医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

心地よい音楽は、何かしらの覚醒を喚起する

2014-10-12 21:05:49 | 編集スクランブル



★芸術には、人の心を揺さぶり圧倒する力がある。
想像力を働かせ、感情を豊かにする母性がある。
国や言語を超えて人間の絆を育む協和の世界がある。
★限りある命を何に使い、どう充実させるか。
健康を考えることはそのまま、「人生」「生死」「生命」を考えることに直結する。
★科学者は、科学の領域の中でのみ、知識をもつものでだ。
その限界点を超えた先は、哲学者の知の領域になる。
そこでは、もはや科学者は無知な存在に過ぎなくなる。
★心身が調和しつつ働き、自己の生命の向上へ、充実へと回転していく。それが人生の一つの理想だ。
★人体は常に内なる「悪」に対応する、新しい何かをつくり出す。
★「知識」よりも「智慧」である。
限りある人生を生きて、生き抜いて、絶えざる向上を目指すとき、生死を超えて生命が輝きわたる。
★心というのものは自由自在だ。
★前へ進む人は、必ず何らかの壁にぶつかる。
だが、前進しているのだから、少しも、たじろぐことはない。
自分で自分を励ますことだ。
★諦めない勇気で、強く賢く、粘り強く挑み抜いていけば、必ず壁は突破できちはず。
★心地よい音楽は、何かしらの覚醒を喚起する。
「音楽的感情」を喚起して脳活動を活発にする。
自分を解放させ、自己変革にも通じる。
★旅は「時間の中を流れていくことだ」と、文化人類学者・船曳建夫さんは語る。













<質問コーナー>

2014-10-12 12:13:56 | 医療と介護
1自分のこと好きですか?
2自分の長所は何でしょうか?
3今、一番「感謝」したい人はいますか?
4あなたの故郷は、どこですか?
故郷で自慢することは、ありますか?
5あなたの「趣味」は?
6あなたが今、願っていることは?
7あなたの「夢」は?

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○ 月明かり すすきの道の 親子影














世界農業遺産 自然との調和に基づいた農業生産を推進へ

2014-10-12 11:47:20 | 社会問題・生活
世界農業遺産

世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS):ジアス)は、2002年(平成14年)、食料の安定確保を目指す国際組織「国際連合食糧農業機関」(FAO、本部:イタリア・ローマ)によって開始されたプロジェクトです。
創設の背景には、近代農業の行き過ぎた生産性への偏重が、世界各地で森林破壊や水質汚染等の環境問題を引き起こし、さらには地域固有の文化や景観、生物多様性などの消失を招いてきたことが挙げられます。
世界農業遺産の目的は、近代化の中で失われつつあるその土地の環境を生かした伝統的な農業・農法、生物多様性が守られた土地利用、農村文化・農村景観などを「地域システム」として一体的に維持保全し、次世代へ継承していくことです。
国際連合教育科学文化機関(UNESCO(ユネスコ))が推進する世界遺産が、遺跡や歴史的建造物、自然など「不動産」を登録し保護することを目的としているのに対して、世界農業遺産は、地域のシステムを認定することで保全につなげていくことを目指しています。
認定地域は世界各国に広がり、2013年5月末現在で25サイトとなっています。
ユネスコの世界遺産は、てつかずの自然や古い文化遺産を維持していくことを念頭にしています。
一方、世界農業遺産
代々引き継がれてきた「知恵」を生かしながら。時代や環境の変化に応じて進化していく遺産です。
私の持論は、「危機意識は必要だが、希望も強く持つべき」ということです。
日本は農業大国でありませんが、豊かな農業文化の伝統を持つ国です。
自然との調和に基づいた農業生産が、今後一層、推進されていくことでしょう。


