大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

中上清

2012-12-13 11:00:00 | アートマーケットの分析
ニューヨーク初個展の様子をアートフォーラムに紹介されている。
中上さんからメールが届きましたので記録しておきます。
これから海外での注目度が一層増すと信じています。
日本を代表する実力派アーティストだと自分は思います。


現代アートの恐ろしさ?

2012-09-07 07:34:59 | アートマーケットの分析
おどろきもものきですね!底値でアンディ・ウォーホル作品を買ってみたい!気持ちはあります。現代アートは恐ろしいとは自分は思いません。時代精神を表現し体現するのが現代アートの良さ!値段が乱高下するのもアートマーケットの楽しみであり醍醐味の一側面だから。村上隆と草間弥生、奈良美智のプライスは十分の一になれば妥当でしょう!村上は一〇〇〇分の一でいい!

以下NEBADAブログより転載

現代アートの恐ろしさ
現代アート市場を崩壊させる動きが表面化してきており、関係者は既にギャラリーを閉め、「逃亡」している事例も出てきています。

【アンディ・ウォーホル財団】が保有する全てのアンディ・ウォーホル作品(総数2万点余り)をクリスティーズオークションで売却すると発表したからです。

<売却作品>
オリジナル絵画 350点、版画1000点 、数千点のスケッチ等

これで市場を崩壊させるのは間違いなく、アンディ・ウォーホル作品は暴落することになります。

現代アートの恐ろしさは作品が大量にあることであり、一部の関係者が市場をコントロールしてきましたが、今回の一括売却で、市場コントロールは機能せず、市場は売り一色になるはずです。

当社は現代アートは一切タッチせず、19世紀絵画、印象派のみを扱ってきておりますが、この理由の一つには、19世紀絵画・印象派は、新規供給がなく、需給が崩れる心配がないからです。

印象派の【ルノワール】は6点、19世紀絵画の【コロー】は16点保有しておりますがまだまだ保有点数は足らなく、今後更に買い増したいと思っておりますが、売り物が市場になく買いたくても買えません。

既に、そうそうたる美術館、資産家がこれら絵画を保有しており、年間数点しか売り物が出てこない状態になっているのです。

【稀少金貨】も、既に資産家・年金ファンドが保有しており、新規の供給がなく、買いたくても買えない状態に陥っています。

現代アートは一人の画家で何千点、何万点も存在しており、これらが価値を持つ方がおかしいのですが、大量に存在する=大量に売り買い出来る=儲けられる、という発想でこの市場に入ってきた者も多く、今回の一括売却報道で一斉に投げてくるでしょうが買い手は殆んどいません。

現代アートを専門に扱っているギャラリーの破たんも出てくるでしょうが、安くなっても誰も買いません。
それが現代アートだからです。

アンディ・ウォーホルの版画が1枚100万円以上していた事例もありますが、いずれ10万円以下で売られることになるはずです。

既に崩壊した市場では、ヒロ・ヤマガタ、ラッセンのように100万円、200万円していた版画が、オークションで今や数万円という事例も出てきており、フレーム代の方が高いという事例もあります。

