医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

申し立てあれば医師処分も 

2015-03-12 21:47:30 | 医療と介護
 厚労省、群馬大患者死亡で

共同通信社 2015年3月9日(月) 配信

 群馬大病院の患者死亡問題で6日に記者会見した遺族側弁護団は「重大かつ悪質な医療過誤で、医師に対する刑事処分や行政処分も考慮されるべきだ」と指摘した。厚生労働省は、遺族側から申し立てがあれば医道審議会で行政処分すべきかどうか協議する方針。申し立てがなくても事実関係を踏まえ処分が必要と判断すれば審議会への諮問は可能で、厚労省が対応を検討する。
 刑法犯で罰金以上の有罪が確定したり、診療報酬の不正請求があったりした医師は免許取り消しや業務停止といった行政処分の対象となる。
 医療事故の場合、業務上過失致死罪などに問われて有罪となったケースは医道審議会にかけられるが、刑事事件にならなければ処分されることはほとんどないのが実情だ。厚労省によると、2000年以降、刑事事件の有罪判決に基づかずに、医療行為の内容に関し医師が行政処分を受けたケースは5件にとどまる。
 事実認定の難しさなどが背景にあり、これら5件は民事訴訟で過失が認定されたことなどが根拠とされた。

ノバルティス事件聴取に供述

2015-03-12 21:46:22 | 医療と介護
医師「データを不正操作」  
降圧剤の臨床研究


共同通信社 2015年3月9日(月) 配信

 ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンの臨床研究データ改ざん事件で、京都府立医大の研究チームで事務局担当だった男性医師が東京地検特捜部の任意聴取に「臨床データに不正に加筆した」と供述していたことが9日、関係者への取材で分かった。
 臨床研究では、ディオバンを投与した患者グループと別の降圧剤のグループとで、脳卒中や狭心症などの発症状況を比較した。関係者によると、この男性医師は任意聴取に「一部のデータに、狭心症や脳卒中に該当するよう上書きしたが、どの患者にディオバンが投与されていたかは知らなかった」と供述した。
 特捜部は昨年7月、京都府立医大の論文に改ざんデータを掲載させたとして薬事法違反(誇大広告)の罪で、元社員白橋伸雄被告(64)と法人としての同社を起訴した。この医師についてはディオバンに有利になるよう故意に書き換えたとは認定できず、罪に問えないと判断したとみられる。
 関係者によると。医師は「論文の締め切りに間に合わなければ人事で不利になると考え、症例不足を補った」と説明。白橋被告から加筆を依頼されたとも供述しているが、白橋被告はこのやりとりを否定し、データ改ざん行為も否認しているという。
 ※臨床研究データ改ざん事件: ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンを使った京都府立医大など5大学の臨床研究の一部で、データが改ざんされていたことが発覚。厚生労働省の告発を受け、東京地検特捜部が昨年7月、ディオバンに有利になるよう改ざんしたデータを2つの論文に使わせたとして、薬事法違反(誇大広告)の罪でデータ解析を担当した元社員白橋伸雄被告と法人としての同社を起訴した。東京地裁で公判前整理手続き中。ディオバンはノバルティスの看板商品として国内で年間1千億円超を売り上げてきた。

東京大空襲 <必要悪>でも、悪は悪

2015-03-12 12:20:26 | 編集スクランブル
★2万1000人を超える犠牲者を出した東日本大震災は3月11日、4年目を迎えた。
住宅の再建の遅れ、商店街の復旧、産業の復興、学校の再建など、被災地はなお課題を抱えている。
東京電力の福島第1原発の事故も収束は見通せない状況だ。
★毎日新聞の各紙面に「私の決意」が掲載されていた。
カメラマンが「笑ってください」と注文したのだろう、皆さんが笑っている。
笑顔は「希望」であり、前向きな姿の反映である。
★東京大空襲の記事も目にとまった。
10万人が犠牲となった70年前の1945年3月10日。
空襲の被災者や遺族への国家賠償を求めた「東京大空襲訴訟」の原告団が、裁判の報告書を出版した。
軍人・軍属に総額約54兆円の恩給が支給されているにもかかわらず、空襲を受けた民間人に何の補償もないのは不条理だ、と訴える。
★また、神奈川県小田原市で英会話教室を経営する米国人のブレット。フィスクさん(42)が東京大空襲を生き延びた親子を主人公とする小説「紅蓮の街」を日本語で書き上げ、刊行した。
日本人女性・晶子は空襲で母を亡くした。
「アメリカ人に忘れられるかと思うと、悲しいどころか、たまらなく怖いんです。いかも、あなたたちにとって空襲は<正しい戦争>だったからこそです!」と晶子は米国青年ジョセフに訴える。
ジョセフは「無差別爆撃は日本の侵略戦争を終わらせるために必要だった」と主張していた。
晶子は言う。「<必要悪>でも、悪は悪ですわ、ジョセフ。あなたの国は特にそれを忘れてはなりません」
空襲の実態をよく調べて書かれた小説と評価されている。














