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本と雑貨と手作りのブログ。

「ひとりずもう」

2007-01-22 | エッセイ
こちらも図書館で手にした本。さくらももこさんのエッセイです。エッセイは気軽に読めるので、ついでによく借ります~。

さくら ももこ / 小学館
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この本は、さくらさんの少女時代からデビューするまでのお話で、「青春」や「思春期」がテーマになっています。最初の方は下ネタが多くて、「…」という感じだったのですが、最後の方はものすごく良かったです。それは、漫画家になるまでを語った部分。さくらさんは小学校時代と変わらず、中学・高校もダラダラ自由に過ごしていたのですが、高校2年の終わりに自分が何もしていないことに気づき、ずっと描いていた漫画家という夢へ挑戦し始めます。

初めは今と違って、ラブコメの少女漫画を描いていたというさくらさん。今までの話から想像できないくらい真面目に取り組み、高校3年になる前の春休みから描き始めた漫画を、4月の半ばに完成させます。そして、雑誌に投稿するのですが、その結果はBクラス。大きなショックを受けた彼女は、漫画家以外の道を考え出します。

次に自分が好きなことを考えた結果、出た答えは「お笑いが好き」ということ。漫才師や落語家を目指し、弟子入りを申し込もうとするのですが、勇気が出ずにそのチャンスも逃すという結果に。夢をあきらめ、普通の道を考えた彼女は、地元の短大に推薦入学を希望。しかし、そこから新たな道を見つけ、漫画家という夢を叶えることになるのです!そこは、ぜひ読んで確かめてみて下さいっ。

夢の話になるまではさくらさんにあまり共感できなかったのですが、夢に向かって走り出したさくらさんの行動力にはとても感動しました。自分は大した挑戦もせず、夢をあきらめたので、本当にすごいなと思いました。将来のことで悩んでいる人には、とても勇気を与えられる本です。できれば、学生のときにこの本を読みたかった!!


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