東京大学教授・国連大学上級副学長・武内和彦さん













読書 “他者の視点”を醸成することにつながる

2014-10-12 11:00:04 | 受けとめる力
読書は、3つの「創造する力」を成長させる。
1言葉や文章に親しむことで、本で表現されている景色や音、においといったものを、既製の映像や電子音でなく自分なりに創造することができる。
2作者が描く世界を体験する“想像の翼”を創り出すことができる。
3本を読むことで得た知識や知恵などをもとに、自分の考えや行動を創造していけるようになる。
読書とは、自分が十分に納得できるまで、時間と空間をかけて知識や情報を取得することであり、人間性の醸成に欠かせない“情緒の多様性”といったものを、世界中の作家の魂から受け取ることに他ならない。
ボタン一つで“答え”が見つかってしまう時代にあって、自らの頭を使い、労力と時間をかけてつかみ取った“答え”こそが、何ものにも替え難い喜びに変わると思います。
本を読むことで作者がたどった思考の過程を追体験することは、“他者の視点”を醸成することにつながります。
こうして育まれた豊かな情緒はやがて、他者への心遣い、優しさとなって表れてくるでしょう。

中核市教育長会・木村孝雄さん前会長













モノクロ映像に蘇る色彩

2014-10-12 10:37:21 | 政治・社会・経済問題
文字の時代から映像の時代へ
さらに、明治時代、大正時代のモノクロ映像に色を加える。
モノクロ映像に蘇る色彩。
第一次世界大戦の色彩映像。
パリの映像。
音と色も加わり、快楽、欲望、恐怖が増幅される。
ヒトラーとナチの映像は恐怖の増幅である。
「20世紀の映像」アーカイブ
激動の20世紀は、出来事の多くが初めて映像に記録された「映像の世紀」と呼ばれ、さまざまな地域に膨大な映像が残された時代です。しかし、その多くを占める白黒の映像は、見る人に、出来事が「過去」のもので、「自分と関わりがない」と感じさせやすいとも言われています。
その意識をくつがえしたのが「白黒映像のカラー化」です。2009年、ヨーロッパで制作され、日本を含む世界の165か国で大きな反響を呼んだ番組「アポカリプス(邦題:カラーでよみがえる第二次世界大戦)」は、ナチスドイツの旗の赤から、日本兵が苦しんだジャングルの緑に至るまで、綿密な考証に基づいて当時の色彩を再現。第二次世界大戦の世界が、感触や奥行きを取り戻し、私たちの前に立ち現れました。
そして、現在NHKでは、フランスの制作会社の協力を得て、世界一の大都市・東京に関わる白黒映像をカラー化し、東京の100年を復元する番組を制作中です(2014年秋、放送予定)。
そこでETV特集では、色彩を復元するための最新のデジタル技術や、フランス人スタッフの試行錯誤、色彩がよみがえった東京の映像の一部を紹介します。さらに、ヨーロッパで続々と制作されるカラー化した番組を2本紹介し、その魅力を堪能しながら、白黒のアーカイブ映像の色彩を復元する意味について考えます。

スタジオ出演:映画監督・山本晋也さん、美術批評家・布施英利さん、東京大学准教授・丹羽美之さん

(内容59分)

「アポカリプス」は、第二次世界大戦の悲劇をカラー化した映像で描き、世界165か国で大きな反響を呼んだ。
白黒映像のカラー化では、最新のデジタル技術が用いられる。これによって色彩復元が容易になった。
デジタル技術によって細かい部分のカラー化が可能になったため、これまでより綿密な時代考証が求められる。
現在、東京に残された大量の白黒映像のカラー化が進んでいる。写真は関東大震災の様子(1923年 2013年にフランスで制作、放送された番組「パリ1920年代」。多くの有名な芸術家が活躍した時代のパリ。その自由な空気を象徴する多様な色彩。写真は、「睡蓮(すいれん)」を描くクロード・モネ。
• 2011年にフランスで制作、放送された番組「アポカリプス・ヒトラー」。ヒトラーは独裁者となる過程で、どのように色彩を利用したのか。
スタジオゲストは、左から東京大学准教授・丹羽美之さん。映画監督・山本晋也さん。美術批評家・布施英利さん。