コンプレックスの塊です

2015-03-12 07:52:07 | 創作欄
沼田利根はコンプレックスのかたまりのような男であった。


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私は20代の女です。
自分に自信がありません。
容姿、学歴、仕事、収入…全てにおいて劣等感を感じています。
そのくせプライドは高く、常に他人と自分を比べて

は自己嫌悪に陥ったり、他人の粗を探して見下したりしてしまいます。

かと言って、あまりにも自分と住む世界が違う人に対しては、何の妬みも起きません。
私がコンプレックスを抱くのは、自分と同じような立場の人が自分よりいい思いをしている時です。
そんな自分が嫌でたまりません。

人を妬むのは良くないことだとわかっているのですが、やめられません。

皆さんは、他人が羨ましくなったり、妬ましくなることはありますか?
また、そのような嫌な感情が出た時の解消法を教えてください。 何もかも失ってしまいました。34歳の女です。非難は覚悟なのですが、どうしてい...

erina_blueskydaysさん
2013/4/1217:42:25

何もかも失ってしまいました。34歳の女です。
非難は覚悟なのですが、どうしていいかわからなく皆様のご意見ください。

私、馬鹿なことをしました。
5年前から不倫をしていました。
その相手は同じ職場の上司で、私より2つ年上の3人の子供がいる既婚者です。
そして私にも旦那がいてました。

不倫から1年たち、私は罪の意識から耐えられず、旦那と別れたいと思うようになりました。
そしてその当時ちょうどタイミングがよかったのか、旦那の浮気&借金が発覚し、それを理由に離婚となりました。

私は息子一人連れて家を出ました。
そして息子にはわからないようにその相手と関係を続けてきました。

去年会社に不倫関係がバレ、退職を余儀なくされました。
息子はどうにかそれまで蓄えてきた貯金で小学校に入学させましたが、その後、元夫にバレ、こんな状態の私には任せておけないと息子を取られました。

不倫相手はそのうち離婚して私と一緒になるから待っていてくれ。と言いました。
私もその人といつも一緒にいたいと思いました。

けれど、もう5年です。
もちろん、私が決めてやってきたことですので、それは誰のせいでもないと思います。
私は家庭も職場も失い、仕事を探していますが年齢もあるのか就職先も見つからずアルバイトで生計を立てています。

不倫相手とは別れようと思っています。
けれど。私はすべて失ったのに・・・こんなに苦労をしているのに・・・
相手の男性はは何ら変わらず、家庭を持ち続け、仕事だって失わずに収入だってたくさあって・・・・

身から出た錆とはいえ、気持ちの整理がつかないのです。
毎日毎日不倫をしたことを悔やんでいます。
結局不倫で私は全てを失ったんですね。これからどうして行けばいいでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
juju_2さん
2013/4/1521:36:42

起こってしまったことは仕方がないので、すべてを忘れることだと思います。
薄情かもしれませんが、いつまで悔やんでいても後悔で心が折れてしまうだけです。ある意味残酷かもしれませんが、過去を忘れて前を向いて新しい人生を歩んで行って欲しいと思います。息子さんのことは辛いでしょうが














「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」

2015-03-12 07:24:19 | 社会問題・生活
昨夜(3月11日) CSテレビのチャンネルNECOで映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観た。

