ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ビリビリにされたくなかったら

2006-01-23 | 映画・文化
外国人にプレゼントを贈ると、十中八九は、
「キャー、ステキぃ♪」
「ラブリーなラッピング♪」
「なんてクール。サンキュ♪(チュッ)」
などなど、惜しみないてんこ盛りの褒め言葉の後、いきなり始まる、
ビリビリビリビリィィィィィ~~~~

プレゼントは派手な音とともに開封され、
「キャー、ステキぃ♪」(再び)
「こんなのほしかったのぉ♪」
「クール♪サンキュ♪(チュッ)」(再び)
などなど、またまたてんこ盛りの褒め言葉。でも、
ラブリーでクールなラッピングは一瞬でゴミに@@

こういう場面に遭遇して、なんとなーく一抹の寂しさを感じる日本人ってけっこういるようで、国際結婚をしている友人でもパートナーに毎年、誕生日とクリスマスのたびにこれをやられると、
「正直、がっくし」
という人も。

習慣と分かっていても、どうも気になるあの包装紙の縦裂き音・・・
「なにもそこまで切り裂かなくても・・・」
と思って見ている目の前で、
今度は留めの、クシャクシャクシャァァ~~!(あーぁ!)

まるで絶対の絶対に再利用などしないよう、固く心に誓っているかのよう。その誓いを贈った本人に証明するかのように、徹底的かつ確実にゴミにして見せてくれる、なんとも不思議な瞬間です(笑)

きっと日本人が勢いよくソバをすすっている音を聞くと、反射的に、
「うゎ!おいしそう♪」
と思ってしまうのと同じで、あのビリビリ~&クシャクシャ~は、
プレゼントを開けるわくわく感を音で代弁しているんでしょうね。

「でも、あの音は勘弁」
という方には、ここニュージーランドの「クレープペーパー」は強~い味方です。この紙、表面に布のクレープ地同様のシワが入った薄手の紙で、ラッピングペーパーの中では最も安いものです。
180cmx50cmでせいぜい80円。激安です。

通常の包装紙のような高級感はありませんが、
安い
色が豊富
スーパーでもどこでも手に入る
他のラッピング素材との合性良好

と、いいことずくめで重宝してます。何色も揃え、他のペーパーと重ねたり、リボンや造花を添えたりといろいろ楽しめます。

し・か・も、
張りがないふにゃふにゃ素材なので、
上手く破けず、ビリビリ音が出ない!、んです。
しめしめ、あの音にサヨナラ♪

し・か・し、
昨日出かけたキウイの友人宅。ちょっとしたプレゼントを持参したのですが、プレゼントを開けた友人の後ろで、
ご主人がせっせとクレープペーパーをたたんでいたのにはビックリ!
初めて見ました、こんな光景。
(彼女の好きなオレンジとイエローグリーンにしたら、テーブルセッティングもこの2色の配色で以心伝心~♪→)

たたんだところで、所詮はゴミ箱行きだったかもしれませんが、なんとな~くプレゼントのすみずみまで大事にされたようで、ちょっと嬉しい光景でした。見習わなくちゃ!

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