医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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人生には転機というものがある

2014-10-26 06:07:18 | 受けとめる力
劇的な出来事によって、生き方が変わる瞬間もある

★「世界平和の唯一の道は読書と知識を得ること、そして教育だ。たくさんの本を読んで自分に力を付けたい」ノーベル平和賞を受賞したマララ・フスフザイさん(17)
★16歳以上を対象に行った2013年度の「国語に関する世論調査」(文化庁)によると、読書量が減っている人は65%。
その理由の一つが「情報機器に時間が取られる」
携帯電話、スマートフォンなどの普及が読書量に影響。
電車に乗っている人の大半がスマートフォンの画面を見ている姿は実に異様に映じる。
★環境は、個人の力ではどうにもならない部分が多い。
しかし人生の豊かさに決定的な影響を与える。
★人生には転機というものがある。
劇的な出来事によって、生き方が変わる瞬間もある。
それは人との出会いであると言ってよい。
江戸時代の国学者・本居宣長(1730~1801年)の転機も、生涯の師と仰ぐ
賀茂真淵(1697~1769年)との出会いによってもたらされた。
「古事記伝」を著したのは宣長であるが、そのきっかけを作ったのは真淵である。
初対面の時に「古事記の研究をいてほしい」と真淵は宣長に託した。
真淵は万葉集の研究はしたが、古事記までは十分に手が回らなかった。
若い宣長にその志を継いでほしいと伝えたのである。
その言葉に意気を感じた宣長は、翌年には正式に真淵に入門し、本格的に古事記研究への道を歩み始めた。
今から250年前の1764年のことである。
神戸大学教授・田中康二さん
医師であった宣長は真淵との偶然の「旅先での出会い」から国学者に転身したのだ。
★「お互いさま」の精神こそ、介護を視野に入れたケアの秘訣。
「自分にできることは自分がします。私のできないことをお願いします」と、甘えと介護の違い。
廃用症候群の問題だ。


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廃用症候群(はいようしょうこうぐん、英: disuse syndrome)とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。
生活不活発病とも呼ばれる。
特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。