ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

人生の先輩

2018-11-17 | 私事・リタイア・人生
周りの70代から感慨深い話を聞いてきました


仲間の1人の70代夫婦がイギリスから輸入したキャンパーバンを
さらにNZで豪華にカスタマイズして、国内旅行に乗り出しました。
タラナキだのホークスベイだの、よく数週間の旅に出ています。


以前はヨーロッパに頻繁に行っている旅行好き夫婦だったので、
「なぜ急に国内旅行
と思っていたら、意外な理由が


大病をしては完全復活を繰り返していたご主人が、
海外旅行保険に入れなくなったからなんだそう


「本人は保険なんかなくても平気。俺は気にしないって言うけれど、
何かあって苦労するのは一緒に旅行している私じゃない?
一度彼がヨーロッパで倒れたことがあって、英語が通じない国で
それはそれは苦労したんだから。もう2度とあんな思いは嫌っ
ということで、
『今後の夫婦の海外旅行はオーストラリアのみ』
と彼女が決め、それ以外は諦めたそう。


諦めたら気持ちも切り替わり、かつて子どもと一緒に一家で回った
国内を、今度は2人でのんびりゆっくり回り出したというのです。


その話を聞いて、もう1人が「実はうちも・・・」と言い出しました。
この夫婦は奥さんがイギリス人でご主人がキウイ。
定年定職後にご主人の長年の希望だった、
「イギリスに住んでみたい
という夢をかなえるために、自宅を売却して夫婦で渡英。


ロンドンからちょっといった牧歌的な場所で3年暮らして帰国。
ご主人は夢がかなって清々し、奥さんはまさかのホームシック
「これからはちょくちょく里帰りしよう
と思っていた矢先、犬を飼いはじめました。


そうしたらご主人が犬にぞっこんになってしまい、
「犬を置いて旅行なんてとんでもない
という、まさかの展開に


犬が元気なうちは、夫婦での海外旅行はなさそうで、
「まだ子犬みたいなもんだから、もう海外はムリかも
と、きょうだいが恋しくても、かなり諦めムードでした。



彼女たちは人生の先輩
だと、いつも思います。話を聞きながら、この先の自分に
何が起きるのかを予測し、先手を打つことができます。


2016年の夫の「旅行元年」から始まった私たちの海外旅行。

(※最初はクック諸島のラロでした)


その後、海外ホテル投資にまで発展し、現在に至る。
・・・って端折りすぎかと


この生き急ぐかのような展開も
この10年、先輩の背中を見てきたからかも



今できることを楽しむ

というのも、彼女たちから学んだ知恵だと思います。


まだまだ駆けずり回らなきゃ






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