ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

レフリーアカデミー

2008-05-27 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
友人の話が続いたので今日は違う話を。(それも後出し日記でTT)

オークランド・ラグビーレフリー協会に所属する2年生レフの夫。
昨夜も定例の月曜ミーティングに行ってきたのですが、そのときに
レフリーアカデミーのメンバーに抜擢されたことが発表されたそう。

レフリーアカデミーとは、将来プロのレフとして活躍しそうな若い人材の育成の場で、いわばレフリーエリートの養成機関です。と言っても学校があるわけではなく、育てたいレフリーひとりひとりに指導者がつき、シーズン中のみならずシーズン後も個別に指導したり、みんなで集まってミーティングをしたりと、マンツーマンでみっちり育てていく機関だそうです。

夫は今年42歳。
プロのレフを目指すにはあまりにも遅い出発ですが、昨年、突然レフに志願して以降、行けるところまでは行ってみようと、それこそ血道を上げています。しかし、20代の奨学金をもらっているような若手レフとは明らかに毛色が違う、唯一のアジア人がアカデミー?

(シーズン中は週2、3試合吹きます。今は高校生が楽しいとか)

これには訳があり、今シーズンからアカデミーが門戸を広げ、アマチュア・レフの最高峰を目指す人たちにも道を開くことになったのです。アマチュアの最高峰はクラブリーグですが、ラグビー王国らしくそこにはセミプロのような選手がゴロゴロしており、プロアマの差は肉薄しています。絶対的なレフ不足の中、なんとか人材を育成したい協会側は必死で、アカデミーの拡充を図っているのです。

夫の同期は最終60人だったそうですが、2年目の今シーズンで早くも半数近くが脱落した模様。残った2年生の中から7人がアカデミーへ進みました。アカデミー全体で40代は3人だけだそうです。
ギリギリの滑り込み、おめでとう!!!

この数字はまた、レフ不足の深刻さを物語っています。オークランド市だけで40人も足りないそうです。しかも今年の新人は十数人。足りるわけがありません。(昨年は新人獲得に一大キャンペーンを実施した特別な年でした。夫もまんまとそれに引っかかったわけです

ともあれ、夫はますます本格的なレフリー人生を歩むことでしょう。
人生にはっきりとした目標もなく、ただただ毎日の生活に精一杯の私にとっては羨ましい限りです。50まで突っ走るそうであと8年!
どこまで行けるかはお楽しみ、です。

レフリーを引退したら今度はアセサー(査定官)と呼ばれる、レフリーを監督・養成するお目付け役を目指すそう→

この人は最もタフなアセサーで有名。
一生ラグビー漬けです! 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする