小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還がいよいよ近づいてきました。
なんと、あと4日です
ということで、メディアのほうも色々騒がしくなってきました
明日6月10日は、NHKの人気番組「クローズアップ現代」(総合19:30~19:56 BS2、24:15~24:41 )にて
傷だらけの帰還~小惑星探査機「はやぶさ」~(仮題)が放送されます。
よ~し、見るぞ!! 録画もするぞ!!
放送の内容は、「はやぶさ」に惹きつけられる魅力に迫るってものらしいです。
7年にも及ぶ小惑星イトカワへの往復飛行。
その間に幾多あったトラブル そのつど想定外のトラブルを乗り越えてきた「はやぶさ」と、地球から支え続けた日本の技術者たちの決してあきらめない姿。
一か月以上、通信が途絶した際、広大な宇宙空間で行方不明になった「はやぶさ」を探し続けた「執念」
小惑星への着陸の際に受けたダメージで、機体がバランスを失ったとき、地球に戻るための貴重な燃料ガスを機外へ放出して立て直した「決断力」
そして、4つあるエンジンのすべてが正常に作動しなくなると、壊れたエンジン同士を組み合わせて復活させた「知恵」
私自身、最後のエンジンがダメになった時、これはもう終わった~って完全に諦めましたから。
それがマサカマサカ。。。。
自分のダメな所を補い合ってなんて、浪花節みたいじゃないですか
残された機能をフルに活用して、地球を目指している「はやぶさ」からは、とてつもない勇気を感じます。
行って帰ってくるこれだけでも、とてつもない偉業なんですが、実は「はやぶさ」はお使いを頼まれていました。
その「お使い」とは・・・小惑星イトカワの岩石をカプセルに回収して、そのカプセルを地球に届けること。
どうやって届けるかって
カプセルを落とします。
うまくいけば、高度約10キロでパラシュートが開き、カプセルは秒速10メートルまで減速してオーストラリア南部ウーメラ砂漠に着地します。
夜空に描く光跡と、カプセルが発する電波を頼りに着地地点を推定し、捜索隊が夜明けとともに探索を始め、カプセル回収
これで「はやぶさ」の役目は終了です。
もしも、カプセルの中に何か入っていたら、それは米・旧ソ連の「月の石」以来で、小惑星からは初めての事になるらしいです。
そしてそのカプセルの中にサンプルが入っていたとするとそれは太陽系起源の謎に迫る貴重な資料になるとのことです。
ではカプセルがとっても大事で、回収は広い砂漠の中から今度は人間の力で探さなくてはならないってこともわかったけど。
私としては、カプセルの中からは煙だけでもいいかな。
浦島太郎さんみたいにね。
それよりも気になるのが「はやぶさ」本体のほうですよ。
「はやぶさ君」はどうなっちゃうの?
「はやぶさ君」はカプセルを切り離して・・・・
今はそんなこと考えないで、とりあえず50億万キロの旅を終えて、美しい故郷の地球の姿を見せてあげたい気持ちでいっぱいです。
あと、190万キロだよ~って叫んでも、やっぱり宇宙物って単位が大きすぎて、なんだかよくわからなくなってしまいます~