆除したりといった対策を、計画的にかつ前倒しして取り組んでいきたい」と述べました。

02月28日 19時52分

【住民帰町1割強】 広野町役場「帰還」あす1年 買い物、医療課題 住宅除染はほぼ完了

2013-02-28 19:00:00 | 原子力関係
【住民帰町1割強】 広野町役場「帰還」あす1年 買い物、医療課題 住宅除染はほぼ完了


 旧緊急時避難準備区域の広野町が町内に役場機能を戻し1日で1年を迎える。住宅除染は1840戸が完了し対象家屋の96%を超えた。だが、生活圏の道路沿線や森林など手付かずの地域が多く、放射線への不安などから町へ戻った町民は26日現在で736人で、東日本大震災前の人口約5500人の約13%。除染による放射線への不安払拭(ふっしょく)、買い物や医療など町での生活に欠かせない施設の事業再開などが課題となっている。

■放射線気になる
 広野町の無職田仲久子さん(69)はいわき市四倉町の四倉町鬼越仮設住宅で夫(70)と暮らす。町の放射線量が気になり、当面は避難生活を続ける考えだ。
 一方、震災と東京電力福島第一原発事故から2年がたち、仮設住宅に新たなコミュニティーが形成されていることに「広野町では時々しか会えなかった知り合いが、ここではすぐに会える」と語る。
 同市常磐関船町の仮設住宅に妻(72)と暮らす無職男性(75)は、町内にある自宅の屋根や畳などを全面的にリフォームしている。水道やガス、電気などの生活基盤は復旧しており、自宅の改修が終わればいつでも戻る条件が整うが「自分たちだけ先に帰っても近所に誰もいなければ不安は尽きない。多くの町民は一緒に帰還する時期を探っている」と話す。

■地道な作業
 住宅除染の対象家屋は1908戸で、20日現在、1852戸から同意を得たが、50戸余りから得られていない。町担当職員が電話や現場に足を運び同意を求めているが「所有者が亡くっていたり書類が返送されなかったり理由は多種多様」としている。
 平成25年度に生活圏の道路沿線から20メートルの範囲や生活圏以外の山林などの除染に着手する計画だが、住民の放射線への不安は消えないのが現状だ。町は除染を担当する清水建設の協力で除染を終えた住宅周辺のモニタリングを2月に実施した。「全体的に一定の除染効果はあった」とみており28日の町議会で報告する予定。
 町は除染と同様に、原発事故前よりも住民生活に必要な施設を充実させることが必要とみている。大熊町の県立大野病院の代替や救急機能などを備えた総合病院、仮設スーパーの誘致などを住民の帰還を促すための課題に挙げ、国や県に支援を訴える。
 住民の就労も課題だ。基幹産業の農業では、コメの作付けを25年度に再開することを決めた。農家360戸(230ヘクタール)のうち94戸(105ヘクタール)が再開の意思を示した。町は農家に種もみを無料で配り後押ししている。

■新入生は微増
 広野中の全校生は震災前は210人規模だったが、現在は34人が通学している。13日には町内で2年ぶりの卒業式を行う。
 在校生は1年生14人、2年生と3年生が各10人で、新年度は15人が入学を予定していることから、全体で増える見込み。阿部央校長は「生徒に寄り添った指導や継続的な心の支援をしたい」と強調する。
 いわき市に避難する主婦(41)は「狭い借り上げ住宅よりも3人の子どもの部屋がある自宅にすぐにでも戻りたい。放射線量が不安だが、多くの人が出入りしている町の治安状態も心配だ」と話す。
 広野小は他の学年とほぼ同数の10人が入学する予定だ。

背景
 広野町は東京電力福島第一原発事故に伴い役場機能をいわき市に置いた。町は町民に対して平成23年3月12日に独自に自主避難勧告、翌13日に避難指示を出した。国は23年9月に緊急時避難準備区域を解除し、町は24年3月1日に役場を町内に戻した。山田基星町長は24年3月31日に町独自の避難指示を解除し「生活が可能な人から帰還してほしい」と呼び掛けた。

