どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

はるろどとむらさきのくれよん

2016年12月02日 | 絵本(外国)


   はろるどとむらさきのくれよん/クロケット・ジョンソン・作 岸田衿子/文化出版局/1972年初版



 絵は、紫、緑のみ。文も緑です。
 タイトルはオレンジ、作者や出版社は黒。これだけです。

 タイトルがすこしわかりにくいのですが「ハロルドと紫のクレヨン」とすると、イメージがわくかもしれませんが、これがなかなかそうはいきません。

 ハロルドが紫のクレヨンをもって、月夜の散歩。
 クレヨンでかいたのは月。散歩のためには道も必要。
 リンゴの木をかいていると、あらわれたのはドラゴン。
 あわててにげだすと、海のなかへ。
 でもすぐに、船をかいて・・・。

 どんどん冒険?が続くのですが・・・。

 ハロルド君、赤ちゃんのようにもみえますが、歩いていますから1~2歳ぐらいでしょうか。

 クレヨンは空想を形にしてくれる大事な道具。

 これまでまったくみたことのない不思議な絵本です。