福島県の現状と支援訴え NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故から2年になるのを前に市民グループが開いた集会で、放射能の風評被害を克服して農産物の販売を続けている福島県の農家が現状を報告し、支援を訴えました。この集会は、原発に反対する活動を行っている「県平和運動センター」が、金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開きました。
集会では、福島第一原発から39キロ離れた福島県田村市で農業を営む大河原伸さんが、原発事故の後の状況について報告しました。大河原さんはトマトやジャガイモなどを栽培し、消費者に直接販売してきましたが、原発事故の後、放射能の影響に対する懸念から出荷が大きく落ち込んだということです。
そこで、収穫した農作物の放射線量を測定して公開する取り組みを進めたところ、100件ほどの契約が得られたと説明しました。
その上で「顧客の中にはインターネットで評判を広げてくれるなど、農作物の販売を支えてくれる方が何人もいる。福島には前向きに動き出そうとしている人がたくさんいるのでどうか力になって欲しい」と訴えました。
集会にはおよそ200人が参加し、原発事故からまもなく2年となる福島県の現状について熱心に聞き入っていました。
03月02日 19時10分
東京電力福島第一原子力発電所の事故から2年になるのを前に市民グループが開いた集会で、放射能の風評被害を克服して農産物の販売を続けている福島県の農家が現状を報告し、支援を訴えました。この集会は、原発に反対する活動を行っている「県平和運動センター」が、金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開きました。
集会では、福島第一原発から39キロ離れた福島県田村市で農業を営む大河原伸さんが、原発事故の後の状況について報告しました。大河原さんはトマトやジャガイモなどを栽培し、消費者に直接販売してきましたが、原発事故の後、放射能の影響に対する懸念から出荷が大きく落ち込んだということです。
そこで、収穫した農作物の放射線量を測定して公開する取り組みを進めたところ、100件ほどの契約が得られたと説明しました。
その上で「顧客の中にはインターネットで評判を広げてくれるなど、農作物の販売を支えてくれる方が何人もいる。福島には前向きに動き出そうとしている人がたくさんいるのでどうか力になって欲しい」と訴えました。
集会にはおよそ200人が参加し、原発事故からまもなく2年となる福島県の現状について熱心に聞き入っていました。
03月02日 19時10分