11月中旬写真。
キンセンカ(金盞花)。
別名・カレンデュラ、時知らず、冬知らず
英名・Calendula、Pot Marigold
南ヨーロッパ地中海沿岸地方原産の、キク科の一年草(扱い)。
日本には江戸時代に渡来したといわれる。
日本では古くから観賞用に栽培され、また品種改良も盛んで、房総半島での大規模な切花栽培が有名。
暖地では秋に蒔いて翌春に開花する一年草として扱われるが、越冬が困難な寒冷地では春に蒔く。
耐寒性に優れる一重咲き小輪黄花の品種は冬にも開花し、「冬知らず」の名でも流通する。
草丈は20~80センチほど、柄のないヘラ形の葉が互生し、茎葉には微毛が生える。
春または秋から、茎の先に黄~オレンジ色の頭花を長く咲かせる。
その花はヨーロッパではハーブとして利用されていたという。
「金盞花」は漢名からで、「盞」は杯の意で花の形から。
ちなみに「ギンセンカ(銀銭花)」は、ハイビスカスと同属のアオイ科の植物で無関係。
キク科 カレンデュラ(キンセンカ)属
属名のCalendulaは、ラテン語のcalendae(月初めの日・calendarの語源)が由来で、毎月咲いているほど花期が長いことからという。
花言葉は「忍ぶ恋」「傷ついた恋」「別れの悲しみ」