負けるが勝ち、という言葉は英語にはないようです。
たしかに、逆の意味の言葉をつなげただけでは、わけがわかりません。
負けることが勝つことだ・・・いったい、どういうことだ、それは?
Google翻訳のお世話になってみました。
負けるが勝ち、と入力して、英語に翻訳すると、Lose but winと表示されます。
う~ん、ちょっと違うよなあ。
これだと、試合には負けたけれど、勝負には勝った、というような場合かも。
そうだ、無知の知、という言葉もあったぞ。
これまた英訳してみると、Ignorance of knowledge。
直訳そのものだけど、これで通じるのかどうかはわかりません。
負けるが勝ち、というような言い方をオクシモロン=撞着語法というようです。
無用の用、なんてのもそうですね。
論理的には矛盾した言い方ですが、それによって大事なことに気付かせる働きがありそうです。
そこまでは何となくわかるのですが、その先となるとよくわかりません。
勝負に拘る気持ちを捨てよ、ということなのか・・・。
それとも、争えば勝ち負けが生じるから、争うこと自体を避けなければいけないのか・・・。
そういえば、無抵抗の抵抗、というものもありました。
インドのガンジー、暴力には暴力で抵抗することはしないが、服従もしない、という形の抵抗です。
矛盾撞着・・・の知恵を活かしたい時代のような気がします。