大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

坂東玉三郎 『阿古屋』DVDをみて

2011-01-31 18:09:47 | 能・歌舞伎
 先日久しぶりに『阿古屋』をDVDで見ました。平成14年に歌舞伎座で催された内容なのですが、錚々たるキャストが勢揃いしていてとても素晴らしいな、とあらためて感動しました。先日ル・テアトルに出演しているキャストとは格が違うと再認識したというところが正直な気持ちです。特に成清役の市川弘太郎さんの演技は役不足という感じがするのですが…玉三郎さんだけが約10年という歳月がすぎてますます格段に芸を極めている,というのは素人がみても一目瞭然ですね。DVDというのは臨場感を得るというのにはいまいち物足りない面は否定できませんが、「記録として保存されている動かぬ証拠である」という面も明白ですので、歌舞伎を比較検討する上では有効なツールではないでしょうか。


壇浦兜軍記 阿古屋(だんのうらかぶとぐんき あこや)

出演:坂東玉三郎 中村勘九郎(現・勘三郎)ほか

収録:平成14年 歌舞伎座

アート界の尋ね人 3 (ある『アーティスト』のこと)

2011-01-31 17:55:02 | 美術
 ある『アーティスト』と元アートディーラーの金銭をめぐるトラブルについて、双方に話し合いで解決するように何度もアドバイスしたのですが、M大学で教鞭をとっているKという『アーティスト』がのらりくらりとした態度(本心は確信犯であると自分は判断している)で元アートディーラーを処罰しようという行動にでている。僕はKというアーティストには一度も面識は無いが、電話で話す限りでは元アートディーラーとの『トラブル』は「もうどうでもいいんです」といいながら元アートディーラーを許そうとしていない。大した金銭でもないにもかかわらず、元アートディーラーを許さない姿勢に僕は釈然としない思いがします。血の通った人間同士が話し合いで問題を解決できないなんて本当に情けないな、としみじみ思います。Kという『アーティスト』は仮にも大学教授という職業をどういう風に思っているのでしょうか。自分がトラブルの要因を作った当事者の一人であるにもかかわらず、第三者に解決の方法を委ねるなんて僕には理解できません。一応僕もアートディーラーを自認していますが、なるべくアート界ではトラブルはないほうがいいに決まっているし、あったとしても話し合いで解決すべき事だと思うのですが…人を許せない人というのは本当に不幸だと思います。おそらく元アートディーラーもアート界では復帰できそうにはないかもしれませんが、立場的に弱い人間に追い討ちをかけて、鞭をふるという行為はまともなアーティストがやることではないと思います。この『アーティスト』に関してはいずれ名前を公表し是非を問いたいと思います。正直大学教授の職にある『アーティスト』の対応にがっかりしました。このトラブルでは誰も勝者はいません。要するに誰も幸せになれないのです。

鳥井林太朗 Lyntalo torii 神の夜

2011-01-31 11:03:52 | 展覧会案内
 神学を学ぶということは経済学を学ぶということと同義だと私は思う。鳥井林太朗は早稲田大学で東洋哲学を学び、その後独学で研鑽を積みながら、いまだかつて誰も踏み込んだことのない孤高の境地で、アートと哲学、神学と経済学の領域を不器用だが繊細に歩み続けている作家である。彼は古美術にも造詣が深く、或る日ひょっこり私のギャラリーを訪ねて来た。あれから数年。この度『神の夜』というタイトルでこの稀有なペインティングをご紹介できることは望外の喜びに他ならない。地平線、或いは水平線を思わせるこれらの絵画は多面的な解釈が可能だが、<命の線>を視覚化し、〈光〉というモチーフを一アーティストが表現することは神をも恐れぬ偉業だと私は考える。大袈裟ではない。鳥井林太朗はいとも易々とホリゾンタルアート=神の夜を我々の現前に指し示してくれたのだ。



鳥井林太朗 Lyntalo torii 神の夜

会期 2011年2月1日(火)~2月14日(月)
   12時~19時 日曜休廊

場所 晶アート 
   東京都中央区銀座5-9-19 2F

 



烏井 林太朗 ( Lyntalo TORII )
    早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業

