なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

化粧用コットン

2012年09月08日 | 技術
明治14年創業の鹿児島県「カクイ株式会社
国内シュアーの7割を占め、中国にも輸出しています

 

1日に100mのロール200本分を製造
毛羽立ちが無いのでスムーズにパッティングが出来ます

表面は完全に脱脂綿になっていますが、中心にわずかに残っているのが
化粧用パフとして愛用されている理由でしょう

女性にとっては、欠かせない化粧用コットンですが
ここにも、日本の細やかな技が生かされています

   

原綿が入ってきたら、脱脂・漂白してから形を整えるのが普通です
手順を逆にすることで、肌触りの良い化粧用コットンになります

 

脱脂せずに形を整えて、綿をほぐし平らにしていきます
がついている事で、繊維へのダメージが違ってきます
しかし、異物が入っていないかをチェックするのは人の目です

   

化粧用は勿論ですが、医療用カット綿
タンカーの事故などで、流れ出た原油を吸着するのにも大量に使われます