国境なき記者団の発表によると、日本の報道の自由度は、世界180か国中、72位。
前年の61位から大きく後退しました。
今の政権、こんなところでもマイナス貢献をしているようです。
これは専制君主の開発途上国並みの順位のようです。
日本のマスメディアは強大な権利を行使している。
その割に、政府に対してはべったりで、国民に不都合な機密を暴く態度が見られない。
ネットで、国連の「表現の自由」特別報告者のニュースリリースを読みました。
1週間ほど日本に滞在して、「表現の自由」を巡る状況を調査。
離日にあたって、日本外国特派員協会で会見した主な点は・・・。
放送法や特定秘密保護法の改正が必要。
政府機関と癒着構造にある記者クラブを廃止する。
メディア横断組織を作って政府からの独立性を強化する。
国内でも心あるジャーナリストが主張していることが、改めて裏付けられたようです。
取材対象が、ほとんど「匿名」を条件に情報提供をしてくれた。
と言っていますから、やはり政府の圧力がかかっているのでしょう。
電波停止発言で物議をかもした総務相には取材を申し込んで断られた。
キャスターの降板についても関係者に訊いたが、結局はよくわからなかった。
ただ、政府に厳しい意見を言うキャスターの同時期の降板は異例、という声はあった。
自民党の憲法草案にも言及がありました。
「公の秩序」や「表現の自由」と関連する規定には問題がある、と。
いずれにしても、このような調査報道がネットでしか知りえないところが残念。