2013/02/28 11:24 福島民報

再び流民となりて 旧満州移民と原発避難(3)地獄の果て/寒さと飢え、家族奪う

2013-02-28 18:00:00 | 原子力関係
再び流民となりて 旧満州移民と原発避難(3)地獄の果て/寒さと飢え、家族奪う


<配られた毒薬>
 旧満州(現中国東北部)への移民の結末が、いかに悲惨だったか。墓誌の名前が訴えかけてくる。
 福島第1原発事故で福島県浪江町南津島から二本松市岩代の仮設住宅に避難する大内孝夫さん(79)と、自宅近くの共同墓地を訪れた。
 トメ34歳、文男1歳、満子4歳、亥和雄22歳、作蔵63歳、咲子8歳、キク60歳、ヒデ子22歳、峯男12歳。
 母、弟、妹、おじ、祖父、妹、祖母、おば、弟。命日は全て違う。1945年から46年にかけ、旧満州と帰国直後に亡くなった。
 大内さんは42年3月、福島県旧新殿村(現二本松市)から黒竜江省訥河(ノウホウ)県下学田に入植した。県人130戸でつくる開拓団だった。
 戦争の激化で働き盛りの男は根こそぎ動員され、残ったのは年寄りと女、子ども。終戦で団は大混乱に陥った。生きて虜囚の辱めを受けず。敵の手に落ちる前に自決することを申し合わせた。
 毒薬が配られた。白っぽい粉だった。「夜、これのんで死ぬのかと星を見た時の思いは何とも言えない」。12歳だった。
 「ソ連兵が来た」と知らされたのは9月5日。集団自決が始まった。
 毒薬をのむと唇が腫れ上がり、呼吸困難になる。苦しみを短くしようと、子どもののどが切り裂かれた。深井戸は身投げする人で埋まり、死にきれない声が響いた。家に火を付ける人もいた。母が子を、祖父母が孫を手に掛け、自らも果てた。

<1年の逃避行>
 大内さん一家は、隣組の長老が「いつでも死ねる。まだのむな」と指示。自決の列には加わらなかった。ただ、それから帰国までの1年も、地獄と呼ぶのも生ぬるい、つらい逃避行だった。
 生存者はソ連に捕らわれ、近くの学校に収容された。旧満州の冬は早い。氷点下30~40度の中、食糧の配給は日に生豆が30粒。水だけで1週間過ごしたこともあった。
 寒さと飢えが命を次々と奪った。雑魚寝の夜、体温を求めて隣からシラミが移ってくる。それで家族や友の死を知った。自決を止めた長老も亡くなった。
 食糧を得るために子を中国人に売る親がいた。死んだ子を背負い続ける親もいた。性的暴行や略奪の被害は日常だった。46年9月、帰国の船でも死者は続出し、祖国を目前に遺体は海に投げ込まれた。
 「300人いて200人以上死んだ。きょうだい5人で残ったのは俺だけ。よく気が狂わなかった。いや半分狂っていたんでないかな」
 大内さんは復員した父と2人で48年9月に南津島に開墾へ入った。94年、木の墓標だけだった墓を石造りに新装した。肌身離さず持ち帰った遺髪や爪を納めた。「生き残った者の役目を何とか果たせた」と思った。
 今、墓地は原発事故で計画的避難区域となった。近く帰還困難区域に指定される。手持ちの簡易線量計で毎時8~10マイクロシーベルト。雪をかき分け花を供えた大内さんが漏らす。
 「何でこんなことになったんだ」

2013年02月27日 河北新報

新人4人の争いに 井戸川氏、立候補取りやめ 双葉町長選(17:00現在)

2013-02-28 17:41:14 | 原子力関係
 前町長の辞職に伴う双葉町長選は28日告示された。新人4人が立候補し、3月10日の投票に向け選挙戦に入った。
 立候補したのは、届け出順に獣医師の伊沢史朗氏(54)、IT開発業の尾形彰宏氏(55)、会社役員の丹野恒男氏(71)、無職の染森信也氏(52)。
 起意を表明していた前職の井戸川克隆氏(66)は立候補を取りやめた。「健康上の理由」としている。
 東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く中、山積する課題に対応するリーダーを選ぶ重要な選挙だ。放射性廃棄物を搬入する中間貯蔵施設整備の方向性にも影響を及ぼすとみられ、国や県も選挙戦の行方を注目している。
 有権者数は27日現在、5390人(男2605人、女2785人)。

