ようやく暖かい日が続くようになりました。
数日前、下着を薄いものに取り換えたら、身も心も軽くなった気分です。
もう季節は初夏、陽射しが暑い!
さて、就職するにもパソコンは必須。
そう云われてパソコン教室に来られる方が少なからずいらっしゃいます。
仕事にもさまざまな種類がありますから、すべての職場でパソコンが必須とは思えません。
仮にパソコンが必要だとしても、キーボードからデータが入力できればいい。
という仕事が大半のようにも思えます。
一方で、もっと高度な使い方が要求されているのかな、とも考えたりします。
コンピュータでもパソコンでも企業などで使う一番の目的は業務の効率化。
仕事の手順を標準化して、コンピュータで処理できるようにする。
そうすれば、専門の業務知識を持たなくても仕事ができることになります。
こうした仕事の画一化、規格化はたしかに業務の効率化をもたらすでしょう。
ただ、それが仕事の喜びや幸せ感につながるかとなると、たぶん、そうはいかない。
もともと仕事は苦役と考えるならそれもいいのですが、仕事に充実感を味わいと願うなら地獄でしょう。
IT社会によって仕事の効率化ではなく、人間の効率化が進んでいるのかもしれません。
多数のマニュアル人間と少数の非マニュアル人間の2極分化。
非正規雇用の増加は、IT社会がそれを可能にした一面があると考えることもできます。
もともと喜びも幸せ感も、あるいは新しい工夫も思いつきも数値化できないものです。
アナログである人間の知性や感受性の向上にコンピュータはどれだけ寄与しているのか。
長年、そして今もまだ心にひっかかっている疑問です。