日本の南の海上を迷走していた台風10号が、非常に強い台風となり、異例の進路をたどって30日にも本州に上陸する可能性が高まった。26日現在は沖縄・南大東島の南の海上を東に進んでおり、28日には台風の強さの分類で最も強い「猛烈な台風」に発達する見通しだ。気象庁が注意を呼びかけている。気象庁によると、10号は19日に東京・八丈島の東で発生。日本近海で台風が発生するのは珍しいという。日本の南の海上を南西方向に進み、その後、ブーメランのように戻る珍しいルートをとる見込みとなった。26日午前9時現在、中心気圧は945ヘクト・パスカル、最大風速は毎秒45メートルで、最近立て続けに日本に上陸した台風9号や11号よりも勢力が強いという。