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メンデルの法則の発見にエンドウが使われた理由

2016-03-18 | 豆類
赤花絹サヤの花が 沢山咲いています
寒冷紗ネットで 防鳥対策をしていますが ちょっと心配なのは 豆の花の受粉のこと

もし虫が花粉を運ぶ 虫媒花だったとしたら ネットを掛けていたら 虫がきてくれませんから…
風媒花だったとしても 寒冷紗ネットは 目が細かいから 風を防いでしまうかもしれない…

と 悩んだあげく そうそういつまでも 防鳥ネットを掛けてはおけないのだから
試しに 少しだけ 外してみて 鳥が 来るかどうか 様子を見よう…と思ったのです

それで 寒冷紗の裾をめくっておいて しばらく 様子を見ることにしました

さて どうなることか~???


もう一つ エンドウの花の受粉の仕組を 調べてみなけりゃ…と 見つけたのが コレ↓ 以下引用


エンドウなどのマメの仲間の花は5枚の花びらで出来ています。
上にある一番大きい花びらを旗弁、その下に左右対象に付いているのが翼弁、下の2枚が竜骨弁です。

エンドウでは めしべもおしべも竜骨弁に包まれていますが、しっかりと包まれているので、
虫はめしべやおしべのあるところに入り込めません


どうやってマメができるかと云うと、自分の花粉をめしべに付けて受粉し、マメを作るのです。
エンドウでは花が咲く頃には受粉は終わっています

同じ植物の花粉で受粉する場合を 自家受粉と云い、
その中でも 同じ花の中の花粉で受粉する場合を自花受粉と呼びます。

エンドウは自花受粉をするのです。
つまり、エンドウは虫媒花ではないのです。


エンドウで思い出すのは、メンデルの実験ではないでしょうか、
メンデルはエンドウを用いてかけ合わせの実験を行い、遺伝の法則を見つけました。

メンデルはたまたまエンドウを実験に用いたのではありません。
実験を始める前に、どういう植物を材料にすべきか検討しました。

幾つかの条件を満たすことが必要と考え、材料を選んだのですが、
その一つの条件に、“他の植物の花粉の影響を受けないこと”をあげ、
この条件を満たす材料として、虫がめしべやおしべに近付けないエンドウを選んだのです。

メンデルの実験は、実験そのものも、きちんとした計画によってなされたものでしたが、実験にかかる前の準備も検討しつくされたものでした。

JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2008-08-11

ヘーッ!  メンデルの法則の発見に エンドウが使われたのには ちゃんと理由があったのですね!
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