監督

若松孝二

脚本

若松孝二
掛川正幸
大友麻子
原作

掛川正幸
製作

尾崎宗子
大友麻子

上映時間

190分

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』は、2008年公開の日本映画。若松孝二監督。

若松監督は本作品の構想を2005年の段階で明らかにしており、自身の集大成とも位置づけている。

内容は、ベトナム反戦運動や公民権運動、ヒッピー文化やパリ5月革命など世界的な左翼全盛の時代に、日本でも反権力的な学生運動が盛り上がっていたころが舞台である。その学生運動の中でも最も純粋であったがゆえに、真剣に革命の実現を信じた連合赤軍の若者たち。彼らが何に突き動かされ、どのような葛藤を経てあさま山荘事件へと至っていったのか、そしてリンチ事件へと至ったのか。連合赤軍側の立場から、彼らの生き様を描こうとしている。

本作品は低予算であり、制作費の一部はカンパでまかなわれた他、若松孝ニ監督が自宅を抵当にいれ、宮城県大崎市(旧鳴子町)の自身の別荘をあさま山荘のロケセットとして使用、解体までおこなって、ラストシーンの撮影が行われた。また、リアルさと現場での緊張感を優先させる為、出演者はオーディションの段階からマネージャーの帯同禁止、メイクや衣装も自前で用意させる、山岳ベースからあさま山荘シーンの撮影時には、宮城の山中での長期合宿等、焦燥感ある空気を画面に創り出す工夫が成されている。撮影は「順撮り」(ストーリーの順番)で行われたため、出演者達が段々憔悴していく姿がリアルである。長台詞が多いので、棒読みにならないよう感情を乗せるのが難しかったという。

逆の立場の映画として、連合赤軍と対峙する警察による視点で描かれた映画『突入せよ! あさま山荘事件』がある。

2007年12月22日に若松監督がオーナーの映画館シネマスコーレ(名古屋市)で先行上映された後、翌2008年3月15日に全国公開が開始され、順次、各地で上映されていた。

出演者[編集]
遠山美枝子:坂井真紀
坂口弘:ARATA
永田洋子:並木愛枝
森恒夫:地曵豪
重信房子:伴杏里
小嶋和子:宮原真琴
伊藤和子(活動家):一ノ瀬めぐみ
持原好子:桃生亜希子
坂東國男:大西信満
植垣康博:中泉英雄
青砥幹夫:伊達建士
山本保子:比佐廉
寺林真喜江:神津千恵
中村愛子:木全悦子
大槻節子:藤井由紀
松本志信:中道亜希
山田孝:日下部千太郎
山崎順:椋田涼
進藤隆三郎:粕谷佳五
行方正時:川淳平
田宮高麿:本多章一
高原浩之:笠原紳司
梅内恒夫:渋川清彦
金廣志:RIKIYA
塩見孝也:坂口拓
奥沢修一:玉一敦也
吉野雅邦:菟田高城
寺岡恒一:佐生有語
杉崎ミサ子:奥田恵梨華
金子みちよ:安部魔凛碧
加藤能敬:高野八誠
加藤倫教:小木戸利光
加藤元久:タモト清嵐
さらぎ徳二:佐野史郎
松本礼二:倉崎青児
早岐やす子:田島寧子
山荘の管理人:奥貫薫
ナレーション:原田芳雄


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名古屋の寒さには堪えた

2015-03-12 07:00:45 | 創作欄
3月10日、名古屋はまさかの雪であった。
テレビ画面は望遠レンズで降りしきる雪を大映しにした。
「うお!すげい」驚くファンたちの声があがった。
雪のなかを走る選手たちの姿が霞む。
雨で自転車の後輪は微妙に滑るそうで、雪ならなおさらだろう。
輪太郎は名古屋の2月の寒さを肌で感じたことがあった。
「私は沖縄出身なので、この半端ではない寒さが堪えます」
タクシーの運転手が言っていた。
「確かに、名古屋は寒いですね」
輪太郎は迂闊にも、コートを新幹線のなかに置き忘れて名古屋駅で下車してしまった。
ベルベットの厚でのブレザーを着ていたが、コートなしでは名古屋の寒さには堪えた。
思えば、前年の3月にコートを着ずに長野へ行ったことも思い出された。
仕事を終えてから善光寺へ歩いて向かったが、5分ほどで寒さに耐え兼ねて喫茶店へ逃げ込んだ。
結局、善光寺へ行くのは諦めタクシーで長野駅へ向かい帰宅した。