Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

37歳で医者になった僕

2012-04-11 15:23:15 | テレビ番組全般
脱サラして37歳にして医者になった人の話。

草剛主演の「僕」シリーズの新作ということらしい。
ということで、その「僕」シリーズらしい今回の主役もまさに草剛のはまり役。
らしい役である。

ただ、特別に面白そうな要素も感じられず。。。
ありがちな普通の病院モノの感じも。

次回で面白みが増さないと、頑張って見なくても良いかな程度の作品か。

皐月賞の展望-その3

2012-04-11 09:10:35 | G1
オッズバランス編。
寸評。

弥生賞組。

まず。
最重要ステップレースであるのがこの弥生賞。
皐月賞と同じ舞台、同じ距離。皐月賞までのローテーションにも余裕があるから、
このレースを使うのが理想であるから。
桜花賞におけるチューリップ賞的なレースである。
しかし、チューリップ賞をステップにする馬が桜花賞で活躍するのは紛れもない事実であるが、
桜花賞の勝ち馬が活躍するわけではない。
同じことが弥生賞にも言えていて、弥生賞組が皐月賞で好走馬を出すが、
弥生賞の勝ち馬は皐月賞では勝てないパターンが多い。
特に近年で言えば、主要(好相性の)ステップと言えなくなってきている。
基本、ここをステップにする上では超一流級と思えるような馬ではないと勝てない。
たとえば近年で言えばディープインパクト、ヴィクトワールピサなど。

弥生賞はその時点での世代のエース格が出るのでその馬との対戦を避けるため、
頭数が少なくなる。それは数頭を除き、レベルの低い馬が集まっているとも言える。
またスローになりやすいこと。
それに対して皐月賞は基本フルゲート。
各ステップの上位馬が出てくるわけだから、当然、弥生賞よりも強いメンバー構成になる。
そして、そういうメンバーだから弥生賞よりは基本的に大幅に勝ちタイムが速くなる。
その辺に対応できない弥生賞組は皐月賞で潰れる。

弥生賞で通用するのは速い流れに対応できる底力がある馬。
ある程度好位に付けながら粘り強く切れる脚を使える馬でないと通用しない。
それはどのレースをステップにする馬にもいえることではあるが。。。

今年の弥生賞は多頭数となった。
これは珍しいこと。
これの意味することはその年のエース格と考えられる馬が出てこないので、
どの陣営も色気を持って参戦してきたということ。
要はこのレースに真のエース格はいなかった。

しかも(やや重発表だが)道悪馬場でかつ内が断然有利な特殊な馬場条件。
おそらく良馬場で行われるだろう皐月賞とは多頭数こそ同じであるが、
このレースで求められる条件と皐月賞で求められるものはまったく違う。

それを踏まえて。
1着コスモオオゾラ。
内目の枠からインの好位を追走。
絶好のポジションでレースが出来た。
このレースでイン伸びの馬場と道悪を1番見方にした1頭であっただろう。
その前の共同通信杯ではゴールドシップ、ディープブリランテに完敗しているし、
その他のレースから見ても、G1で通用する能力には疑問がある。

2着トリップもほぼコスモオオゾラと同じような位置取りから同じように伸びての2着。
これも恵まれた1頭。
ラジオNIKKEI杯では上位3頭とは実力の違いを感じさせていたし、
その他で破った相手もかなり弱そうな相手である。
ラジオNIKKEI杯で先着を許したアダムスピークには弥生賞では先着したことになるが、
先述の通り、特殊な条件でのレース。
このレース自体の着順は参考外の意味もあるし、崩れてない実績は評価できるものの
G1級のスケールには疑問が残る。

3着アーデント。
中段の内からそのまま内を突いて伸びて着ての3着。
内を通って伸びてきたので、これも恵まれたわけだが、それでも上位2頭よりは
位置取りが悪い中でのものだから、こちらはそれなりに評価は出来る。
この馬もこれまで崩れたことはないし、父ディープインパクトだから、
馬場が良くなった条件とG1での底力ならば、上位2頭よりは1枚上だろう。
勝ち負けは微妙も3着候補くらいならば考えておきたい馬。

8着アダムスピーク。
ラジオNIKKEI杯を勝ち、弥生賞前までの段階ではトップレベルの1頭と考えられていた馬。
特にラジオNIKKEI杯はクラシックの最重要レースの1つといっても過言ではない出世レース。
そこで快勝していたから、ある意味、この時点で実績面でいえばトップの位置にいたと言っても良い。
ただ、同時に人気薄での勝利だけにフロックと思われた部分もあった。
結果は惨敗。
不利な外を回されたこと。直線、多少追いにくくなったこともあった。
敗因はそこに求めることも出来るだろうが、G1級の力があれば、あそこまでは負けないような気がする。
ラジオNIKKEI杯の見た目完勝も内で巧く脚を溜めれるレースをしてのもの。
ねじ伏せるように勝ったわけではなく、巧く隙を突いて勝った印象もある。
良馬場で巻き返しの可能性も、父ディープインパクトの期待もあるが、G1級の底力には疑問が残る。
あとはどこまで人気を落とすのか次第。人気があまり落ちないような妙味はなく軽視で良いだろう。

9着ジョングルール。
後方からの競馬で不利な大外を回って、それでも外から良く伸びてきていた。
このレースで(皐月賞登録馬の中で)1番評価すべきはこの馬だろう。
それまでの3戦も下級条件のレースとはいえ、レースぶりに大物感があった。
そもそも中山向きではないが、嵌れば一発のタイプだろう。
抽選待ちだが、出走してくれば一応注意を払いたい。