現代アートブームが終わり、今まで乗り換え対象で不当に安く扱われていました【19世紀・印象派絵画】の見直しが一気に進み、まともな市場が訪れることになります。

アートマーケットについて

2012-04-11 10:00:00 | アートマーケットの分析
日本のアートマーケットは井の中の蛙みたいなものです。
例えて言えば釣り堀でお客様をどうやって釣り上げるかを考えているお馬鹿な人々の集まりです。
草間彌生が人気があると噂で聞けば草間彌生を買いに入り奈良美智が人気があると思えば奈良美智を買いに入って一時的に相場を釣り上げることしか出来ない低レベルアートディーラーが巷に溢れています。
今の日本は自分の目でアートの真髄を見抜けない人が多すぎると思います。
トレンドとファッションにしか興味のないアートディーラーが蔓延っています。
日本の三流アートディーラーのファッションを見ればどれだけダサイか分かるでしょう。
全くもってセンスないです。
衣食住の衣の部分を理解できないアートディーラーがどうしてコレクターに優れたアート作品を紹介できるのでしょうか?
僕に言わしたらダサイ人間は所詮ダサイ作品しか紹介できません。
日本はまだまだイエローモンキーの世界だと自分は思っています。
日本は島国なのでアメリカやヨーロッパで評価される作品にしか興味がない三流アートコレクターが威張っている国です。
例えば広島のSさんとか東京の精神科医のTさんとか…。
日本人は日本の良さを世界標準で気付いていないことに一番の問題があると自分は思っています。
例えば着物やお能に造詣が深い人がアートディーラーの中にいるとは自分は思いません。
はっきり言いましょう。
僕以上に着物やお能に造詣が深いアートディーラーにお会いしたことがありません。
過去二十年間に遡っても能楽堂でアートディーラーに会ったことがただの一回もありませんからね。
このまま行くとこれから日本のアート界は衰退の一途を辿ると思います。
何故かと言えばアートディーラーの知的レベルが低すぎるからです。
お金儲けにしか興味のないアートディーラーはアートマーケットから退場するべきでしょう。
哲学と知性と理念を持っていないアートディーラーは信頼されないと思います。
アートディーラーと不動産屋はヤクザと同じだとみなされても仕方がないのが今の日本です。

続く…。

現代美術の小バブル 2

2011-02-08 15:28:00 | アートマーケットの分析
きのうは現代美術=「ゴミ」云々というブログをつい口走ってしまったのですが、知り合いのアートディーラーに「あなたはどう思う?」と聞いたら、大概のアートディーラーは心の中ではそう思っているよと好意的な意見。内心反発されるかなと思ったんですが…(大概いつも携帯でブログをやっているので、文章表現の言い回しが上手くできないのと、小学校三年生レベルの文章能力ですのでもし不愉快な気分を感じる方がいたら相済みません…ちょっと言い訳だけしておきます)。そばにいたもう一人のアートディーラーも「現代アートの作品を購入したら、翌日にはゴミです」ときっぱり。現代美術を「ゴミ」呼ばわりするなんて大変失礼で不遜な態度と思われる方もいるかもしれないけど、今回の小バブル崩壊では「値段が 1/100 に下落するのはまだいい方で値段のつかないものもいっぱいあるよ」とだめ押しされ、現実の厳しさを改めて認識しました。あくまでもアートマーケットでのプライス=経済価値について一面的な見方から現代美術=時間が経てば「ゴミ」であるという考え方もあると僕は言っているだけですから。自称アーティストが表現活動することを否定しているわけではありません。
僕のコレクションは大体自分ひとりでは持てない大きさのものがほとんどです。コレクションする基準というのは、いままで自分が観たことのない《何か》を感じる、意外性みたいなものに心が激しく揺り動かされる、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで衝動買いすることがほとんどだったので、無理をしてでも買うという行為に力点を置いてきたように思います。かつて横約6m、縦1mのフランチェスコ・クレメンテのペインティングを購入し、自宅に展示した時に思わず吐き気をもよおした経験があります。現代美術を買うということは、時代の最もいい空気を吸いたい、時代精神の良質な部分を垣間見たい…そんな気分がするのです。現代美術を買うということは自分自身の目を確める、頭の中身をクリーニングし、トレーニングする行為かもしれません。
「ゴミ」とは、長野県では木の葉のこと、鎌倉前期には「水田のごみ深かりける畔(あぜ)の上に」(平家物語)とあり、どぶなどに溜まる泥をさす言葉として使われていたそうです。近世以降になると「取るに足りないもの」「役に立たないもの」の意味にも使われ始めたと、語源辞典にあります。
現代美術=「ゴミ」の「塵」、「五味」、「護美」といかようにでも捉えることができるのであまり悪いイメージで「ゴミ」を捉えないようによろしくお願いします。

