Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

桜花賞の回顧(まとめ)

2012-04-08 18:12:55 | G1
良馬場でも重いタフな馬場。
勝ちタイムは例年より1秒程度は掛かる馬場だろうから1.34.6のタイムは悪くない。
同日の1000万クラスがスローだったこともあるが1.35.2。
上々の評価は出来るだろう。

勝ったのはジェンティルドンナ。
前走は体調イマイチは明白。
それに対して、今回は乗り込みを入念に行い最終追い切りでは坂路1番時計。
まさにG1仕上げ。
それを結果に結びつけた。
このレースに関しては着差以上の完勝だろう。
ただ、腹が巻き上がっていて一杯に仕上げた印象。
だからこその勝利でもあるが、このレースでのダメージは大きいかもしれない。
オークスに向けては距離延長は距離適正は別にして、折り合えるタイプという意味と
個体能力上位であるから、好勝負になると思うので、桜花賞のダメージを如何に回復させるかだろう。

2着ヴィルシーナは前に行った3頭が事実上のペースメーカー。
後続勢が強烈な上がりの脚が使えないタフな馬場では絶好の4番手だっただろう。
勝ちパターンに持ち込んだかに見えたがジェンティルドンナの決め手に屈した。
それでもアイムユアーズに交わされそうなところを、また突き放したあたり地力はある。
そもそもマイルがベストの距離とは思えないタイプ。
2000mで勝利、東京競馬場でも勝利(関東への輸送経験済み)がある。
オークスに向けては視界良好な結果だろう。

アイムユアーズは上位での競り合いに持ち込んだが3着に屈した。
最後は距離適正と底力の差か?
それでもここまでの安定感の成績は立派。
世代上位の力はある。
と同時にG1を勝ち来るまでの力はないのかもしれない。

4着サウンドオブハートはジェンティルドンナと追い比べになるシーンもあったが、
あっさり突き放されてしまった。
トライアル(ステップレース)を使わない(使えなかった?)ローテーションは
基本的には相当不利であり、その辺も大きかっただろう。

アイムユアーズ、サウンドオブハートはオークス優先出走権を獲得したが、
オークスは向かない気がする。
陣営はどうするのだろう。
NHKマイルCに回るのか?

ジョワドヴィーヴルは6着。阪神JFのようには伸びなかった。
体がない馬。タフな馬場は少なくとも現状は条件が合わないだろう。
それでも、見せ場は作れなかったが上位の上がりの脚は使えていた。
前走が揉まれた事。多少速めに動いた事で、陣営(福永)には脚を溜めて末脚に賭けたい
心理が強かったのだろう。
結果的には下げすぎで勝てるポジションではなかったと思う。
もっと強気に前に行っていれば勝てたかは別にして上位3頭と肉薄するくらいの
レースは出来ていたのではないか?
完全な力負けではない部分はあった。
東京の馬場が軽い馬場ならば、距離延長はプラスだろうから、オークスこそ巻き返しはあるかもしれない。
ただ、普通の馬ならばこの2戦の惨敗で人気は急落するのが妥当であるが、
おそらくジェンティルドンナ、ヴィルシーナと人気を分け合う存在になりそう。
そうなっては手は出しにくい。


まとめ
連対馬の傾向
残っていた2頭だった。


3着馬の傾向
一応、残っていた馬だった。
(絞って脱落)


傾向のまとめ
トライアル戦で人気になりながら、手ごろな負けをした馬が巻き返すのは
桜花賞の王道のパターン。
ジェンティルドンナは如何にも桜花賞で来るタイプ。
当然の巻き返しであった。

逆にアイムユアーズなどフィリーズレビュー組、パララサルーなどアネモネS組。
ついでに言うと回避してしまったがチューリップ賞を伏兵で勝ったハナズゴール。
間隔を開けて使ったサウンドオブハート。
これらは桜花賞ではほとんど来ない馬。
アイムユアーズが3着に着たが、逆に3着が限界。
傾向からいけば、この手の馬はまず来ないと考えるのがベター。


オッズバランス編
ジェンティルドンナの2番人気は過剰人気。
それでも自分も本命にしたのだが・・・
前走4着の馬が3番人気を大きく離した2番人気とは信じがたい。
普通ならば2番人気、3番人気はアイムユアーズ、ヴィルシーナ。
その次あたりにジェンティルドンナが来るのが妥当だと思う。


馬券は・・・
上位4頭BOXが勝負馬券。
なので、保険の馬蓮が当たったのみで、実質惨敗。。。
3連単は購入直前で悩んだ末、フォーメーションの2着にヴィルシーナを外してしまってハズレ。
買うつもりでいたのに。。。
馬券のセンスがない???