スプリングS組。

弥生賞と並ぶ主要ステップレース。
距離が短い分、また多頭数になりやすい分、流れも速くなるし、皐月賞に近いレースが
経験できるから、ある意味ではこのレースでの能力はそのまま皐月賞に通じる部分がある。
どちらかと言えば弥生賞はその着順が当てにならないのに対して、スプリングSは
着順は大いに意味を持つ場合が多い。

1着グランデッツァ。
道悪は必ずしも良いとは思えなかったし、馬の出来も叩き台の意味もあって、
余力を残したトライアル仕上げだったと思う。
2着ディープブリランテを除けば、その他の有力馬は道悪はまったくダメだった事も
あったにしても完勝だった。
ラジオNIKKEI杯も直前で一頓挫あっての出走で状態は良くなかったはずで、
それでいて自分から動いて他馬を潰しにいくレースをした。
結果、最後止まって3着となったが、状態を考えれば、レース内容は1番強かったし、
スケールの大きさを感じさせた。
札幌2歳Sではゴールドシップ、マイネルロブストに快勝もしているし、
まだ底はまったく見せていない部分がある。
世代トップレベルにあるのは間違いない馬。
ラジオNIKKEI杯、スプリングSよりは順調ならば大幅に上積みが見込めるはずで、
ここまでのステップからしてもクラシックの王道を進んでいる。
皐月賞で如何にも活躍する馬だと思える。

2着ディープブリランテ。
道悪だったとはいえ、衝撃的に強かった2歳時の東スポ杯での完勝。
それを思うとこの2戦は物足りない。
特に道悪だった前走は馬場適性で有利と思われたレースでグランデッツァに完敗。
グランデッツァとは力差を感じさせる印象。
前々走では有力候補のゴールドシップにも完敗しており、立場的には1ランク以上下がった感がある。
ただ、この馬にもしても目標はこの皐月賞。
この2戦でゴールドシップ、グランデッツァには決め脚では勝てないのは明白になったので、
今回は勝つために速めに動いて後続の脚を封じる作戦が有力だろう。
折り合いの心配もあるが、展開を見方に出来る部分と他の有力馬よりは開き直ってレースが出来る立場。
その辺にチャンスがないとは言えない。

3着,4着のロジメジャー、サトノギャラントはG1では底力不足だろう。

ここからは7着マイネルロブスト。
道悪はまったくダメのようだ。東スポ杯に続き、まったく走らなかった。
それを除けば、朝日杯2着をはじめ、それなりのレースをしているから、
人気をないこと前提に3着候補には考えてもいいかもしれない。


若葉S組。
1着ワールドエース。
このレースはワールドエースとの対戦を避ける意味もあって、メンバーは相当に弱く、
当然の楽勝だった。
この馬を評価に値するのはきさらぎ賞。
2着以降にヒストリカル、ベールドインパクト、ジャスタウェイと後に重賞、
オープン特別の勝ち馬がずらり。
それなりの実力馬に完勝した。
瞬発力では世代ナンバー1か。
ここまでのパフォーマンスからグランデッツァとこの馬が2強。
皐月賞のオッズもそうなるだろう。
そしておそらくこちら1番人気。
実力は疑う余地はない。
あえて言うならば、ローテーションだろう。
若駒Sを取りこぼしたため、賞金加算の為に中1週できさらぎ賞に出走。
陣営は若駒Sに勝っていれば、きさらぎ賞には使わずに、弥生賞を目指していたらしい。
それをきさらぎ賞を使ったために、間隔が詰まった弥生賞を使う事を避け、
皐月賞と間隔の詰まったスプリングSで輸送をさせるのにも不安を感じて、
若葉Sに出走となった模様。
明らかに陣営の理想のローテーションではないということだけは言える。
また、近年の過去の皐月賞連対馬の傾向を見ても、上位人気に押されながら、
関東への輸送を経験していない馬はいない。
年明けに中1週でレースを使っている馬も(ほとんど?)いない。
レース内容は高く評価できるが、皐月賞で来るタイプではない。
それを払拭してしまうほどのスケールがあるか?
超一流にはデータや傾向は通用しないので。


その他の路線。

共同通信杯1着のゴールドシップ。
強敵と思われたディープブリランテに快勝。
それまでも一定の評価はされていたが、さらに評価は上がった。
札幌2歳Sでグランデッツァの2着。ラジオNIKKEI杯では一応、グランデッツァに先着。
能力は世代上位は間違いないだろう。
ただ、皐月賞へ向けてのローテーションとしては間隔が開きすぎ。
皐月賞で手を抜くわけではないにしても陣営の目標はダービーであるのは明白のローテーション。
共同通信杯こそ、少頭数もあって前に行けたが、かなりやっとで付いていけた感じ。
出遅れ癖もあるし、基本的には反応の良いタイプではないから、多頭数では
前に付くことはほぼ出来ないタイプで、枠順、展開にもよるが、基本的には後方からしか
レースが出来ないことが考えられる。
少なくとも脚質から考えても皐月賞タイプではない。

すみれS1着のベールドインパクト。
このレース自体は相手弱化で皐月賞を狙う馬ならば勝って当然のレースだろう。
ただ、きさらぎ賞でワールドエースに完敗している点でランクは落ちる。
一応、近走は前に行けるようになったので、立ち回りが巧くいけば多少望みはあるかもしれない。