現代美術の小バブル

2011-02-07 16:05:46 | アートマーケットの分析
 リーマンショックで小バブルも終わり、アート作品を買い求める人々も激減している。何名かのマスコミに登場した「大コレクター」ともてはやされてきた方々も「どうでもいいゴミ」から整理、処分を開始している。現代美術=「ゴミ」の整理、処分には断腸の想いと後悔そして虚無感を伴いますでしょうね。(ご苦労さま)殆ど全てのアーティストの作品のpriceが下落したと思うけど10分の 1から 20分の 1、100分の1になってしまった現代美術の作品が大半…僕はpriceが下がったことはある意味良かったと考えている。僕自身は「ゴミ」を扱わなかったので…アート=お金=信用という一面的な観点からしたら今回の現代アートの小バブル崩壊は当たり前の出来事、予想された事態が起こっただけのことでしょう。前回のバブル崩壊で痛手を被ったコレクターと今回の現代アートのコレクターは重なっていないと思うんだけど…恐らく日本でアートを買うと「損をする」と考える賢明な人は海外に目を向けていくように思える。例えば中国の現代アートへ。まぁその件はいづれまた…気になる「ゴミ」の運命…一体どこに行く?美術館へ寄贈それとも寄託?「ゴミ」は塵か五味か護美か!?どうとらえてもらってもいいけど…大学美術館?なんかで値崩れした現代アートの展覧会を開催して美術大学の教育実習に利用するなんて結構いいアイディアじゃないかな。

現代美術と賞味期限

2011-02-01 18:23:00 | アートマーケットの分析
現代美術と聞いて真っ先に思い浮かべる言葉は「賞味期限」という語句ですね。数年前に何度か(10回くらい)スイスのチューリヒクンストハウスに遊びに行った時にブルース・ナウマンの巨大なオブジェを観たのですが、いたるところにひび割れがありました。その作品を観て即座に、この作品をクリスティーズかサザビーズのオークションで売却できるのだろうか?仮に売却したらいくらになるのだろうか?それ以前に査定されるんだろうか?と疑問に思いました。現代美術には賞味期限があるんじゃないのかなと愚才な僕はちょっと思ったんです。アンゼルム・キーファーの巨大な作品も飾ってあったのですが、コンディションはイマイチという印象を受けました。現代美術というのは文字通り現代美術なんであって、時代精神、所謂ツァイトガイストであるので、ツァイトガイストそのものを体現、あるいは発現することと同義であるのだから、よくよく考えてみれば現代美術の作品が壊れて当たり前であり、壊れてしまうことは前提であるのかもしれませんね。すみません、上手く表現できなくて。いずれにしても現代美術には賞味期限があると僕は思います。現代美術=お金=信用という一面的な観点で考えた時にアート作品が壊れるということは信用がないということにもなるかも。壊れたアート作品にお金を出す人はいませんからね。ということは、壊れるアート作品は信用がないということですよね。論理的に矛盾してないと思うのですが…。やはり現代美術というのは、時代精神を体現するものであって、現代美術を観て楽しめるかどうか、喜んでもらえるかどうか、網膜が刺激されるかどうか、脳が活性化するかどうかが重要なのであって、現代美術の作品を購入して儲かるかどうか、というのは二次的な問題だと最近しみじみ思うのですが。現代美術を扱っているアートディーラーに質問してみたいです。
「あなたの扱っているアート作品は永遠に不滅の価値があるのでしょうか?古美術と対峙できるのですか?古美術品と比べてあなたの提示する現代美術の値段はバランスがとれていますか?」と。賞味期限について考えてみる価値はあると思います。

アート界

2010-12-05 01:07:14 | アートマーケットの分析
友達とアート界の未来についておしゃべりする。プロ中のプロを目指していかないとこれからは駄目でしょうという意見。趣味と仕事は違うけれど、アート界は「神にもっとも近いアーティストの偉業」をお手伝いする重要な業界。アートディーラーはいち早くアーティストの才能を見抜き社会の中で優れた作品を紹介する役目があると思う。評価の定まったアーティストの作品を扱うことは資金があれば誰でも可能だと思う。アートディーラーの仕事の醍醐味はまだ評価の定まっていない作品を発見し、世の中に問うことで広く認知して貰うこと…一人でも多くの人々に歴史的な文脈の中で正しい位置付けとアートの底知れないパワーを感じて貰えるように全精力を費やすことだと考えている。今の日本にはアートディーラーよりアート作品のブローカーが多いように見える。嘆いても仕方ないけど、自分は自分の道を突き進むだけだ。アート界で真の成功を目指して自分なりの努力をしようと思う。

