カウンターの上に一枚のメモ。
「心を偽って生きている大人ほど物事を曖昧に穏便に済ませる」
カミさんの字で書いてあって、これは何だ、わたしへの当てこすりか?
訊くと、新聞にあった言葉で、そのとおりだわ、と思ってメモしておいたそうな。
たしかに、まあまあ、で済ませることも多いけれど、必ずしも心を偽っているわけではない。
とはいえ、ほんとのところをはっきりさせない面はあるかもしれない。
独首相が来日して講演、原発廃止を決断にするに至った心境を明確に語りました。
その決断をさせた国では、事故調査も曖昧なまま、なし崩しに原発再稼働へ。
政治家としての力量の差、と言ってしまえばそれまでですが、残念なことです。
下衆の勘繰りかもしれないが、たぶん、原子力の技術を手放したくないのでしょう。
いずれ核兵器を開発して保有するために・・・・となれば、この人も心を偽っている大人か。
侵略戦争の定義はない、という曖昧な言葉も、とても誠意のある言い方とは思えない。
過去の歴史と正直に向き合うことが必要、という言葉も耳に痛い。
その場限りでお茶を濁して来た国と、自国が生んだナチズムと徹底的に対峙してきた国。
一方で、近隣諸国との友好、融和によって支えられてきたという感謝の念も忘れない。
日本でも、もっと知性、教養、寛容さに富んだ度量の大きいリーダーが欲しいねえ。
3月10日、11日と災害メモリアル・デーが続きます。
災害と一括りにしましたが、70年前の東京大空襲は明らかに人災。
4年前の東日本大震災、これは地震と津波の自然災害と原発災害で、後者は人災か。
今頃になって、復興に全力を尽くす、とか何とか言って、空々しいわね、この男。
それだって、いま、節目の時だから受けるだろう、だから言っているだけ。
なんで、こんなクズ男の支持率が5割近くあるのよ。
と、カミさんの舌鋒は止まらない・・・・助けてください。