おばけなんてないさ/作・絵:せな けいこ/ポプラ社/2009年
歌が先にあって、絵本があるかと思って調べたら、やっぱりありました。
♪おばけなんて ないさ おばけなんて うそさ と歌っていると
「こわいおばけがでるぞ」といっても、「こわくないよ」と、切り返しされそうです。
♪だけどちょっと だけど ちょっと ぼくだって こわいな
少しだけ おばけとともだちになれたら 楽しいかな
一番目はなんとかクリアしても、二番目以降は何回か練習しないと、うまく歌えないようです。
ほんとに古い歌ですが、それでも口ずさむことができるのが不思議です。
川崎大治民話選 日本のおばけ氏話/川崎大治/童心社/1969年
にわか芝居が盛んな村の権十爺じいさまが亡くなって、ひとりぼっちで暗い道をとぼとぼあるいていると、そこにやってきたのはえんま大王さま。
しゃばのものが楽しんでいるのに、わしが見んというほうはない。はやくにわか芝居をやってみろといわれ、えんま大王の衣装をかりて、踊っていると、そこにやってきたのは赤鬼、青鬼。
亡者が大勢やってきて大忙しだから、すぐにえんま庁のもどるようにいわれ、権十じいの閻魔大王は、えんま庁へ。
一方、本物のえんま大王は、亡者の姿だったので、赤鬼、青鬼の金棒でめったうちにあってしまいます。
昔話では、えんまさまは、どことなく愛嬌があって憎めません。死神とは、どこか違います。ヨーロッパの昔話で、死神が置き換わる例には、あったことがありません。
にわか芝居が盛んな村の権十爺じいさまが亡くなって、ひとりぼっちで暗い道をとぼとぼあるいていると、そこにやってきたのはえんま大王さま。
しゃばのものが楽しんでいるのに、わしが見んというほうはない。はやくにわか芝居をやってみろといわれ、えんま大王の衣装をかりて、踊っていると、そこにやってきたのは赤鬼、青鬼。
亡者が大勢やってきて大忙しだから、すぐにえんま庁のもどるようにいわれ、権十じいの閻魔大王は、えんま庁へ。
一方、本物のえんま大王は、亡者の姿だったので、赤鬼、青鬼の金棒でめったうちにあってしまいます。
昔話では、えんまさまは、どことなく愛嬌があって憎めません。死神とは、どこか違います。ヨーロッパの昔話で、死神が置き換わる例には、あったことがありません。