友達のアート分析から

2010-03-07 02:39:24 | アートマーケットの分析
「小さなスペースですが、借りる事にしました。今、日本は、疲弊しきってます。これからも、ずーっとこの状態が、続きます。プライマリーの方々は、何人か頑張ってくれてますが、セカンダリーで、それなりの現代美術作品を揃えている画廊が、一軒も無くなりました。驚くべき状況です。ささやかではありますが、灯をともしたく思い借りる事にしました。この買い手のいない日本で、そんな事やる事自体、無意味だとは、思いますが、やれるところまで、やってみます。どちらにしても、世界から見れば、小さな事ですね。(引用)」いつも冷静な目でアート界を分析するXさん。僕とほとんど同じ見解です。でも逆の見方をすればチャンスが沢山あると僕は思いますが。ほとんど信用のないアート界にお金が流れてこない原因と理由をまずアートディーラーはじっくり考えてみる必要が急務ではないでしょうか?お金イコール信用 このシンプルな事実に気付いているアートディーラーが日本に一体何人いるのでしょうか?歴史的分析と総括を通して真摯な反省をし
ないと沈没してしまうと思うのですが。日本のアート界の未成熟な側面は未熟かつ幼稚なアートディーラーが多いということですね。インターナショナルな視点を堅持して賢くなければ真のアートディーラーとして生き残れないように思いますが 。草間さんがいい、うれる、といえば草間さんだけ…自分の目で見て自分で判断できないアートディーラーが山のようにいる日本のアート界。知識も教養も品位のかけらも感じないアートディーラー…お金儲けにしか興味がないアートディーラーなら転職するには今がベストチャンスだと僕は思うよ!異論ある方は反論受け付けます。

アート業界

2010-02-25 18:03:36 | アートマーケットの分析
アート業界は完全に底を打ち反転するような気がする。良質な美術品はちゃんと流通している。もちろん現在の適正な相場で…ヨーロッパのアートマーケットはかなり堅調とのこと。アメリカもかつての勢いはないがアートの購買層に厚みがあり、かつ資金力も凄まじいことを考えると未来は明るいと自分は予測する。日本のほとんどのアートディーラーは大したポリシーも哲学も無いように僕は思う。自分自身はもちろんのことアートも全然信じていないように思う。アート=お金という一面的な捉え方で関わっていくというか、経済的な面に囚われてばかりいたら本質的な『大切な何か』を見失ってしまうような気がする。アートマーケットを除外してアーティストは生存できないのは自明の理であるが 神にもっとも近い存在であるアーティストの定義そのものを再考する必要もあるように思う。まずは未来からの美術史を今と架け橋すること。この視点が良いかも!

アートマーケットについて

2010-02-19 17:00:00 | アートマーケットの分析
アートマーケットという限定された領域において、最も注目する現代美術のアーティストを僕なりに上げてみたいと思います。

伊庭靖子、松本陽子、中上清、山崎つる子、中村一美、福田美蘭(福田さんの作品を購入することは困難を極める)

この辺のアーティストが、個人的には好きだし、実力派の作家だと思います。5年から10年のスパンでこれらの作家はさらに評価が高まっていくのではないでしょうか。ここ数年、短期的な値上がりが期待出来る作家としては、

草間彌生(今かなり注目されていますが近年の制作された作品はスタジオでアシスタントが制作しsignatureだけを草間さんがしている工房作品が大半である。また制作年度の意識的かつ意図な作為=八百長が発覚していますので真の天才とはいえません。彼女の作品を購入している方々の多くは作品のクオリティーを見ているんじゃなく名前と評判と将来性=値上がりへの期待度だけでしょう)、

ロッカクアヤコ(彼女には大変お世話になりましたが素手で絵の具を使用する危険行為を八回位警告したのですが全て無視されました。自殺行為を繰り返している)が値段が上がると思います。(かなりお寒い日本のアート界です。)


次にいわゆる物故の洋画家だと、

高島野十郎、長谷川潾二郎、熊谷守一、曽宮一念、長谷川利行

物故の日本画でしたら、

村上華岳、奥村土牛 くらいかな!

