医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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現代人の義務は、人間性の回復にある

2014-10-03 11:21:09 | 編集スクランブル


★「ずっと向き合っていくと、良いも悪いもそういうものだと受け止められるが、限定的に関わるとだめとなり、そこで終わってしまう」
「血のつながりがなくても、子どもたちのことを思うことはでき、子どもは社会で育てるんだと思わされた」
「しんどい状況にある親のもとにいる子どもを親だけの責任としていては、子どもの暮らしや命は守れない」
「子どもを守るには親丸ごとサポートするしかない」
「どんなことがあっても一緒に乗り越えよう」と親子とさまざまな“想い”を共有しながら、生活を安定させるため日々活動しています。
大阪子ども貧困アクショングループ代表・徳丸ゆき子さん
★専門的知見に基づく科学知見は、所詮は予測であり、外れる可能性もある。
良い方向で予測されればよいが、悪い方向で外れることもある。
地球は温暖化している。
いや違う寒冷化している、と主張する専門家もいるのだ。
政治家や行政職員は、不確かな専門的知見をもとに、政策決定をしなければならない。
そのときには、素人の感性とゼネラリスト的教義とバランス感覚が不可欠である。
政策決定には、多くの人々のリアルな生活がかかっている。
結果的に政策決定が間違っていても、国の政策決定者は、ほとんど被害を受けない。
東京大学教授・金井利之さん
★育児でストレスを抱えている母親に年配の人が言った。
「今が一番幸せな時ね。人生の中でこんなに子どもから求められる時期は、わずかよ。私も、もう一度そのころに戻りたいわ」
私には、“こんな素晴らしい経験を喜べないなんて、もったいない”とい「魔法の言葉」聞こえました。
“そうだ、今の状況を嘆くなんて。一生懸命、働いてくれる夫にも申し訳ない”
“思い切り育児を楽しもう”と私の一念が変わった瞬間でした。
先輩ママからの一言
★“幸福のカギ”は、何があっても絶対に負けないという確信の中にある。
一度は負けたように見えても、それは一時的なものである、との信念で戦い抜けば必ず勝つはず。
困難を経験しただけに、果実は大きいだろう。
★「団結」「友情」「独立」「勇気」「他者への配慮」
この五つの原則は、平和と共生の地球社会を創造するために尊重すべき理念だ。
フィリピンの独立の父・英雄・ホセ・リサールの遠大な夢

「現代人の義務は、人間性の回復にある。なぜなら、人間が一度(ひとだび)その尊厳を取り戻せば、不幸な人が減り、幸福な人々が増えるからである」
★大学と大学の学術交流こそ、国家間の複雑な政治・経済次元の葛藤をも超克して、理解と信頼の人間主義の結合を築き上げていく最も普遍的な力である。
★如何なる反証があろうと、平和は、人類の手に届くところにある。
★人類社会の紛争の根本的原因の根絶のために尽力する。













礼はその最高の姿として、ほとんど愛に近づく

2014-10-03 07:07:05 | 受けとめる力
★「一は万の母」
一人の人を大切にする。
この平易な言葉のなかに、生命の尊厳を説く思想と哲学が凝縮されている。
「一人を大切にする実践のなかに、未来を開く、新しい人間の連帯が創られていく。
★まず、知ることだ、そして「受けとめる」ことだ。
理解すれば信頼も生まれるし、敬意も生まれる。
如何に人を励ますことができるかだ。
★人間に対する深い洞察と人間の心を揺さぶる生命哲学。
“希望”こそ、地球変革における全ての運動の基盤となる。
希望とは=平和を実現できるという確信。
★意見の相違や多様性を克服力として、寛容の精神が重要。
★「世界市民教育の推進」
勇気をもった人材を育てることが教育の目的。
子どもの無限の可能性を信じ抜く。
★持続可能な地球社会を築くという希望を信じ抜くこと。
★マナーとは、相手の立場になって考える“思いやりの心”
礼はその最高の姿として、ほとんど愛に近づく「武士道」より新渡戸稲造













[つながり格差]が学力格差を生む

2014-10-03 06:41:26 | 受けとめる力
大阪大学大学院の志水宏吉教授の説である。
学力テストの結果と親の「離婚率の低さ」「持ち家率の高さ」「不登校率の低さ」が関係していた。
学力格差の背景には、経済格差よりも、人とのつながりの格差の方が、大きな影響を与えていると志水教授は考えた。
遺伝子よりも、育った環境の方が圧倒的に影響を与える。
「私、どうせバカだから」と言う人がいるが、これが学力が遺伝することを前提にした考え。
環境を変えることで、どの子も学力は伸びる。
同じ親から生まれたきょうだいをみてもそうだ。
たとえ双子であっても、多くのきょうだいが、学力に差がある。
親の扱い方、触れ合う大人や友人、違った学校に通ったりするため、同じ親から生まれても学力に差が出る。
群れる中で多様な人との関わりを持ち、学びの意欲も高められていく。
都市部では、群れる機会が損なわれている。
親自身はよい人とのつながりを持つこと、親が孤立しないことだ。
親にいろいろな知り合いがいることが、子どもの学力向上にも通じる。
努力して勉強している大人の姿勢は、最も子どもに刺激を与える。
本好きの親を見ながら育つと、子どもも本好きになるといった、シンプルな話だと思う。