桜花賞の見解...

2012-04-08 00:10:05 | G1
ずっと雨の影響を受けて行われてきた阪神。
芝丈も長めとあって、ずっと時計の掛かるレースだった。
阪神でのトライアルレースも良馬場でもタイムは上がらなかった。
しかし、今週は初めて直前の雨の影響を受けない馬場で行われそう。 
トライアルは有力馬は試走の意味合いもあったりしているから、基本はトライアルの順位は参考外と考えたい。
本番の桜花賞で如何に上積みがあって劇走しそうな馬は?
 
本命は(2番人気になるとは思っていなかったが)ジェンティルドンナ。
チューリップ賞は中間に熱発があり、順調さを欠いての出走。
陣営はその影響はないとしていたが、出来は良くなかったことは明白。
レースも岩田は目一杯追った感じがなく無理をしなかったような内容だった。
結果的に外の方が伸びていたし内枠も良くなかった。
それで凡走することなく、2,3着馬のあとに肉薄しての4着。
まさにトライアル(試走)の仕上げというレースぶり。
本番に向けて変わり身を見せそうな理想的なレースだった。
今回は中間入念に乗り込めているし、最終追い切りは一杯に追って本気仕上げを感じる内容。
出来も確実に良くなっているだろう。
一応、牡馬相手のシンザン記念を完勝しているから、能力は世代上位であることは確かだろう。
一つ上の全姉のドナウブルーがクラシックシーズンで不甲斐なかった印象があって、
G1での底力に不安もあるが、ドナウブルーよりはスケールは上だろうし、
姉とは違う活力があると期待したい。
 
対抗はジョワドヴィーヴル。
阪神JFを圧勝した2歳女王。
それを考えると仕上げ途上にしても前走は物足りなかった。
それでも重い馬場、馬群に入れてのレース。
初めての経験で戸惑った部分も。
状態に関しては上がってきていると思われるし、それに今回は外枠。
スムーズに外を回って来れれば、前走のようなことはないのではないか。
ただ、本当にそれだけなのか半信半疑な部分もあるし、それでも人気の一角。
妙味はないので対抗に留める。
 
単穴はオメガハートランド 
前走フラワーCはようやく実力を発揮した感じの完勝。
スローに泣かされたフェアリーS、クイーンCの鬱憤を晴らした形になった。
まだ底を見せていない部分もあると思うので、能力的にはG1で通用するだけのものはあると見る。
また、フラワーCが不良馬場でのものだから、あまり評価されない向きもありそうで、
妙味という意味でも期待できる。
 
秘密兵器(☆)はイチオクノホシ。
前走は外枠も良くなかったし、急遽乗り替わったのも良くなかった。
外枠から勝ちに動いて最後止まった形になったが、無理に脚を使ったレース内容。
丁寧にレースをしていれば結果は違ったし、何より1400mは短い印象がある。
今回、距離が伸びるのは良いし、脚の使い方次第で一発の可能性は秘めている。
前走、適度な負けをしているのも好感が持て、人気を大きく落としそうな立場一発の魅力がある。
 
あとはヴィルシーナ。
マイルは本質は短いイメージがある。
またG1を勝つまでの決定力のある脚はない感じはあるが、相手なりには走りそうなタイプ。
勝つイメージはまったく沸かないのだが、上位争いは可能だろう。
でも、4,5着タイプの気もするが・・・
 
あとは保険の抑え。3着候補とする。

以下、印の通り。

◎10:ジェンティルドンナ
○17:ジョワドヴィーヴル
▲03:オメガハートランド
☆09:イチオクノホシ
△15:ヴィルシーナ
×11:アイムユアーズ
×02:エピセアローム
×12:プレノタート
×14:トーセンベニザクラ