1999.9月   フランス政府給費留学により渡仏
2000.9月   グループ展(ギャラリー・アタノー/マルセイユ)
2001.1月   グループ展(タルブ現代アートセンター”Le Parvis”/フランス)
  4月   グループ展(トゥールーズ現代美術館”Les Abbatoir”/フランス)
  4月   個展(ギャラリー・ジャンフランソワメイヤー/マルセイユ)
   10月   グループ展(フィエスタ・アートフェスティバル/マルセイユ)
  9月   個展(Hitomi Bushi d’eau/パリ)
   11月   個展『深く身をかがめて』(ギャラリー・アートポイント/東京)
2002.3月   個展(ギャラリー・ド・タブロー/マルセイユ)
  7月   グループ展「1%アーティスティック」(マルセイユ美術大学ギャラリー)
       壁画製作(マルセイユ幼稚園・小学校)
  9月   個展(国際ポエムセンターCIPM/マルセイユ)
       二人展(Hitomi Bushi d’eau/パリ)
   10月  個展(シネマ・デ・バリエテ・エントランスギャラリー/マルセイユ)
2003.1月   個展(パッサージダートギャラリー/マルセイユ)
   10月   個展(フィエスタ・アートフェスティバル/エスパス・エクルイユ/マルセイユ)
   11月  個展(La Minotorieエントランスホール/マルセイユ)
2004.9月  帰国
2005.6月  個展『ぽちゃん』(エス・ギャラリー/東京)
2006.1月  個展『ウサギの羽根に鳩がとまった』(海画廊/東京)
  2月  個展『無限のスキマ』(ギャラリー川船/東京)
2009.4月  個展『わらいごと』(和田画廊)

コレクション
2001 マルセイユ市Fonds Communal により「反復の庭」がコレクションされる

レジデンス
1996 銅版画アトリエ<Atelier 63>にて1年間版画を学ぶ(パリ)
1999~2000 アーティストレジデンス<Astterids/La Friche>(マルセイユ)

奨学金
1999~2000 フランス政府給費留学によりマルセイユに渡仏(以後2004年2月まで延長)
2000~2001  Aide individuelle a la Creation (DRAC プロバンス/フランス)

公共製作
2002  マルセイユ幼稚園の壁画及び入り口のホールの壁画「想像の庭」を
     1%アーティスティック基金より依頼されて製作(マルセイユ)

寒い夜

2011-01-30 23:23:21 | 日記
寒い夜はやっぱり美味しいお酒がいいね。青森県の喜久泉はかなり美味しいお酒!奈良の金陵も好きだなぁ!石川県の宗玄も美味。福島の大七もレベルが高い。花泉と国権もdelicious!日本酒は奥が深いよね!十四代も稀少なお酒、そう言えば越後の鶴亀は暫く頂いていません。地酒がいいな!さむい夜はやっぱり日本酒が一番だね。日本酒万歳\(^-^)/

金澤翔子席上揮毫のお知らせ 大中寺にて

2011-01-30 11:00:00 | 金澤翔子さん関連

畠中光享

お釈迦さまに帰依いたします
早くも開き始めた梅の庭を、植物園の園長の顔をして朝夕楽しみに歩いています。
何しろ百年を超える梅園ですから、色々と昔語りをしてくれます。
ぜひ、耳をそばだて、ご清遊ください。
第34回 梅見の会では、東西の芸術を存分にお楽しみ頂きたく、ここにご案内を申しあげます。

   時  2月11日(金)建国記念日

   人  有志のみなさま 湯茶の接待・・・・・・・・・・・・9時より終日
      宮内 宗豊   呈茶

      赤松林太郎   ピアノ シューマン『花の曲』他・・10時30分より
               全日本学生音楽コンクール第一位
               クララ・シューマン国際ピアノコンクール上位入賞

      金澤 翔子   席上揮毫(きごう)・・・・・・・・11時30分より
               ダウン症の書家

      浅草の紗幸   講演『花柳界について』・・・・・・13時30分より
               オックスフォード大・社会人類学博士
               オーストラリア・メルボルン出身

      浅草の芸者連  踊り


          演奏・講演中は接待がありません
          駐車場の用意はありません

大中寺

アート界の尋ね人2

2011-01-29 22:01:38 | 日記
知能犯~係長なんていう肩書きの名刺を生まれて初めて見た。へぇーという印象。その係長の人相はかなり賢そうにみえた。何年間も放置していた案件を思い出したかのように急に問題にするなんてよほど仕事がないんだろうな!アート界の尋ね人と題して昨夜お知らせしたら1日かからないで本人から電話連絡があった。本人に危機意識が全く欠如している様子。それにしてもブログの威力というかなんというか…もめ事は当事者同士でお願いいたします。お互い血の通った人間同士でしょう?じっくり2人で話し込んで下さい。でもこれからの日本は殺伐とした状況。つまらないトラブルが吹き出るのかもしれない。人間は余裕が無くなればなんでもしますからね。弱い生き物ですね。アート界なんてたかが知れてます。でも時代の先端、触角として重要な役目を担っていると僕は思うな!

