半世紀近く前、コンピュータはオフラインからオンラインへ向かう時代でした。
そして本支店のネットワークから、同業間のネットワークへ。
たとえば為替決済のネットワーク、CD/ATMのネットワークなどがありました。
そんな時代に仕事をしてきたわたしには、つなぐ、結ぶは日常のできごとでした。
1つ1つが点の存在ではなく、線としてつながり、線と腺がつながって面になる。
そんなイメージをよく思い描いていたものでした。
コンピュータの世界では、それがインターネットとなってすでに実現しました。
ただ、それは通信規約という一種のモノに支えられているツールにしか過ぎません。
そのツールを手にしたヒトのネットワークがどれほどのものかはまだ判然としません。
モノは規格化、統一化ができますが、人はそれができません。
とくに個人を重視する国であればあるほど、個人をつなぐ共通項を見出すのは難しい。
それを、国家という共通項でつなげようとする動きも時代錯誤の気がします。
志を同じくする、使命を共にする、というのも一つの共通項です。
こうしたネットワークは数多いでしょうし、わたしたちの団体もその1つだと思います。
これは同種結合の世界で、ローカルネットワーク第一ステップ。
第2ステップがローカルネットワーク同士の結合です。
これがなかなか難しい。というのは同種結合が「排他的」な要素も併せ持つからです。
同種だからといって、それをつなごうとすると異種結合になってしまうのです。
いったい、何の話に持って行こうとしているのでしょうか。
実は、来年度から市民活動支援センターが指定管理者の運営から自治体直営に変わります。
そこを地域のNPOネットワーク拠点にしたいと、以前、考えていたことがあります。
改めてそのことを考えていて、実は、拠点という発想そのものが旧いのではないか。
なぜならインターネットには拠点というものがない!
そこにヒントがあるように思えるのですが、考えが煮詰まっていないようなので、いずれまた。
読んだらボタンをポチッと押してね!