コンテンポラリーアートいわゆる、現代美術の分野では、

宮島達男、椿昇、小林正人、河原温、奈良美智がお薦めです。

(奈良君は値段が上がりすぎて作品のクオリティーと価格がつりあっていないと思いますので、あまり積極的にお薦めしません。自己責任でどうぞ。村上隆を私は薦めません。なぜなら、ヤマガタヒロミチとそれほど変わらない作家だと思います。特にプリント作品には絶対手を出してはいけないと思います。)

現役の日本画家では個人的に好きな人はいますが、将来性はほとんど期待薄という感じだと思います。これはあくまでも『アート=お金』というある一面的な見方によるアートマーケットに関する僕なりの考えですけどね。ここ数年日本のアートディーラーは、すぐお金になるアート作品イコール換金できる金融商品として投資家や不動産業者と似たような動きをしてしまってるように見受けられます。ちょっと寂しく思います。

書の分野では、井上有一と須田剋太、この二人は割といいと思います。他に白洲正子と熊谷守一も堅いですよね。

彫刻では、土屋仁応くんが将来性があると思います。須田悦弘も相当いいと思いますけどね。

つづく…

福の神

2010-02-03 17:50:09 | アートマーケットの分析
 今日は節分ですね。朝、親しくしている人から「鬼は外!福は内!」と豆をいきなりぶつけられ節分なんだな、と気づきました。自分の半生を振り返ってみると、様々な思い出が去来します。
 自分はアート業界に20年以上に身をおいているわけですけれども、正直に言うと自分は福の神として生きてきたように思っています。何故かというと自分が扱ってきたアート作品のほとんどが暴騰しました。例えば草間弥生奈良美智会田誠村上隆曽根裕ロッカクアヤコ高島野十郎、などです。特に奈良美智の作品はオリジナルペインティングを60点ほどコレクションしていましたからね。多分世界で一番持っていたと思います。また、草間弥生さんの作品は確か、1992年頃、約300点オリジナル作品をコレクションしていました。僕はアート業界では先見の明があったと冷静に自分を評価し、自己肯定したいと思います。村上隆作品も最高傑作をコレクションしていたし、最近評価が上がっているロッカクアヤコも私のスタジオで作品を制作(アーテイストレジデンス)していただいたので、大変貴重な経験をしました。アート業界では結構センスはいいほうだと、自分を褒めてあげたいと思っています。(このブログを見てくれているアート業界の方で、もし異論があるなら、是非コメントよろしく!)
 アートマーケットの世界では、僕はほとんど奇跡とよんでもいいくらいイチロー以上の高打率でホームランをかっ飛ばしたと自負しています。草間弥生は100倍、奈良美智は300倍、村上隆は100倍、ロッカクアヤコは100倍etc...投資効率からいっても、僕がいいと目をつけたアート作品は、今回のリーマンショック以降のアートバブルがはじけたと言われているアート界において、比較的評価が下がっていず、値段は安定しています。つまり初期投資(アートの購入価格)から考えても全然損していない価格帯を上記の作家達は保っていると思います。昨年の春頃、三ヶ月間くらい集中的に2チャンネルで誹謗中傷の集中攻撃を受けましたが、僕がいいなと思ったアーティストの作品がほとんど80%以上の高確率で価格が暴騰したことをアート業界の人々が半分妬み、半分羨ましくなったんでしょうね。2チャンネルの僕への誹謗中傷は勲章だと思っています。
 思い返せば、20数年前、自分の住んでいた家が火事になり全てを失い、マイナスからのスタートで、アート業界にいつの間にか身を置いていました。ですから僕には怖いものは何もありません。もともと何もなかったんですから。ただ、自分には本物のアート作品を見る目と、純粋無垢な心だけはあります。それと、ちょっとだけ信用があるので、目と心と信用で、もう少しだけ、アート業界で福の神を演じていきたいと思っています。(今日はだいぶ自己宣伝しちゃいました。)