2013/02/28 17:22 福島民報

今を生きる  命の恩人と再会喜ぶ 福島の仮設 津波から小路、箭内両巡査部長に救われた

2013-02-28 17:30:00 | 原子力関係
今を生きる  命の恩人と再会喜ぶ 福島の仮設 津波から小路、箭内両巡査部長に救われた


■金井一重さん67、妻春子さん63(浪江)
 浪江町中浜の無職金井一重さん(67)、春子さん(63)夫妻は2年前の東日本大震災発生時、自宅近くで津波にのまれる寸前で警察官2人に救出された。名前も知らない命の恩人に会いたいとずっと思っていた。27日、夫妻が身を寄せる福島市の北幹線第一仮設住宅に捜し続けた警察官が訪れ、再会を果たした。
 「名前もお礼も言えなかった。ずっと捜していました。ありがとうございました」。春子さんの目には涙が浮かんだ。命の恩人は当時、双葉署浪江分庁舎に勤務していた小路輝巡査部長(34)=会津若松署刑事二課主任=と箭内茂房巡査部長(36)=災害対策課警備第一係主任=だった。2人は「元気で良かった。安心しました」と声を掛けた。「これからの避難生活の励みになった。私たちも困っている人がいれば助けたい」と一重さんと春子さんは表情を緩ませた。
 震災当時、一重さんは海岸から約200メートルの自宅、春子さんは勤務先の会社にいた。春子さんは一重さんが心配で自宅に戻ると、警察車両の拡声器から「津波が来るから逃げろ」「はだしでいいから逃げろ」と呼び掛ける声に気付いた。一重さんと自宅を飛び出した。一重さんはパジャマ姿ではだしだった。
 小走りで約50メートルほど逃げたところで警察車両が止まり、警察官2人から「早く来んせ(来て)」と呼ばれた。その声に勇気づけられ、警察車両に飛び乗った。津波が目の前まで迫っていた。同町の丈六公園に無事避難すると、2人は「私らは任務があるので失礼します」と敬礼して去っていった。
 福島市に避難後、夫妻は命の恩人になんとかして感謝の気持ちを伝えたいと思い続けた。仮設住宅で巡回する福島北署員に相談し、2人のことが分かった。
 箭内巡査部長は「当たり前のことをしただけだが、感謝されることは警察活動を行う上で、一番の活力になる」と語り、小路巡査部長は「今後、大きな災害があったときの行動に生かしたい」と話している。

2013/02/28 11:16 福島民報

双葉町長選告示、新人2人が届け出(午前10時現在)

2013-02-28 17:23:52 | 原子力関係
 前町長の辞職に伴う双葉町長選は28日告示された。午前10時現在、新人2人が届け出た。さらに数人が立候補する見込み。3月10日の投票に向け選挙戦に入った。
 立候補したのは、届け出順に新人で獣医師の伊沢史朗氏(54)、新人でIT開発業の尾形彰宏氏(55)。
 立候補を表明していた前職の井戸川克隆氏(66)は立候補を取りやめた。「健康上の理由」としている。
 東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く中、山積する課題に対応するリーダーを選ぶ重要な選挙だ。
 放射性廃棄物を搬入する中間貯蔵施設整備の方向性にも影響を及ぼすとみられ、国や県も選挙戦の行方を注目している。
 届け出は同日午後5時まで、埼玉県加須市の双葉町役場埼玉支所で受け付けている。
 有権者数は27日現在、5390人(男2605人、女2785人)。

2013/02/28 10:17 福島民報

東電、2万人の被ばく記録未提出 線量限度超えの恐れも

2013-02-28 17:00:00 | 原子力関係
東電、2万人の被ばく記録未提出 線量限度超えの恐れも


 東京電力が福島第1原発で事故後に働いた作業員約2万人の被ばく線量の記録を、全国の原発作業員のデータを集約する公益財団法人「放射線影響協会」(放影協)に提出していないことが28日、分かった。データの一元管理システムから漏れることで、被ばく限度を超えて働く作業員が出る恐れがある。

 同原発では昨年、作業員が線量計を鉛カバーで覆っていた問題が発覚し、東電の被ばく管理の不備が指摘されている。

 被ばく線量は、個人が持つ放射線管理手帳に記入するほか、電力会社が放影協にデータを提出し、必要に応じて照会できるようになっている。ただデータ提出は法令に基づく仕組みではない。

2013/02/28 13:00 福島民報

ウラン濃縮の段階的中止求める 欧米が対イラン新提案

2013-02-28 16:50:00 | 原子力関係
ウラン濃縮の段階的中止求める 欧米が対イラン新提案


 【ブリュッセル共同】カザフスタンで開かれたイラン核問題の協議で、欧米など6カ国側がイランに対して行った新提案の内容が27日、明らかになった。イランが進めるウラン濃縮の中止に向け、これまでより柔軟な段階的対応を求める一方で、経済制裁のうち金など貴金属と石油化学製品の禁輸措置を除外することが柱。

 協議に関与している欧州の外交筋が明らかにした。同筋は、イランは新提案に強い関心を示しており「入り口で難航していた協議が初めて実質的な討議に進む可能性が出てきた」と期待感を示した。

2013/02/28 13:16 福島民報

首相、原発再稼働を明言 TPP参加も事実上表明

2013-02-28 16:40:54 | 原子力関係
首相、原発再稼働を明言 TPP参加も事実上表明


 安倍晋三首相は28日午後、衆院本会議で第2次安倍内閣発足後、初めての施政方針演説を行った。エネルギーの安定供給とコスト低減を図る立場から、安全確認を前提に原発を再稼働させる方針を明言する。環太平洋連携協定(TPP)は政府の責任で判断するとして、交渉参加を事実上表明。東日本大震災の復興加速に全力を尽くすと約束する。2007年の第1次内閣での施政方針演説と同様、憲法改正へ議論促進を呼び掛ける。

