フィンランドの教育についてのネット記事を読みました。
北欧の小さな国ですが、持てる資源のほとんどを教育に注ぎ込んでいるといいます。
人材こそ国の財産、子どもの可能性にかけ、国を担う次世代の人間を育てていく制度です。
文系教育など不要、実利教育だけでいい、などという国とはえらい違いです。
大学までの学費は無料、基礎教育での共通学力テストもなく、授業時間も短い。
それでも国際的な学習到達度テストでは、いつも上位の成績を占めている。
それらは1960年代に始まった冒頭の教育改革の成果だといいます。
目標は、すべての生徒に公平に教育をするということ。
男女、家族の背景、財力は関係なく、万人に教育の機会を与えることを全政党一致で決断した。
日本で同じ制度を導入してもうまくいく保証はないのでしょうが、と女性の文部科学大臣。
でも、教育の課題は同じはずで、1つ目は人生の目的を持ってもらうよう学校で教えること。
2つ目は、もっと知りたいという好奇心を持ってもらうということ。
3つ目は、子供たちがお互いを理解しあえるような雰囲気を作り出すこと。
要は、どの人間も大事だということをわかってもらうためだといいます。
また、生涯学習が大事、いつでも学べるよう学校が門戸を開けておくことが必要。
これらの教育の基礎として必要なのは人間の信頼関係。教師を信頼し、生徒を信頼すること。
モニタリング(教師や子どもに対する評定)もやっていない。
でも、教師への尊敬度は高く、学生たちの憧れの職業の一つになっているようです。
なんていう話を読むと、日本の教育状況とは大きな差がありそう。
記事中に、アングリーバードが出て来て、聞いたことがあるぞ。
ひと頃、iPadで盛んにやっていたゲームでした。
デジタル教育にも力を入れていて、ゲーム産業も盛んなんだとか・・・。