近所の寿司屋の前に自転車がズラリと駐輪。
母の日ね・・・・家族親戚で祝っているのかも、とカミさん。
そうだとしたら、他人の家のことながら、ほんのりシアワセな気分になれます。
事親孝行したい時には親はなし。
生きているうちにもっと親孝行しておけばよかった、と思います。
カミさんもご同様の気分になったらしく・・・・でも、後悔先に立たず、です。
東日本大震災後、親孝行商品とか親孝行消費とかの言葉が生まれたようです。
家族のきずなの大切さを改めて感じたことが、そういう傾向を生んだのでしょう。
ヘルパー付きの旅行や家事代行サービスなどが人気だと聞きます。
一方で家族主義や家父長制復活みたいな動きもありますが、これはどうやら時代錯誤的。
親子兄弟他人・・・・愛憎入り混じる関係がこの世の倣い、主義や制度でどうなるものでもない。
遠くの親戚より近くの他人・・・・家族のきずなは決して万能ではありません。
若い時は、どうしても自分の生活が中心になりがちです。
経済的にも精神的にも余裕がなくて、なかなか他を顧みることができません。
ようやく少しゆとりが出来てきて、さあ、恩返し。でも、すでに親はいない。
恩返し、とは古めかしいかもしれませんが、そこには本来、親や他人の区別はないはず。
これまで生きて来られたのも、多くの人たちの支えがあってこそ。
その感謝の気持ちが、いまの自分の行動につながっているのかもしれません。
他人孝行、というとおこがましいですね。
他人様にわたしの親代わりになっていただいて親孝行・・・・といった心境でしょうか。
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