医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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読書 “他者の視点”を醸成することにつながる

2014-10-12 11:00:04 | 受けとめる力
読書は、3つの「創造する力」を成長させる。
1言葉や文章に親しむことで、本で表現されている景色や音、においといったものを、既製の映像や電子音でなく自分なりに創造することができる。
2作者が描く世界を体験する“想像の翼”を創り出すことができる。
3本を読むことで得た知識や知恵などをもとに、自分の考えや行動を創造していけるようになる。
読書とは、自分が十分に納得できるまで、時間と空間をかけて知識や情報を取得することであり、人間性の醸成に欠かせない“情緒の多様性”といったものを、世界中の作家の魂から受け取ることに他ならない。
ボタン一つで“答え”が見つかってしまう時代にあって、自らの頭を使い、労力と時間をかけてつかみ取った“答え”こそが、何ものにも替え難い喜びに変わると思います。
本を読むことで作者がたどった思考の過程を追体験することは、“他者の視点”を醸成することにつながります。
こうして育まれた豊かな情緒はやがて、他者への心遣い、優しさとなって表れてくるでしょう。

中核市教育長会・木村孝雄さん前会長














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