ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ミャンマー・チャリティー・ガレージセール

2008-05-18 | 趣味・ボランティア・チャリティー
20年前の話ですが、パリに住んでいたときに知り合った日本人の友人のご主人がミャンマー(ビルマ)の人でした。彼は日本に国費留学していたとき、本国の政変でパスポートが一夜にして失効、無国籍者となってしまいました。即座に日本に滞在できなくなり、気軽な仲だった友人と、急きょ難民としてパリへ高飛び・・・。

それまで普通のOLだった友人は突然、歴史の生き証人となることを余儀なくされ逃避行中に入籍、彼の運命に一生をかけて付き合うことにしました。私たちが知り合ったころは彼らの生活も落ち着いていましたが、そこに至るまではまさに大河ドラマでした。

ミャンマーのサイクロン被害での死者・行方不明者は13万人という報道もあり、国際社会に扉を開いていない軍事政権下、天災に“人災”も重なって被害が拡大している様子で、報道を目にするたびにため息をついてしまいます。この件は子どもたちも関心が高く、なぜ国際社会の救援を受け入れないのかなど、何度も話をしました。

ちょうど4月29日のエントリ「こなれた暮らし」で、引越しでもないのに家の中の不用品を週末のガレージセールでサクっと処分していた一家に感動していたところだったので、さっそく私もやってみました。

ただし、
「どうせやるなら!」
と、サイクロン被害者のためのチャリティー・ガレージセールにし、売上はすべて寄付することにしました。


11月のジャパンデーでもフリマをやったばかり。
「あれからたった半年。不用品もそんなにないよね~」
と思っていましたが、これがけっこうあるある。なんでぇTT
しかし、涙ぐんでいる場合ではなくどんどん値段を付けて並べました。香港の「捨てられない症候群」の友人から届いた寄付の品がかなりあったこともあり、小物中心ながら品数はけっこう豊富に。

声をかけた友人一家もホームメードのスイーツ持参で参加してくれました。ご近所もクッキーを焼いてきてくれたり、朝一番で買いにきてくれたり、商い中にうちのクルマを停めさせてくれたり、すっかりお世話になりました。お天気も上々で願ったりかなったり。

「1万円くらいにならないかな~?でもガラクタばかりだしな~」
と思いつつ、最低40円から最高400円の価格レンジで臨みました。
(家具はもっと高かったのですが、売れませんでした´ー`ゞ)

朝9時から1時半までで、けっきょく126.40NZドルになりました。
これって80円換算で1万112円です(((@@)))
恐るべし、ちりつも!

単純平均単価220円でも、45個売れば1万円!ってことで目標達成。買ってくれた人、友人たちにただただ感謝です。
特に閉店後の片付け中に突然やってきた近所のロシア人一家が4,000円近く買ってくれなかったら、この金額はありえませんでした。
ばらばらの和食器や香港の友人のアクセなどどっさりお買い上げ。
助かりました~´ー`

このときの水切りワイヤーもロシア人宅へ´m`→
1ドルで買ったのに2ドルで利食ってしまいました><;;
本当に新しかったので。勧めてくれたインド系おとーさん、改めてありがとう!!!

ミャンマーでは救援物資の横流しなど、気のめいる話も出ていますが、だからといって支援をしない理由にはならないでしょう。自分なりに納得できる団体を探して、西蘭家からのささやかな寄付と一緒に贈ろうと思います。そして、フランスの友人にもたまには手紙を書いてみましょう。

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