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脊髄反射「別のやり方があるじゃないか!」:朝日社説「専大北上問題―特待生制度を考えよう」

2007-04-17 12:53:27 | 時事問題
専大北上高校野球部が解散することに関して、朝日新聞は17日付社説で論じている。

解散の理由は、専大北上高校卒業の野球選手が、在学中に西武から金銭を受け取ったこと。また特待生制度を利用して野球部員を募集していたことである。もちろん専大北上高校が、高野連からの「除名処分」を受ける前に、自ら解散という重い処分を決めて、将来復帰への道筋をつけたかったという思惑はある。

社説では、西武からの金銭授受は論外であるが、特待生制度は否定できないのではと疑問を呈する。「いま考えるべきは、これまで裏側でこっそりやっていたことを表に出し、周囲がチェックできる仕組みをつくることではないか。そのうえで行き過ぎを正し、ほかのスポーツの特待生制度とのバランスを取る具体策を考える時期だろう。 」確かにこれは耳を傾けるべき見解である。

さらに特待生制度の背景にある野球留学にも歯止めをかけるべきだと踏み込んでいる。「特待生制度と裏表になっている野球留学にも歯止めをかけた方がいい。正選手が軒並み県外の中学校出身というのでは、県代表としての共感は得られまい。たとえば、公式戦でベンチ入りできる県外出身者の割合を限ってはどうか。 」

ここで私は脊髄反射した「別のやり方があるじゃないか!朝日新聞が後援している夏の高校野球予選で一県一代表という制度を廃止するべきである!」

すなわち出場校の少ない地方では、複数の県から一つの代表を選ぶべきである。出場校が多い地域では代表を増やすべきである。読売新聞が巨人の意向に配慮して、プロ野球ドラフトの希望入団枠制度の廃止を書けなかったの同じような事情が、朝日新聞にもあるのだろうか。

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