ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

原発止めて、何か不都合でも?

2014-05-23 | 日記


大飯原発3、4号機を運転してはならない。
地裁での判決が出ました。たぶん上告審で覆るのでしょうが・・・・。
ネットで、その判決要旨を読んだら、国富の損失、という言葉が出てきました。

電力会社は原発稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張する。
が、多数の人の生存の権利と、電気代の高低とを並べての議論、判断は法的に許されない。
豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富である。
原発停止で多額の貿易赤字を出しても、これを取り戻せないことこそ国富の損失である。

以前から、政権の原発推進は、ほんとうに国益に適うのか、という疑問を持っています。
原発の低コストにしても、万が一のことを想定していないコスト計算にしかすぎません。
その万が一のことに対しての想定が甘い、楽観的すぎると、判決も指摘しています。

人が生きていく上での判断基準がいつの頃からからかズレ出しました。
この判決は、すべてが経済中心の社会のあり方への警鐘のようにも思えます。
何とかしなくては・・・・でも、どうすればいいのでしょう?

いま、原発がすべて止まっていても、社会はそれなりに動いているわけです。
その前提を忘れて、あたかもあの大事故が無かったように過去へ回帰しようとしている。
書いていて、それって、何かと同じだな、と思いました。

憲法改正の論議。それもまったく同じ構造です。
戦後の平和や安定があったことを忘れたフリをして現状の危機感だけを煽る。
いい加減に底の浅い情念的政策はやめて、もうちょっと国益的な判断を、と思います。

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