受験勉強VS 月面着陸

2011-01-29 16:21:11 | 日記
人類初の月面着陸は捏造であると副島隆彦先生は著書のなかで主張している。20世紀の最大の詐欺事件。イラクの核疑惑も同様。9・11爆破事件。地球温暖化問題もかなり怪しい。大きな騙しの空の下で呼吸しないと生きられない僕たち人間…アメリカの国家戦略をしっかり見極めて行動しないとおバカな日本人で終わってしまう。最近若い女性に月面着陸について質問してみると「行ってないよ」と即答する。アメリカ国家の詐欺、捏造、欺瞞が近いうちに暴露される可能性が大!体制内で洗脳されきった頭脳が根本的な転換をはかった時に幸せな社会が到来するんだろうか?
グローバルな社会でプラスの面を大切にしながら日々向上心を持って成長したいと思う。だからこそ読書の習慣化が重要だと痛感する。楽しく読書するにはどうすればいいかを絶えず考えている。いつも感じることは人間は自分にとって重要なことしか見えない習性の持ち主であるというシンプルな事実。大概の人々は日々の生活に追われるだけ…余裕のない生活?でもちょっと考えてみたら、「国民の幸福」を主張している政治家のほとんどは詭弁かも知れません。日本経済の衰退を招いたのは政治家の無知と無策が主な要因でしょう。そしてそんな政治家を選択する多くの日本の人々…話しがちょっと反れてきたみたいですがアポロの月面着陸の有無について真剣な検討をすることは大切な歴史認識として現実的問題だと自分は思う。属国日本がアメリカから独立国として自立するためにも月面着陸の有無について立場を明確にしたほうがいいかも。「え?アポロ!そんな昔の話ですか!」という声が聴こえてきそう。月面着陸の作り話も風化させる作戦としてアメリカの選択肢の一つだったり
して!受験勉強よりアポロの謎解きのほうが頭脳が明晰になると僕は考えていますよ。

坂東玉三郎 阿古屋にて たかが手ぬぐいされど手ぬぐい

2011-01-29 10:00:00 | 能・歌舞伎
 先日玉三郎さんの『阿古屋』で手ぬぐい投げがあり、生まれてはじめて見事キャッチすることができました。2階のボックス席なので手ぬぐいはこないだろうな、と思っていたのですが僕の目の前に手ぬぐいがすっ飛んで来たのです。諦めと同時に期待もしていない手ぬぐいをキャッチできるなんてやっぱり嬉しいですね。手ぬぐい投げの正式な名称は知らないのですが、詳しい方がいたら教えてほしいです。今年は縁があって『阿古屋』を3度も観ることができました。3度目に見事手ぬぐいをキャッチできた事は、3度目の正直というのでしょうか。

 

 
手ぬぐいをひらいたところです。


関連記事

阿古屋①  阿古屋②

現代美術における世界標準 スーザン・フィリップス 

2011-01-28 19:30:00 | 美術
現代美術の重要な賞としてイギリスにターナー賞があるのは大概の方はご存知だと思いますが、自分がコレクションしていたアーティストであるスーザン・フィリップスが昨年の12月に見事グランプリに輝きました。おそらく日本では僕以外にスーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションをコレクションしている人は寡黙にして知りません。少なくとも5年前の時点でスーザンの作品を購入した人が日本に誰か存在していたら是非ともご一報ください。(現時点でもいいですよ)ターナー賞に関心のある方はもし良かったらスーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションの世界を覗いてみてください。これが現代美術の世界標準です。少なくとも5年前の話です。僕はちゃんと身銭を切って作品を購入しています。現代美術の授業料とはいつも観るものではなくて、買い続けるという行為=真剣勝負をする事と同義だと思うのですがいかがでしょうか?日本の公立の美術館に勤務している方で身銭を切って現代美術の作品を買う方なんて数名しかいませんからね。美術館の企画に対して辛口の評価を僕がするのにはそれなりの理由と根拠があるのです。

