ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

粛々はお好き?

2015-04-10 | 日記

 

粛々と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、鞭声粛々夜川をわたる・・・・川中島の戦いでしたか。

敵に気づかれないよう夜陰に乗じ、鞭の音も立てずにひっそりと馬で川を渡る。

静かに、静かに、という状況で使われる言葉でしょう。

 

もっとも、ふだん着の言葉としては、静粛とか厳粛とかのほうが耳に馴染んでいます。

ちょっと形式ばった時に、粛々、となるのかもしれません。

ただ、いずれにしても、「目線」ということが関係する言葉ではない気がします。

 

なのに、沖縄県知事はなぜ「上から目線」と言ったのか?

そう言われたほうも、それが不快ならこれからは「粛々」使いません・・・・。

こちらがあっさりと引っ込んだのは、事を荒立てたくない、こじらせたくないからでしょう。

ついでに、首相までもが「粛々」と云えなくなったオチまでつきましたが。

 

ここからは、わたしの勝手な推測。

県知事は言葉ではなく、相手の人を見下すような態度が気に入らなかったのでしょう。

それをあからさまに云うと人格攻撃になる、だから、言葉に結びつけたというわけ。

 

あんたの態度がデカ過ぎるんだよ、あんたはそんなにエラいのか?

と言いたいのですが、そう言ってしまってはケンカになるので、言葉にかこつける。

考えて見たら、よくある手ですけどね。

 

それにしても横柄な態度と云うのは、人を不快にさせます。

もともと横柄な人が、粛々という言葉を使って話したところで、真意は伝わりません。

というより、心底から誠意を持っているなら、横柄な言動などしないと思います。

 

地元の理解を得ながら、と口では言いながら、問答無用という本音が透けて見えます。

だから粛々という言葉も、上から目線で聞こえてしまうのでしょう。

そういえば、政治家、官僚、企業の社長くらいですかね、粛々がお好きな人たちは。

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