Fw:アートの世界

2010-02-02 21:07:03 | アートマーケットの分析
想像力を刺激し 脳の働きを活性化してくれるアートは人類の歴史上 なくてはならない大切なものですね!でもアートマーケットの世界という基準や尺度でアートに関わるとちょっと見えてくる光景が変わってくるかもしれない。アート作品=お金と言い切るアートディーラーもいますから。今の日本のアートマーケットはいわゆる美術愛好家やコレクターにほとんど信用されていないような気がします。分かりやすくいうと日本のアートマーケットの世界にお金が流れてこないからです。ほとんどの日本のアート作品は値段が暴落しました。美術愛好家やコレクターが購入した美術品の価格が購入時の五分の一から十分の一になってしまったら誰でも嫌気がさしますよ!二度とアート作品を買いたくない心境になると思います。欧米でアート作品を購入している方々はアート作品を購入するということは様々な意味で経済的利益や社会的なステータスを高める、つまり尊敬される崇高な行為として人々から評価されるわけです。もちろん美術館への寄付や税制の優遇措置も含めて
…日本のアート界の低迷や衰退の原因の一つはアートディーラーが自分自身も信じていないしアート作品のクオリティーも無理解、ただ商売の道具=お金儲けにしか思っていないような気がします。要するに金の猛者=愚者であることを自ら白状している感じがするのです。一面的な評判やオークションの落札結果だけを重視してアート作品を売買する低レベルの幼稚な価値基準と知的レベルを疑うようなな目の利かない、品性も感じないアートディーラー・心眼でアート作品を観ることの出来ないどうでもいいアートディーラーが世の中に溢れるほど存在しているからかもしれませんね!お寒い日本ですが…これってまだまだチャンスがあるということかなぁ!今ぐらい アートコレクターにとって楽園はないと思うけど。

アートの世界

2009-12-12 21:00:05 | アートマーケットの分析
今日はアート界で大成功したディーラーの方に偶然お会いした。今の日本はもう撃沈。あと数年で国際競争力も40位になる。ほとんど絶望ですという予測。アートを買うと損すると思う日本人が圧倒的多数。海外とまったく逆な方向。厳しい意見に自分も気分が・・・
確かにこれからの日本のアートの世界は寂しいかも。でも日本のアートのクオリティーの高さは世界最高レベルだと自分は思う。アートの可能性を信じることは自分を信じることだと思う。少し暗い話題で恐縮です。あいすみません。知性と教養の高さがアートの理解度数と直結、正比例していることははっきりしている。
でも今日お会いしたディーラーと僕は重野克明君の新作銅板画を十数点買い求めたんです。意見の一致?本当にいい作家です。Aさんはお金儲けの大天才。御利益に預かりたいとしみじみ思いながら知人と77の会場を後にしました。

アートディーラーについて 1

2009-08-25 12:00:00 | アートマーケットの分析
 どんな職業についてもいえることですが、小さな成功を積み重ねることによって、大きな成功をもたらすと僕は思います。当然小さな失敗も大きな失敗も経験するのは当たり前ですよね。成功と失敗は背中合わせかもしれませんから。『アート界で成功する』とはどういうことなのか、時々自問することがあります。元手のない人がアートの業界で成功する近道は信用と才能を見抜く目が最も重要な気がします。お金は二の次ではないでしょうか。現代美術は時代精神の良質の部分をいかに速く見抜くかが、アートディーラーの腕の見せ所だと僕は思いますね。様々な失敗も経験し、精神力と意志を強く持って反省しながら、もう一度原点に立ち返って希望を持ち前に進みたいなと思っています。