 首相は、東電福島原発事故の反省に立ち「原子力規制委員会の下で、安全性を高める新たな安全文化をつくる」と説明。その上で「安全が確認された原発は再稼働する」と打ち出す。

2013/02/28 13:37 福島民報

福島県、活用検討委を設立へ 郡山・再生エネ研究拠点

2013-02-28 15:30:00 | 学習
 福島県は新年度、産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)が来年4月に郡山市に建設する「福島再生可能エネルギー研究開発拠点」の活用の在り方を考える検討委員会を設立する。

 県は太陽光など再生可能エネルギー関連産業の県内集積に向け、同拠点を中核とした県内企業との共同研究や技術移転を構想として描くが、同活用検討委員会では具体的な方策などが協議される見通し。26日の2月県議会代表質問で、渡部譲議員(民主・県民連合、会津若松市)の質問に伊東正晃商工労働部長が答えた。

 県は、将来的には同拠点と連携し、県内企業による太陽光発電のパネル部材や周辺機器の製品開発を支援する方針。同拠点を活用した事業を展開することで、再生可能エネルギー関連産業の設備製造から施工、保守まで幅広い業種、県内企業の新規参入を促す。

(2013年2月27日 福島民友ニュース)

駆け込み需要加速 消費増税見据え福島県内の住宅市場

2013-02-28 15:20:00 | 原子力関係
 税率が5%から8%に引き上げられる来年4月の消費税増税を前に、新築住宅の成約数が増加するなど福島県内の住宅市場が活発化している。住宅メーカーは「駆け込み需要は今後、もっと加速していくのではないか」とみる。東日本大震災に伴う復旧、復興工事や、本県の場合、原発事故で発生した除染作業などで住宅建築現場の作業員が不足。「新築の申し込みや期間内の完成が難しくなるのでは」との消費者心理も駆け込み需要に拍車を掛けている。

 郡山市の会社員男性(27)は昨年10月、消費税の引き上げを前に同市に土地を取得し、住宅建築の契約を結んだ。「増税のニュースが決断する踏ん切りになった」と話す。

 福島市の住宅メーカーによると、昨年に比べて約3割増の受注があり、土地購入を含めた第1次取得者が多い。除染で作業員が少ないことを考慮し、今のうちに契約を済ませておこうとする顧客もいるという。「駆け込み需要は5、6月ごろにピークを迎えるのではないか」とみる。

 日銀福島支店の1月の県内金融経済概況では、住宅投資は、被災住宅の建て替えのほか、避難住民の住宅再建や賃貸住宅への入居需要の高まり、消費税率引き上げの駆け込み需要の動きから、持ち家、貸家を中心に増加している。

(2013年2月27日 福島民友ニュース)

「事故前から睡眠障害」 原発自殺訴訟で東電

2013-02-28 15:10:00 | 原子力関係
 東京電力福島第1原発事故による避難を苦に家族が自殺したとして、川俣町の渡辺はま子さん=当時(58)=の遺族が東電に約9100万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論は26日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。東電側は「はま子さんは原発事故前から睡眠障害だった」とする準備書面を提出、はま子さんを診察した主治医の陳述書を提出するよう遺族側に求めた。次回は5月14日午後2時30分から。

 遺族側は「医学文献に基づき、はま子さんは原発事故でうつ病を疾患したといえる」とする準備書面を提出。東電側は「自殺の要因には環境変化なども影響している」とした上で、「原発事故と自殺の因果関係を認めるにしても、心因的要因を考慮し、損害額を減額する必要もある」と指摘した。

 遺族側は今後、主治医の陳述書を用意。自殺直前のはま子さんの状況をまとめ、うつ病の疾患と自殺の因果関係を立証する方針。

(2013年2月27日 福島民友ニュース)

「お父さんを返せ」 浪江の遺族、東電は争う姿勢

2013-02-28 15:00:00 | 原子力関係
 原発事故で浪江町から避難した五十崎喜一さん=当時(67)=が飯舘村で自殺したのは原発事故が原因だとして、遺族3人が東電に約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求める答弁書を提出、争う姿勢を示した。原発事故後に自殺した遺族の訴訟は2例目。次回は5月14日午後3時から。

 妻栄子さんは「原発にお父さんを奪われた。お父さんを返せ。返せないのなら、その理由をはっきりさせてほしい」と意見陳述した。

 東電側は答弁書で具体的な主張をせず「原告らの立証が進んでから答弁する」とした。遺族側が「積極的な訴訟対応を」と求めたが応じなかった。

(2013年2月27日 福島民友ニュース)