キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

材割で出たもの

2007年11月15日 | オサムシ科
えー、暫く放置してしまいました。スミマセン。
この間、色々と忙しく、過していました。
頑張って材採に出かけたり、地元同好会の総会に出席したり、
タイヤ交換したり、頭痛で寝込んだり、再び仕事が忙しくなってきたり・・・。


そんな一週間の採集風景。
11月10日


材割採集にて得られた、蛹室内で死んでいたヒメオオ。
(成虫は得られず。他にヒメ幼虫?が1頭。)




材割中にでてきたオオルリオサムシ。

他には羽化直のミヤマとかスジクワとか・・・



いつもなら採集しない時期に、通常メインとなる虫が採れたのは面白い体験でした。


フタモンヒメコキノコムシ

2007年11月09日 | コキノコムシ科




フタモンヒメコキノコムシ[Litargus unifasciatus]★★★(コキノコムシ科)

2007.7.8 札幌市

北海道と本州に分布。体長は2㎜強。
翅に1対の赤い斑紋を持つ。
コキノコムシ科は概ね2~5㎜程度のサイズで食菌性のグループ。
現地では判別できず、撮影時はケシキスイか何かだろう・・・なんて感じでしたが、
後で写真を拡大してみたら触角やフ節の形が違う・・・?!
と言う訳で、調べてみたら本種でした。



本日、待望の「日本産コガネムシ上科図説 第2巻」が到着!
気になるコガネがいるので、これからじっくり眺めてみたいと思う。


立冬

2007年11月07日 | トンボ目
本日、2週間ぶりにカメラを持って野外へ。



札幌近郊の山は既に落葉し、森の奥の空が透けています。

天気は良いのですが、この場所での気温は3.5℃。

雪虫も見かけない・・・。





唯一、目にとまった昆虫は、陽だまりのアキアカネ君のみ。

週末、タイヤ交換しようかな・・・。



ズグロホソオオキノコ

2007年11月05日 | オオキノコムシ科

ズグロホソオオキノコ[Dacne zonaria]★★★(オオキノコムシ科)

2007.7.3 日高地方

体長は3㎜程度。北海道、本州、四国、九州、対馬に分布し、
普通種と言われるが、初めて見かけた。
恐らくキノコに注目していたならば珍しくもないのだろうが、
3㎜という小ささも普段目にしない要因だろう。

肩から斜めに伸びる逆ハの字の赤班がとてもハッキリしているが、
肉眼では難しいかも。


オオキノコムシ

2007年11月03日 | オオキノコムシ科

オオキノコムシ[Encaustes praenobilis]★★★(オオキノコムシ科)

2007.8.10 道南

オオキノコムシ科の中で最も大型なのがこのオオキノコムシ。
仲間のほとんどは5㎜前後の種類が多く、科名に違和感を覚える。

本種は体長16-36mm。(写真の個体は20㎜程度)
長形で艶黒に前胸の独特なオレンジ斑紋は初めて見た時、強烈に印象に残った。
成虫は倒木に発生したサルノコシカケなどのキノコ類に集まるそうだが、
自分はまだそんな光景に出会ったことがない。
北海道では特別珍しい虫ではなく、真夏に灯下で見られることが多い。

キノコ系の虫って、注目してみると面白い物が多い様だ。
今までにも幾つか撮ってあるので、今後、紹介したいと思う。