スーザン・フィリップス サウンドインスタレーション

スーザン・フィリップス ターナー賞

関連記事

一人暮し

2011-01-27 23:48:25 | 日記
久し振りに友達が自宅に遊びに来て一言「こんな広々とした部屋で寂しいでしょう?」「それほど広くないよ」と僕。天上は高いけど…咳をしても一人、僕も部屋で一人咳払い…まぁいいや!一人暮しもいいことが山ほどあるから…本音を言えば寒い真冬は異性の肌が恋しいけどね。今日は自分自身に感謝してそろそろ休むことにするか。明日から税の修正申告に精力を傾ける積り…

税務署

2011-01-27 18:36:59 | 日記
今日は税務署にいってきた。これで三回目。ギャラリーにも二度来店。色んな観点から質問攻めにあう。個人部門だけど僕の場合は規模が大きいとの税務署の見解。お客さまに迷惑をかけれないし、取引先にも守秘義務があるし、痛し痒し?最後は全て自分で被るしかない…愛する日本の為に払うものは払いますが…こんなに不景気な状況でお金を生み出すのは至難の技が入ります。それにしても税務署の調査は凄い…想像以上です。僕のことを隅から隅まで調べ上げてくれました。僕なんて大したことはないと思うけど、職員によると「あなたは凄いじゃないですか、才能のある作家を見つけて大きな利益を上げているでしょう」「個人ではかなり規模が大きい」とのこと。自分の姿を自分自身でみることが不可能なのでよく判りませんが…数字はかなり苦手だけど当分税について真剣な検討をしないといけません。ため息をついても仕方ないので…精一杯誠心誠意対応するだけですね! 税務署は僕のブログをジックリ読んでくださり頭が下がりました。ブログもホームページも良し悪しで
すね。でもでも「それがどうした!」淡々と前向きに死ぬまで生きるだけです。何事もプラス思考で乗り切る僕です。

角館から田沢湖へ(旅の思い出)

2011-01-27 10:00:00 | 旅行
先日北国を周遊して来たのですが、新幹線の車窓から見て「一番きれいな景色はどこですか?」と質問されたら越後湯沢から浦佐にかけた山脈風景と秋田新幹線の角館から盛岡に向う雑木林と河川敷の風景だと答えたいと思います。特に1、2月の角館から田沢湖の景色は日本の原風景を想起します。ハイスピードで走行する新幹線の車窓からデジカメで撮影してみました。良かったらどうぞご覧ください。旅の記録として保存公開します。

  
 
 
 
  

人を見抜く

2011-01-26 04:20:19 | 日記
相手がどんな人か見抜く簡単な方法は目をみること…これほど判りやすい方法はないと思う。次に相手の発する言葉をジックリ聞き分けること。人の悪口や非難をする人は要注意…でもそんな人は自分が大した人じゃないと白状しているようなもの。人の悪口を言っている人は、間違いなく不幸な人です。ただし事実関係を説明する行為は悪口ではないですよ。誉められたら「ありがとう」でも油断しないでくださいね!大概誉める人は手強いですから…騙しの空の下に呼吸して暮らす僕たちは所詮か弱き存在ですが、自分を大切に出来ない人は他人も大切に出来ないと自分は思います。大概の人は自分にとって都合のいいように物事を解釈します。自分にしか興味や関心がないと言ってもいい位です。もっとハッキリ言うと、自分にとって重要なことしか人は物事が見えない習性を持っていますから。世知辛さを通り越した今の日本。人を見抜くことは自分自身を知り抜くことから先ずはスタートです。

対人関係

2011-01-26 03:21:50 | 日記
対人関係で問題が起きたら、「なやまなくていいです」と僕は自信をもって答えます。対人関係における問題なんて、所詮話し合いで解決できるから。たとえ裁判になっても恐れることはありません。不安と恐怖心をもって生きる位人生において愚かなことは無いと経験上しみじみ思います。嫌な奴に出会ったら、チャンスが来たと楽しく構えてみてください。自分を高める絶好の機会だなとおもえたら、一歩前に、一段上に上がれます。嫌な奴に出会ったら、避けれたら避けてもいいです。ビジネス上でも同様…嫌な奴はいづれ消えていくと僕は断言します。嫌なことをどうとらえるかはその人の器量と知力でどういうふうにでもなります。一時的に気分を害してもしょうがないです、なるべく嫌なことは忘れるのが一番いいと自分は悟りました。どうせ相手にしても大切な時間の無駄になるだけです。以上は最近自分が経験上悟った結論です。重要なことはシンプルなものです。難しいことをいう人を信用しないでくださいね。